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読み物としては面白いですが、内容としては梅棹忠夫『知的生産の技術』や川喜田二郎『発想法』などで紹介されているものと大差ありません。
メモ術やノート術などに関する本を読んだことがない人の最初の一冊としてはいいかもしれません。
ただ、「メモ術があったから、ルーマンが業績を上げられた」という可能性よりは、おそらく「ルーマンだからこそ、メモ術が必要だった」可能性の方が高いだろうということは忘れてはいけないと思います。
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ビジネス書の皮を被った、あらゆるクリエイティブ活動に通じる本格技法の書。そもそも「計画」は人間的ではないと喝破し、シンプルかつ柔軟な構造で、考える場所を構築することで、意思力を必要としない、人間的かつ強力なメモのとり方と保存方法を示した。
メモ術については、初めてアウトライナーに触れて以来の衝撃。異才の社会学者ルーマンが産み出した作品の裏に、こんな構造が眠っていたなんて。活かさない手はない。
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Twitterで紹介してるのに興味持ち、購入。
ツェッテルカステンという概念は初めて聞いたが、確かに本や論文をまとめるというときに、有益そうだと感じた。
また、合間に挟まるメモを取ることの大事さ(記憶に頼りすぎないようにするなど)も、他のメモに関する本と違った視点もあり意識してメモを活用したいと思った。
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解説本としてはわりとイマイチ。ツェッテルカステンを実際にどう書いているのか、という実例がないのでイメージができないまま終わってしまう。1つの概念につき1枚のノートにするなど、要素要素は参考になるのだが。これを上手く落とし込んでるのは個人的にはScrapboxかな、と思う。
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・感想
ペンは剣よりも強しではないが、メモ魔の力をあらためて思い知らされた本。
常に気づきをメモをとることで自分の考えや言葉に書き直し、そして理解に繋げることはすごく納得いった。
・気付き
自分のメモは引用も多かったのでこれからは理解したことを言い直す習慣をつけていこうと思った。
・Todo
メモは自分の言葉を活用してとること。
理解を深めて、自分の言葉で何事も語れるようにすること。
理解が進まない場合は助けをこう、素直にわからないことを恐れず聞くこと。
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「ツェッテルカステン」という言葉が、頭にスーッと入ってこない。
大事なワードだと思うけど、日本語用に4文字ぐらいに改良してくれた方が、
スーッと読めた気がする。
2 書かない限り、体系的にとらえることはできない
88 たとえ今後1行も原稿を書かない人生を選んだとしても
119 セルフイメージが傷つくことを恐れ、フィードバックから逃げてると、たちまち置いていかれる
129 執筆に伴う作業
130 書く場合と校正する作業は全然違う
255 まるで格闘技のように、抵抗や反力にあったら、真っ向から押し返すのではなく、
受け流してより生産的なゴールに向かうべきなのだ。
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1「メモのとり方」を知れば、大作が自然に書ける
メモをとれば、偉大なアウトブットができる
「計画」を立ててしまうことが、やる気を失わせている
計画を立てると、学び続ける持久力を失う
優秀な人ほど、新しいアィデアを生むのに苦労する理由
優秀な人は、そもそも他人より扱う情報が多い
メモ術はシンブルなものがいちばん
新しいメモのとり方を習惯にしよう
文章を完成させるために必要な「タスク」をあらかじめ出すのは不可能
メモのとり方を発明して、最高の研究者になった人物の話
あらゆるジャンルの、あらゆる悄報を駆使した本も書ける
メモの父から出、大量の本も苦もなく執筆できる
ツェッテルカステンは、刻々と変わる「自分が興味のあるテーマ」にも対応する
さあ、メモを始めよぅ!
