紙の本
EVIL
2021/11/06 23:19
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
裏表交番が面白くなってきました。過去と未来が繋がり柏村巡査の思いが現代の恵平、平野、桃田に事件の解決を頼むことになりそうです。過去から永田刑事が現代にきていることがわかり、カストリ記者が未来から現代に来たようで次元を超えた捜査がはじまり、これからの展開が楽しみです。
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恵平ちゃんシリーズも毎回事件の凄惨さを更新してきます。恵平ちゃん警察学校卒業して正式に警官なったと思ったら即これ。
今回は通り魔と、恵平ちゃんのおじいちゃんが言うところの『盲信殺人』だったしつらい…現実でもこういう事件あるけど理解できない。死者は蘇りません。。
うら交番行っても柏村さんと会えなかったのも初でした。柏村さん出てこなかったなぁ、その代わり恵平ちゃんのおじいちゃんがヒントくれました。若さにギラつく掘北清司さん。平野先輩のスーツは昭和の男性にはとてもハイカラ、柏村さんも平野先輩のスーツ気になってたっぽいし。
恵平ちゃんの勤務先の先輩の山川巡査を、西武ライオンズの山川穂高選手に変換して読んでしまいます。イメージ完全に山川。。
遠くからはるばる息子(の臓器)を大事に抱えて憑き物落としの神社へやってくる老母を想像したら、死者は蘇らないことを解ってても声高に「あんたは間違ってる!」って糾弾出来ないですわたしは…(この人どうかしてるな)と目を逸らして無かったことにして終わりにしてしまいそう。こういう人にも向き合わないといけないからつくづく警察は大変です。現場で対応するのは交番勤務の巡査たちで、刑事は事件の事を遺族に報告しに行ったりその後の捜査したりと何もかも起こった後というのがまた。。この指摘は「確かに」と思いました。被害者が出てからしか警察は対応しないとはいえ(これは困ります)、巡査と刑事はまた違うなぁ。。
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通り魔事件からの生の心臓置き去り事件!
おもてとうらが、なぜ繋がったのか、ラストに向けて、一気に動きだしそう。
次が待たれんわ。
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過去と現代が繋がっていくのが楽しいですね。
しかし、今回は私の苦手な描写が(;^_^A
でも、ケッペイちゃん達も頑張る姿は素敵ですね。
続きが楽しみ♪
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やっと本物の警察官になった早々
恵平の目の前で通り魔殺人が発生
その騒動のあとに届けられた落とし物は「心臓」だった
人の悪意も弱さも優しさも強さも様々なものが詰まっている一冊でした
話がもしかして…と益々面白くなって来ました
次も楽しみ
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シリーズで買っている。
向こうの時代から現代へ来ている人間もいるのではという展開にぞくっとした。
永田の物語とケッペイの物語がリンクする展開が待ち遠しい。
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何だろう、ちょっと不思議だ、というのが感想。
現代の科学をメインとした考えと、昔ながらの土着信仰。
話のメインとして、現代(令和)と昔(昭和)を行ったり来たりのファンタジーを織り交ぜながらがあるので、この話はう〜ん、なるほど。と思うところもあった。
相変わらず事件の起きた直後の描写はエグいけど、前シリーズほどじゃないからまだ許容範囲。
物語がクライマックスに向かってきている。続きが楽しみ。
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ここで終わり?!と思ったけれど、ラストに向けて話が進んでいってるのかな〜。前中後編の前巻って感じだった。
物語は、そう言えばこれ主人公たちが警察だからつい推理やミステリーものだと思っちゃうけど、本のジャンル的には「ホラー」だったね……という内容でした。
幽霊とかそういうホラーではなく、人間がいるからこそ生まれる怖さが恐ろしい。結局生きてる人間が一番怖い、なんだけども……なんだかそれだけでは済ませられないような、どうすることも出来ない怖さもあるというか……。
巻が進むごとに事件のグロさが増していっているので、次巻はどうなることやら……。
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こんなところでto be continuedとは。藤堂比奈子シリーズなら上下巻となりそうな展開。そろそろ大詰めということなのでしょうか。
昭和前半と現代を行ったり来たり、突飛なはずなのに違和感なく、物語に毎度没頭させられます。なぜだか最近狐憑きや悪魔憑きの話に縁があり、これもそうだからビビる。おぞましいプロローグに始まり、憑かれた人を切り刻めば祓えると信じている様子を想像すると怖すぎます。
ケッペーが初心を忘れることはきっとない。死んじゃう伝説は吹き飛ばして、立派なおまわりさんになって。
