いろんな絵を見たくなる
2021/12/27 09:06
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
美術館に行っても絵よりも解説文をじっくり読んでしまう派でした。このドリルを通して絵の見方、楽しみ方がわかってきました!早く美術館に行きたい。
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絵は好きだけどどうみたらわからない。
という人に向けて書かれた、美術鑑賞のコツを説く一冊。
著者は美術系ユーチューバーとして活躍しているいとはるさん。
巻末のプロフィールを見たら、若くてキレイな方でした。
西洋美術の53の作品に対して、主役は誰か、どうして空がこの色なのか?ここはどこか?
など、さまざまな問いかけをしながら美術を学んでいく。
構図、色、筆致、などから画家の表現へのこだわり、美術史の流れ、時代背景、価値観を理解していく。
マネ「笛吹く少年」
ドラクロワ「民衆を導く自由」
レンブラント「目を潰されるサムソン」
ゴッホ、ミレー「種まく人」
マティス「ダンスⅠ」
マグリット「恋人たち」
モネ「睡蓮」
・・・などが掲載。
図柄を沢山配置し、文字も色分けして抑揚をつけたり、2つの絵を並べ、比べることで違いを説いたり、と、読みやすい工夫が凝縮。
若い人や、美術入門者にピッタリの分かりやすい一冊でした。
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絵画の世界への入り口としてはこのくらい易しく、丁寧な本が良いと思います。いきなり寓意を読み取るとかはハードル高すぎますし。
問題はこういう観点を頭に叩き込まないと次には進めないということで、、、反省の弁です。
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『西洋美術史入門』(池上英洋/著)を更に全年齢向けにしたような内容。クイズ形式で、カラーで絵画が見られるのでわかりやすい。