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よく行く市立図書館の新着コーナーで
表紙が素敵で手に取った。
が、ラベルを見ると548。
情報工学の本。小説ではない。
戻そうと思ったが、
「クララとお日さま」「君の心を読ませて」「タイタン」「それをAIと呼ぶのは無理がある」「AI崩壊」など、
最近は、ロボットやAIについての本を読む事が増えたので、
興味があり、借りてみた。
内容は、ロボットの総合的なデザインについて。
写真がたくさんある。
ロボットであることの3つの要件は、センサー、知能と制御、駆動系。
ロボットを実用化し、実社会に混ぜ込んでいくための開発についてなど。
今の段階のこと、これからのことなど。
「クララとお日さま」のクララは、1000年後かもと書いてあった。
表紙にもなっているPosyが可愛いぃ。
小説に出てくるようなロボットは、まだずっと先のことかもしれないが、
その可能性に期待したいと思った。
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読みたくて表紙だけ眺め続けて1ヶ月くらい経ってしまった松井龍哉さんの「優しいロボット」をようやく。
ロボットやAI、科学技術なる分野の本を読むこと自体がほとんどない経験で、読み進められるのかは、正直不安でした。
序章の「ロボットを"デザイン"するということ」から馴染みのない文字を読み進め理解したような、そうでもないような、なんて考えながら読む。そのうちにさらさらとページが進んで第2章「優しさに包まれたなら」。
ずっと無機質だと感じていた(映画や物語に出てくる以外の現実の)ロボットへの考え方が、自分の中で少し柔らかく変形したと思います。ユーミンを聴きながら読む、博士の優しさへの追及や、環境に適する便利さ、そして美しさについての考え方は、大きな感情で、でも穏やかでなだらかな印象を受けました。
そのあとのPosyの生まれるまでの話からは、もうこの本はどれだけ愛に溢れているんだ、と!
この本は、著者の凄まじい熱意やポリシーの中から生まれた、大切に扱わないと脆く壊れてしまいそうな「優しさ」の概念の話で、ロボットの美しさが優しさに繋がると、はじめて知ることが出来た大切な、そして未来に繋がる一冊となりました。
内容関係ないところだと、移動中や寝転がりながらとか体勢を気にせず読めるソフトカバーがありがたかったし、表紙のさらっとした手触りも優しいと感じた部分でした。
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ロボットデザイナーの著者のこれまでの軌跡。
無機質もしくは夢物語。
そんな両極端なイメージを、私はロボットに対してぼんやりと抱いていたが、著者はその中庸…人間生活に馴染む、とか、自然に、という感覚で取り組んでいたことが記されていた。
著者の関わったロボットに「会ってみたい」と思った。