投稿元:
レビューを見る
<手話のしくみ>+<ろうコミュニティと手話>の二部構成で、目で見る言葉「手話」についてまなべる本。
かわいいコミック仕立ての導入部+解説で、一口に手話といっても、ろうコミュニティで自然に生まれ継承されてきた「日本手話」と、聞こえない・聞こえにくい人のために日本語をできるだけ見えるようにする手段の一つ「日本語対応手話」、さらにその二つが混じり合った「混声手話」があること、「日本語」や「英語」と同じように独自の文法をもつ独立した言語体系なのだということや歴史、課題などを知ることができる。本文は極力やさしい言葉で読みやすく、もっと深く知りたい人のために巻末に参考文献リストとおすすめウェブサイトがまとまっている親切設計。
手話はもとより人の言葉やコミュニケーション、そしてその言語に根ざした文化がどう生まれ、発達・体系化し、ときには消えてゆくのかがよくわかるようになる言語学入門書としてもおすすめ。具体的なさまざまなエピソードをとおして、言葉のふしぎさ、おもしろさ、むずかしさ、そして大切さがわかるのがいい。
読みかけを机の上に置いておいたら、かわいいカバーにひかれた高校生の娘も手にとって読んでいたのがうれしい。
投稿元:
レビューを見る
手話のこと、ご存じですか。
手話はジェスチャーじゃない。これは小学校の時に手話クラブに入って知った。クラブでは、自己紹介の方法以外はほとんど手話の歌を習うのがメインの活動だったので、手話で会話をすることはほとんどなかった。だから日本手話と日本語対応手話が異なると知ったのは、最近のことだ。
手話に興味がある人は一度読んでみるといい。手話についてよく思う疑問とその答えが書いてある。マンガとコラムという形式で進むので、気軽に読める。世界の手話についても書かれている。
投稿元:
レビューを見る
手話を勉強するようになって、ろう者と呼ばれる人たちには独特の文化があるみたいだ、と感じるようになったこのタイミングで読んだのが良かった。日本手話と日本語対応手話のどちらから学ぶのが良いか、ということに関しては、中国語を勉強するとき、最終的に繁体字を知りたいとしても簡体字から学んだ方が良いというアドバイスをもらったのと同じで、馴染みは薄いけど汎用性の高い方から学ぶのが近道なのかもしれないと思った
投稿元:
レビューを見る
どうして龍なのか不思議に思っていたので、知れて良かった。
まんがでも、日本語対応手話と日本手話の違いはわかりづらいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
これ、よかった!
日本手話やろう文化、RSやCL表現分かりません、でも知りたい、という人にはぴったりだと思います。マンガや写真も多様されていて、視覚的にもとってもわかりやすく書かれています。
聾の中に龍があるのはなぜなのか、どうやって手話が生まれ進化したのか、なるほど、の連続でした。
投稿元:
レビューを見る
初めの一冊にいい本
マンガにコラムに、わかりやすく、大切なことが一通り書かれている。どんな人にも読みやすくわかりやすい。海外との比較や、愛媛県の宮窪手話まで。
子どもにも読みやすくオススメ
投稿元:
レビューを見る
マンガが多いせいかページ数も少なくてすぐに読み終える。内容的にはわりと当たり前のことが書かれていて、それほど頭に残らない。手話を始めたばかりの人に勉強を深めてもらうために勧めるのには良いかも。
投稿元:
レビューを見る
「手話ってなんで世界共通じゃないんだろ?」って自分も思ってたけど日本の手話じゃなきゃ表現出来ないことがあるっていうのと、ニカラグアの手話の誕生エピソードに 文化を感じた。
投稿元:
レビューを見る
手話のことを知りたくて、図書館で借りました。
著者は、言語発達と手話研究を専門とする聴者の研究者で、マンガの担当は、ろう者が家族にいる聴者。
手話のしくみと、ろうコミュニティと手話、おすすめウェブサイトなど。
「聾(ろう)」という漢字の一部に「龍」が入っているのは、龍は耳がないと言われているから、というのに、おおー、っとなってから読み始めました。
CL表現を知り、これはとても難しそうだ……と尻込みしてしまいましたが、とても豊かで、日本語のオノマトペと似た魅力があるのかも?と感じます。
「目で見る子ども」に手話で話しかけるときに大切なことや、手話での絵本語りのメリットやコツを知ることができて良かったです。
それもよく考えれば、難しいことではなく、異なることばを使う人(子ども)とコミュニケーションを取るにはどうするか、ということなんだな、と納得しました。
「しゅわ絵ほん」や、明晴学園のプレスクール「めだか」のホームページも確認してみます。
マンガやコラム、写真が多くて読みやすく、良かったです。
投稿元:
レビューを見る
最近手話に興味があり、読んでみました。1時間で読める手軽さで内容も分かりやすかった。具体的な手話というよりは、手話の概念を説明してくれる本。より手話に興味がわいた。
・日本手話と日本語対応手話がある。口語体と文語体みたいなイメージ
・NM、CL、RSなど、ただ手を使うだけでなく、からだの書く部位も含め、大きさや感情を織り込み、多様な表現を伝える。
・アメリカには、手話が公用語になっていた島がある!