紙の本
役立ちそう
2022/05/09 09:45
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
加藤諦三さんが長年続けてこられたテレフォン人生相談がまとめられていて、役立ちそうなアドバイスがたくさんあり、よかったです。
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ニッポン放送のラジオ番組「テレフォン人生相談」を昔よく聴いていて、パーソナリティの中でもこの本の著者である加藤諦三先生の回がいちばん好きだった。
私が聴いていたのはもう10年以上前だけど、加藤先生は今もこのラジオ番組に出演している。80代現役でしかもズバッと真理を突くような回答をしているのはきっと今も変わらないのだろうと、この本を読んで思った。
人間はさまざまな悩みを持つ。だけど自分自身で悩みだと認識している事柄は表面的なものでしかなく、本当の問題は自分で意識できていない深層に隠されていることが多いそう。
かつてこの番組を聴いていた時、夫婦の問題や子どもについての悩み、遺産問題、不倫の問題などが多かったと記憶している。たぶん今でもその傾向は変わってないのだと思う。
そしてそれらの問題は表面的なものでしかない。例えば反抗的な子どもについて悩む母親なら、問題は子どもにあるのではなく、間違った子育てをしている母親の中に根深い問題があることが多い。
そういう「問題や悩みのすり替え」などについて実際の事例を取り上げつつ解説していて、とても分かりやすいし、読みながら頷く場面も多かった。
読みながら、今の自分の悩みと、それの根源についても考えた。そこに気づくととても生きやすくなるのだということもよく分かった。
恋愛でも友人関係でも、離れた方がいいと分かっているのに離れられない人が多いのは、1人の孤独と誰かと一緒にいる辛さを天秤にかけたとき、後者を取る人が圧倒的に多いという話を読み、過去の自分もそういうことがあったと納得した。
そういう人間心理の複雑さに、悩みの根源がある。本当は、怖がらず分かっている方向に進めば良いだけなのだ。
今現在、そしてこの先悩みが発生した時、きっとこの本のことを思い出すと思う。根源がどこにあるのかを知ることは、解決への近道になる。
図書館から借りて読んだ本なので、これは購入して手元に置いておきたい。
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あまりにも生々しい精神の模写にちょっと暗い気持ちになったけどこれが真実だからしょうがないよね。
心のマスクを外し自分に素直に生きる、この本の結論はこの一言につきると解釈したけど自分も意識したい。
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ご長寿ラジオ番組、テレフォン人生相談の本。
身に染みるというか、あーめっちゃわかるわー!私にもそんな時あったあった!と自分の自戒するところもあれば
え?!そんな人もいるんだ…と思うこともあり。
自分がのめり込むとは思わなかったけど、なんだかんだ毎日聴いている。
その中で今年に入って、ハマったテレフォン人生相談。
世の中いろんな人がいるとはいえ、千差万別とはこれまさに!と思い知った。
自分の人生を活性化するために、人の人生を利用している人。
他人に攻撃したり、べったり依存することで自分は幸せだと勘違いする人。
嫌いと寂しい、どちらを優先しているかでいうと圧倒的に寂しさを紛らわしている人の方が多い等々。
自分の人生を活性化するために、無理矢理不幸をまき散らす人がいるのかと
目が点になった。
自分を守る・防御するという意味でも心にいつも、マスク必須。
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自分が今カウンセラーとして悩んでいる方と接していることで理解に足りない点を知ることができた。シンプルなことではあるが、生きるのが苦しい人は自分に正直に生きていないとあるのを見て、"本当にその通りなんだよね"と再認識できた。
でも、こんなシンプルなことを私は忘れてしまいがちだから、日々、目のつくところにメモか何かでまた書いておくと良いのかもしれないと思った。
自分にとって認めたくないことを認めるのは本当に辛いし、勇気の要ることだが、それを認めることで道は開けると言う文面を見たとき、心のどこかでまたは脳裏に生みの苦しみと言う言葉がよぎった。
何をするにしても最初は苦しいものだろう。
自分自身を抑圧してしまう事は「自分の感じ方」を失ってしまうことだと読んで、私も主人と知り合うまでは、自分自身を抑圧していた人間だったと思う。
周りの人間の目を気にしては、自分自身は生きていなかった。
自分の感じ方を回復できたのも、実は主人のおかげなのだろうと思った。