次、早くお願いします。
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これまでと趣向を変えたシリーズの『幕間』のような作品。
恐らくこれから始まる最終章に向けて、これまでのまとめの位置付けにあたるのではないだろうか。
人間の弱さと悍ましさ、それらに対峙する主人公の心の機微が丁寧に描かれていて、趣きは異なっても好感の持てる一作だった。
作中、無差別殺傷犯が登場するが、現実世界でもこういった事件が頻出している。
コロナ禍に於いて格差社会は益々顕著になり、厳しい境遇に追いやられる人達が後を立たない中、この手の犯罪が増加するのではと危惧している。
子供の頃見たアニメなどでよくある描写に、何かしら選択を迫られた登場人物の頭の周りをその登場人物と同じ顔をした天使と悪魔がクルクル周りながら、それぞれが彼を戒める言葉と悪事を唆す言葉を交互に繰り返す。
人間は自分が不幸だと感じる時、他人に対して寛容になれない。結果、悪魔の囁きに耳を預けてしまう。先のアニメの話の中でも触れたが、甘言を囁きかける悪魔は登場人物と『同じ顔』をしている。
それは悪しき心は誰の中にも存在するというメタファーのように思える。
齢を重ね、正邪を知った上でその狭間に立ち、それでも道を違えない者こそが聖者だと個人的に考えている。このシリーズの主人公にはそういう神々しさを覚える。
そして、そんなシリーズもいよいよ佳境。
物語はどんな風に結ばれていくのか興味津々…
来春の刊行が楽しみ。
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東京駅おもて交番前で起きた通り魔事件と、心臓落とし物事件。憑き物事件って本当にあった話聞いたことあるけど怖い…
過去の事件も気になるし、現在の話も気になるし、とりあえず早く続きを読みたくてウズウズする…
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ここまでくるとケッペイちゃんと平野刑事が生き延びることができるのかと裏交番の結末をどのように持っていくのかが興味津々。ストーリーの中で起きる事件はあまりなんとも思わないです。
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新人女性警察官の恵平は警察学校を卒業し、東京駅おもて交番へ正式に配属される。気持ちも新たに交番に立ちながら、先輩刑事の平野・桃田と、時間を超える「うら交番」の調査を進め、謎の核心に迫っていた。そんな中、交番の目の前で通り魔事件が発生。白昼凶行に及んだ犯人を恵平は何とか取り押さえるが、事件現場から持ち主不明の「心臓の落とし物」が見つかり――。
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〇自分の至らなさに目がくらみながらも、心臓の謎を探る!
堀北恵平(けっぺい)・東京駅おもてうら交番シリーズの第6弾。
今回は、様々なこれまでの伏線回収回…か?!
冒頭、刑事の永田の回想シーン。
刑事の永田は、弾みで警察官の古賀を殺してしまい、それをバラバラにしたが処分に困り町はずれの農作業小屋へ向かう。しかし子供に見つかってしまい、口を封じる。いつバレるのか、ドキドキしているとその動きをつかんでいたのはなんと「明野のジジィ」だった―――
本編。
研修を終え、無事に東京おもて交番に配属になった恵平。
同じ刑事の桃田と平野と一緒に、「東京駅うら交番の柏村」のルーツを探りに、群馬県の柏村の息子と孫娘を訪ねた。そこで二人とかかわりあう中で、柏村の遺品のノート類を入手する。その中に桃田は毛髪を発見し、DNA鑑定にかけるが。
別の日、おもて交番で立番をしていた恵平は、品川の白蛇神社に行きたいおばあさんを応対する。―その時、ヒステリックな声と共に、刃物を振りかざす男の姿が見える。混乱する恵平だったが、無我夢中で抵抗し、無事逮捕される。
その後、そのおばあさんが置いていった箱からは、なんと異臭のする生の心臓だった―――
自分の至らなさに目がくらみながらも、心臓の謎を探る!
至らなさ、と書いた直後に至らなさの解説をするのも何なんだが、(笑)
恵平の至らなさが、とてもかわいい。警察官としてまだ新人、そんなに落ち込まなくてもいいのに、とつい思ってしまうが、そこは内藤了先生の書かせる責任感のある主人公像なんだな、という視点でも見てしまう。
心臓を置いていくおばあさんもおばあさんだし、それをわずかな手がかりから追っていき真実にたどり着く恵平たちもすごい。そんなことが日本社会にまだ信仰として残っているんだ、それがこうして事件に発展してしまうのだ、という筆者の想像力に今回も感服するのであった。
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東京駅おもてうら交番・堀北恵平シリーズ、6作目。
今回は凶悪通り魔事件と「心臓の忘れ物」事件が同時に起こるものの、二つとも特に目立った推理展開もなく犯人逮捕で終わった印象。一方で、おもて交番とうら交番が繋がった真相には着々と近づいていっているようなひりひりとした感じは受け取れる。刻限が迫っていることもあり、うら交番で起こっている事件がその真相にどう繋がってくるのか、次作以降の展開に期待。