「メモに番号を振る」ことでアイデア同士がつながる
メモ同士にリンクを貼ることが画期的
02 メモはとればとるほど、財産になる
あなたのとったメモが、そのままアィデア集になる
メモはあなただけの財産なる
メモには、「走り傷き」と「文献メモ」と「永久保存版のメモ」がある
将来のための無数のアィデアが貯めておける
03 必要なのはシンプルに「ペン」と「紙」
メモは、「考えること」を最大限にアシストする
必要なものをそろえよう
04 「メモ」はあなたオリジナルの「思考」を生む魔法のツール
「メモ」はただ貯めておくだけだと意味がない
ツェッテルカステンの原理を知れば、メモを最大限に活かせる
05 メモをとれば、書くことではなく思考に集中できる
アゥトプットこそが大琪
ツェッテルカステンで、深い読書もできようになる
06 メモをとるときは、つながりを意識する
ただのシンプルなアイデアが世界を変える
「全体」を見ることができれば、大きな力になる
アイデアを収集したときには、全体も見るべき
メモは増えれば増えるほど価値が上がる
メモの谱き方のポィント
「重要なメモ」と「重要ではないメモ」をきちんと区別する
「特定のプロジェクトだけ」にこだわらない
とったメモは、ツェッテルカステンに収納する
ツェッテルカステン以外の方法では、メモは増えれば増えるほど混乱する
読書メモを本に書き込むのは、宝の持ち腐れ
走り書きのメモを放置すると価値が減ってしまぅ
文献管理用システムに入れるメモを元に、メインのメモをつくる
メモは「自分の言葉で書く」からこそ価値が出る
プロジェクトには、専用のフォルダーをつくっていい
07 メモをとれば、オリジナルのテ—マ資料が自然に揃う
白紙からは何も生まれない
書き始める前にテーマを決めるのは無理
関心のある内容のメモを貯めておくと、自然に文章の主張が浮かび上がる
ツェッテルカステンを使ぅと、書くことが多すぎて困るほどになる
08 メモがあれば、大作も書ける
楽しくないと、仕^は続かない
傷つくことを恐れず「客観的な意見をたくさんもらう人」が成功する
ツェッテルカステンを使えば、小さな意見を頻繁にもらえる
「それを本当に理解しているか」はメモでわかる
メモの量が多くなればなるほど新しい洞察を生む
09 メモをとることは、「考え」「覚える」教養にもなる
現代人の注意力は低くなっている
マルチタスクは、そもそも人間にはできない
「書く」ことには「集中」と「持続的な注意」とふたつ必要
「書く場合」と「校正する埸合」の作業は全然違う
文章上手は、しかるべきタィミングまで「校正」をしない
原稿の構成は、印刷して目の前に置いておく
原稿の構成も自然にできる
クリエィティブな人とは、「集中」も「持続的な注意」も両方できる人!
どの仕事が重要なのかは、何度もやってみて体で覚えるしかない
「この情報が大叩だ」という直感力もメモで養える
脳を「記憶」で占めてしまうと、考えるための容量が減る
「思い出す」ことは、理解していないとできない
メモを入れる際には「問い」が重要1
やっていることが完了するまでの問はずっと脳の容量を占めている
全体から考えて小さな問題に落としていけば早く結果が出る
シャヮーや掃除の間に答えが見つかる場合が本当にある
メモがあれば、アゥトプットへの道筋が生まれてやる気も生まれる
休憩をとると、また脳のリソースをあけることができる
10 読書メモは、自分の言葉で書こう
読んだことを書いたメモが、あなただけのアィデアになる
文献メモは「元の本の意味をできるだけ忠実に」あなたの言葉で書きとめる
じっくり考えて自分の言葉で書くと、それがアィデアになる
手書きでメモをとった方が、理解は深い
人間の「見たいものしか見ない」バイアスは、いいアウトプットの妨げになる
自分の論に批判的な主張は、いい文章に不可欠
批判により、仮説を変更しなければならないことはいいこと
メモを上手に使えば反論データも好きになる
関連のあるメモ同士を見つける能力が大事
一次文献にあたらないと「賢者」にはなれない
メモを自分の言葉で書くと「自分の頭を使う」ことができる
