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さすがの伊坂幸太郎節。
誕生日の日に二時間ごとに入れ替わる双子の話。
たくさんの伊坂幸太郎に触れてきたので、今回の話は正直あっと驚く展開はないです。黒幕はやっぱしそうか~と予想できていたけれど、そこに至るまでの言葉選びや、散りばめられた伏線が鮮やかに回収されていく様はお見事。
ユーガ視点で物語は進むけど、最後までそれでいくのが素晴らしかった。
親指のサイン、入れ替わりのときの視線の動き、ワタボコリの店名、ボーリングの玉、同じ服を着たがる双子。
寂しいけれどどこか清々しい読後感でした。面白かった。
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割とヘビーな環境で育ったフーガとユーガだけど、伊坂幸太郎の書き方のお陰でシリアスな方向にはいかずにユーモアラスになっている。フーガとユーガ以外にも小玉も大変な環境で育ったにも関わらず悲壮感は感じさせないようになっている。過酷な環境に置かれてる子供達はたくさんいるわけだからこれは伊坂幸太郎なりの問題提起にすぎないのかもしれない。
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あんまりたくさん感想を書くとネタバレになりそうなので簡潔に・・・。
「伊坂幸太郎だ!」って感じの作品で、期待を裏切らない、むしろ想像以上に魅力的な作品でした。
ただ、ちょっと重かったり暗かったりする部分も出てくるので、そういうのが苦手な方にはおすすめしずらいかも・・・(個人的には、そういう人にも読んでもらいたいくらい面白い作品だと思ってます!)
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これぞ伊坂幸太郎ワールド!
不思議な双子の話
悲しくて辛くて目を背けたくなるようなことも
淡々とすぎていく
なぜか暗くなりすぎない
伏線がすべて回収されてさすが、の一言
想像すると悲しすぎる場面も
伊坂先生の言葉の選び方で
映画のように頭の中に広がって
すぐそこにある日常のような、そういうものになる
不思議だ
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伊坂氏の作品らしく、切なさを感じる話しながらも悪人を懲らしめる痛快感や笑い性もあり、軽快に読み進められた。
現実離れした能力を持つ双子の主人公もフィクションを感じさせず世界観に没入できました。
ラストに逆転劇的に現れる真の敵、ハッピーエンドとはならずも面白かったです。
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※
父親の暴力から逃れるために力を合わせ、
肩を組み生きる双子のフーガとユーガ。
兄弟であり、生き延びる為の同志の2人には
ある日、ある間隔で起こる特別な武器があった。
安心も平穏もない2人にだけある特別な絆。
過去の傷と強い想いを深く胸に刻んで
生きる2人の特別な物語。
迷路のように複雑、でも絵本のように手に取る
ようにお話が頭に流れ込んでくるので引き込まれ
一気読みでした。
もう一度じっくり読みたい一冊。
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風我と優我の絆がすごく良かったです。伊坂先生らしい、見事な伏線の回収もたくさんあり、感心しながらもニマニマしてしまいました(笑)確かに、読後感は良かったなって思うと共に、少しの寂しさが残りました。読み終えた時の季節感も相まって、しばらく心地よい寂しさに包んでくれた作品でした。
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後半からそういう展開になるわけですか!
答えは最初から目の前にあったんですね。
優我……(;_;)(;_;)
優我には生きててほしかった…。
お父さんが最低すぎるし、お母さんはどこへ…
優我の分まで幸せになってくれ風我!!
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誕生日にアレが起きる。
そんな双子のファンタジーな話かと思えば、
家庭内や社会の悪といったダークな要素満載…
最後はとてもハッピーエンドとは言えず、
なんだか、もどかしい気持ちになる作品でした。
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伊坂さんの描く「双子物語」が面白くないわけがない。お誕生日の2時間ごとに入れ替わるって話がどー物語に生かされるのかと思っていたら、なるほど納得。
風我が死んでいなくて良かったと思ったのに、優我が死んでしまうなんて寂しい限り。
それも含め伊坂作品。
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これは…涙なしでは読めませんでした…。
風我と優我の関係性やその掛け合いは、泉水と春、蜜柑と檸檬を彷彿とさせるものがあり、ファンとしてはまず大好きな設定です。
物語の始めは、過去の回想という形で進んでいくので、疾走感こそないですが、後半の真実と怒濤の展開は一気読み必至です。
読んでいる時の楽しさといったらもう流石で、最高のエンタメ小説でした。
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双子の兄ユーガと弟フーガの物語。
兄弟でどんな時も支えって、助け合ってる所がすごいよかったー
けど、高杉目線で読んでたからほんとにフーが死んじゃったと思ってたからラストスパート鳥肌立ちっぱなしだった笑
少し寂しさの残るハッピーエンド
余韻がすごい笑
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双子のお話というだけでも斬新なのに
2人の誕生日に入れ替わるなんて発想が面白かった!
お父さんとのストーリーがもっと深かったらよかったなと思ったけど、あとがきを読んで後から考えられたと知り、なるほどね、と思った。
いつもの作品に比べて少し物足りなさも感じたけど、シンプルで読みやすかった。
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最初は二重人格の物語なのだろうか?と思いながら読み進んだ。フーガとユーガという双子の物語。これぞ伊坂幸太郎という世界ではあるが、あまり盛り上がらずに終わったように感じる。「あの男」に対しても中途半端だし、読み終わってから何日もモヤモヤしている。途中まではとても面白いだけに、なんとも評価が難しい。
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タイトルだけは知っていたけど、
内容については、
まったく知らずに読みました。
高杉とファミレスでの会話の形で
話は進んでいきますが、
流石伊坂さん。
相変わらず、関係なさそうな所が
後半に怒涛のように繋がってくる。
ラストの視点が特に泣けた。