投稿元:
レビューを見る
たった10文字の恐怖第二弾。今回も凝った造本なのですが。第2章のこの色使いには驚きました。
今回のお気に入りは「霊能者が玄関前で帰る」。救いのなさすぎる怖さでした。
「助けずに向けるカメラ」も怖い、というより嫌。でもこれ、現実にありそうなシチュエーションなんですよね。それがさらに怖い!
投稿元:
レビューを見る
1巻が面白かった為、引き続き2巻も読んでみました。
たった10文字の中に恐怖を仄めかす、という手法が1巻目よりもさらに鋭くなっていると感じました。
どの作品も読むだけで怖いですが、さらにそこに読み手側がその10文字に含まれるバックボーンや情景描写を想像する作業を加えるとさらに怖くすることができる1冊。
個人的にはサラッと読むより、10文字ずつ味わいながらゆっくり読むことでさらに恐怖味が増しました。
本を読むのは苦手、でも怖いものは好きという人にも「まずは1ページ捲ってみて!」とオススメしたい1冊です。
投稿元:
レビューを見る
10文字ゆえの面白さ。想像力で無限に読める。名状しがたい恐怖心と身の毛もよだつ狂気を楽しんでみませんか? 化学・材料コース3年
投稿元:
レビューを見る
気軽に怖い思いがしたい貴方にうってつけのものがあります。彼らは10文字で綴られた怖い話達です。多くの創作者が苦心の末に絞り出した1滴。怖くないはすが無いでしょう。 その情景を脳裏に描いたが最後。貴方はこの恐怖に囚われるのです。
***
10文字ホラーの第2巻。こちらも10万件の中から選び抜かれた珠玉の一編たちが並んでいる。前作同様関連のある話達をまとめてあるので、前後での雰囲気をたもったまま読み進められるので良い。
ほぼ全ての作品が別の作者のため、その作者たちが怖い、不気味だ、気持ち悪い。と思っていることが10文字に凝縮されているのかも。 そのため、恐怖の対象は多岐にわたる。オカルトめいたもの、俗習、人間の業などなどいろいろな面を持った怖い話が並んでいた。 中にはできれば結末はオカルトよりであって欲しい、というような登場人物に危険が差し迫っている雰囲気の話もありドキドキした。10文字でこれだけ表されるのすごいなぁとひたすらに感服。
全編通して素晴らしいのだが、最後のページに掲載されている10文字は秀逸。
今まで読んできて怖い思いをしたのに、最後の最後にもう一度怖い思いを差せる仕掛けは舌をまいた。