本の構造を読みとる力も、メモをとればとるほど身につく
言い換えられなければ、真に理解できていないということ
メモは唯一にして最強の学習方法
本当に覚えるためには「苦労しなければならない」
もっともいい学習方法も「自分の言葉でメモをとること
「記憶するためにメモをとる」のではなく、思考するためにメモをとる
メモをとることは、真の学習にもなる
11 メモをとることは最高に学ぶことでもある
優秀な人は、さまざまな問いを持ちながら読書している
「文脈を読む」とは、別の箇所とどうつながるか考えこと
メモを買いていれば、驚くほど早くアウトプットできる
1日3枚のメモをとれば十分
書くことは「写す」ことではなく「翻訳」すること
書くことではじめて、自分の主張を容観的に見ることができる
書いたものは、自分の思考そのもの
書くことで、はっきりと考えるための足場ができる
具体的なメモを見てみよう
メモには「なぜだろうか」という視点が大事
物を覚えるのに通要なのは、「記憶」ではなく「理解」
人は判断をするためにわざと「忘れて」いる
記憶で注目するべきは「想起記憶」
つながりを考えずに何かを覚えるのは意味がない
「思い出すきっかけ」を重視した方がたくさん覚られる
覚えるために必要なのは「すでにある情報と結びつけること」
理解していることは努力しなくても覚えている
すぐれた学習者は、すぐれた教師にもなる
永久保存版のメモをツエッテルカステンに追加する
12 メモ同士をつなげれば、次から次へアイデアが発展していく
目の前にあるメモを見てつなげよぅ
「索引」は、メモを見つけられるようにするサブの位置づけ
自分のメモを見返したときの「驚き」が大事
「索引」の役割はメモのつながりへのただの入口
そのとき興味がある「全体的な概要」メモをつくって索引を貼るのがべスト
キーヮードは「自分が取り組んでいる問題から」考える
キーワードは、新しく考え直してつける
リンクを貼るときは、メモのつながりを強く意識する
リンクは、無関係なメモ同士のつながりをつくる魔法の道具
リンクを貼ることは、ただのメモの整理ではなく、大事な思考の一部
メモを入れた時に矛盾が見つかるのはとてもいいこと
新しいメモにより、古いアィデアがどんどん磨かれていく
暗記した内容を吐き出すだけの人間は失敗する
ツェッテルカステンを使つていると「このメモが大事だ」と観でわかるようになる
「常に同じようにメモをとる」から思考がはかどる
13 メモをとればアウトプットができる
メモの積み重ねがあれば執筆も簡単
ブレーンストーミングよりツェッテルカステンの方がアイデアを生む
メモを貯めると、執筆テーマは自然に見つかる
テーマは勝手にメモからでてくる
自分の関心事を追ぅと、テーマも自然に変更できる
アウトブットが多くなりすぎるので「何をいれないか」が大切
執筆に行き詰ったら、別のテーマに取り組む
人間は「計画」を立てることがそもそも苦手
削除した項目は、別のフオルダーによけておこう
14 何かをひらめくたびにペンを取ろう
ペンをとることを習慣にする
おわりにーメモをとれば、自然にアイデアはやってくる
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非常に示唆に富む書籍であった。
が、趣味で本を読む読者であっても本書で推奨する方法でメモを取れば何かが得られるのか?
学者や、論文を執筆しようと思う方はテーマがおおよそ決まっているので、本書のツールは有効なように思えた。私も何かまとめなければいけない時に挑戦してみようと思う。
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この本で書かれているメモを取る最大の理由は執筆のため。
個人的にはツェッテルカステンを構築する具体例が読みたかった。たぶんツェッテルカステンの知識があると得るものが多いのかも知れない。
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よくわからんけど、一般的なノート術と同じ。
ツェッテルカステンとは結局なんなのか?
