投稿元:
レビューを見る
反体制指導者ナワリヌイがやってきたことをロシアの政治状況と照らしあせながら語っています。
ナワリヌイのいい点や悪い点、なぜそうような行動を行っているのかをちゃんと書いてあります。
また、ナワリヌイ側からの視点で見たロシア政府を知るにも大変興味深いです。
正直、ロシアはウクライナ視点ばかり取り上げられることが多いが、このような野党や反体制から述べられている書籍が少ないのは残念です。
ナワリヌイを知りたい方はこの本と映画ありますので、ぜひ2つみることを勧めます。
投稿元:
レビューを見る
積読だったものを…この機会に。
読めば読むほどこの人が所謂『いいひと』なのか『そうでないひと』なのか分からなくなった。自分の真実に対して出来ることをやった人なんだろうと思う。
今の時代のあの国でこの人がいた事実は奇跡であり、失ったことは悲しいことであると感じた。
翻訳本の中ではダントツ読みやすく、さくさく読める本でした。※手に取った時は厚さにひより積んでしまったけど読み始めたらサクサクでした。
投稿元:
レビューを見る
斜め読みだがロシア関連の事を知りたくて借りて読んだ。
ナワリヌイはもともと投資家でロシアが汚職にまみれている現状に憤慨したブロガーに過ぎない。彼は反汚職活動家であり政治家、抗議デモ活動はその手段に過ぎないという事がわかる。
ナワリヌイの映画では5種体癖のスマートな魅力的なビジネスマンというのは分かったが彼の心情がどこにあるかわからなかった。
プーチンがクリミア統合やウクライナ戦争を起こしたのは彼の独裁性ではなくある程度民意に推されての事である事がわかる。ナワリヌイも反プーチン、反汚職の軸以外は割といったりきたりの主義の人という事は理解した。ナワリヌイはヒーローではない。支持者にとってもプーチンよりはまし、といったとこだったのだろう。