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毎月、さいしょの日曜日。
マイロはおねえちゃんと地下鉄に乗ってお出かけ。
いつも期待と不安で緊張するのを紛らわすため、マイロは回りの人をみる。
地下鉄にはいろんな人が乗ってくる。
マイロは彼、彼女がその後どうするかを想像するけれど。
髭の濃いおじさん、ウェディングドレスの女性、ジャケットをきた男の子、ブレイクダンサー。
いろいろ想像するマイロだけど、目的地で見かけた彼に、マイロは。
後半の展開にびっくり。
そしてほんわかとした読後。
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毎月最初の日曜日、マイロは地下鉄に乗ってお姉ちゃんとでかけます。
(どこに出かけるのかは、終盤になってわかります)
マイロは、電車の中で見かけた人々の生活を想像して、スケッチブックに描いてゆきます。
楽しい想像力だなーって眺めていましたが、
終盤にきて、お話は一変します。
ドキッとしました。
マイロは言います。
みかけだけじゃ、そのひとの ほんとうのことなんて わからないんだ
と。
本当にそうですね。
私も、つい最近、似たような経験をしたばかり。
よい絵本でした。
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マイロはおねえちゃんといっしょに地下鉄に乗りこむ
おねえちゃんはスマホに夢中
マイロは車内の人を観察してその人たちがどん人かなって想像してスケッチブックに絵を描くことが好き
〇みかけだけじゃ、そのひとのほんとのことなんてわからないんだ
なんてことない姉弟の日常を描いた絵本だと思っていた読者に突きつけられる
マイロはどんなことを考えてスケッチしてきたのかなと読み直す
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マイロは毎月、お姉ちゃんと地下鉄に乗ってでかける。緊張してしまうから、自分を落ち着かせるために、スケッチブックを持っていく。地下鉄に乗っている人たちの顔を見て、いつもどんな暮らしをしているのか想像して絵を書くのだ。ふと、窓に映る自分の顔を見てマイロは考えた。他の人から、ぼくはどんなふうに見えるんだろう?
カラフルな情景と個性的な乗客たちにまず目を引かれた。ウエディングドレス姿の花嫁さんや電車内でのストリートダンスなんて、日本では中々お目にかかれない。そしてマイロのスケッチが絶妙に上手で可愛らしい。けれども、マイロの気づきにハッとさせられ、目的地の場面では、自分自身がマイロのイメージを決めつけていたことに気付かされる。ひとりひとり、色んな思いや背景を抱えて暮らしているのだと、深く考えさせてくれる作品だった。