Evernoteと読み替えると割としっくり来た。
×思考を記録する
○ノートは思考そのもの
ノート同士のつながりを意識する
他
マルチタスクはNG
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書籍や論文などを読んだときに、そこから得られた情報を貯めていくにはどうしたらいいだろうかと前々から考えていた。特にトピック間で関連性を見出したときそれをどう整理するか悩ましかった。しかし、本書を読んでその悩みは一気に解決された。ここで紹介されている『ツェッテルカステン』では、あえてメモをトピックごとにまとめずある程度自由な順番で 1 つの箱に入れてリンクをつけることで、思考を発展させていくことができる。このやり方では、その時に取り組んでいるトピックだけでなく、将来トピックが新たに増えたときにもリンクを追加して新しい関連性を見出すこともできる。
また、私はアウトプットするときに大きな時間と労力がかかることを辛く感じていた。しかし、この『ツェッテルカステン』にメモを日々貯めていけば、アウトプットは関連あるメモを集めて構成し、多すぎる場合は削除していくだけでアウトプットが完了するというのは、目から鱗だった。
本書では、人間は計画をたてることが苦手だという研究結果にも触れ、計画をたてることに対して否定的である。私自身、計画をたてることに対して苦手意識があったが、それは仕方のないことであり、そこに無理に労力をかけるよりもコツコツとメモを貯めていくことのほうが重要であると認識できた。
同じような悩みを抱えている人も多いのでないかと思うし、学生の学習方法としても役に立つと思う。非常にオススメな一冊。是非読んでみて欲しい。
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前半は特に冗長的な印象で、全部読んでもツェッテルカステンという言葉に馴染めなかった。
ただ、メモをとる時はつながりを意識し、自分の言葉で書くことで理解を深めるのいうことは、最近読んだ「アイデアのつくり方」にもあった情報を集め咀嚼する事と同じことだと思う。
思考しなければ書くことができない、書くことで自分の主張を客観的に見れるというのは実感しているので、これからも意識して取り入れていきたい。
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[出典]
https://publish.obsidian.md/knowledgestack/Public/Zettelkasten%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F
https://publish.obsidian.md/knowledgestack/Public/%F0%9F%93%8B%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88
https://publish.obsidian.md/knowledgestack/data/Book/%E3%80%8EHow+to+Take+Smart+Notes%E3%80%8F
https://goryugo.com/20220204/obsidian_zettelkasten/
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メモは毎日書くもの。書くことは仕事の合間にある。
白紙からのアウトプットは難しい。何かのメモをスタートにするほうが楽。
学問の世界はIQは関係ない。必要な仕事を賢くやる技術だけ。
ツェッテルカステンという名前のメモ術(紙の箱)
書評情報と本のメモを両方入れる。
索引のメモもつくる
走り書きのメモは、永久保存版のメモに変換していれる
デジタルの場合は、リンクをそれぞれのボックスに入れる
走り書きのメモはなんでも思いつくものは書く
永久保存版のメモは他のメモの番号を書く(リンク)
新しいやり方は、慣れるまで時間がかかる
読書のメモを同じ形の紙に書いて、隅に数字を振る。
メモは思考を構造化し発展させるのに役立つ。
一つのアイデアで本を書かない。書き興すよりもっと多くのアイデアを生み出す。
メモの力で大量の本を執筆できる。
一つの箱は、メモが入っている。もう一つは文献管理用=内容に関する短いメモが入っている
読書のメモは、そのままのことばではなく、自分の言葉で同じ意味のことをかく。消化して自分のものにする。
トピック別には区別しない。代わりに番号を振る。メモを識別するために使う
メモを追加するたびに、関連するメモを探してつながりをつくる。メモにリンクを張る。メモ同士にリンクを張ることが画期的。
索引をつくる=メモが迷子にならないため。キーワードを選び索引にする。索引で起点のメモがわかればリンクをたどれば関連情報が出てくる。
計画を立てる人は、学び続けない。専門家は計画を立てるだけでなく続ける。
優秀な人は書くテーマを見つけるのに長くかかる。
ツェッテルンカステンは、対話のパートナー、アイデアの生成装置、生産性のエンジン。思考を構造化する。
メモに番号を振って、リンクを貼る。
走り書きメモ
文献メモ=本の内容を自分の言葉で、
1日一回、これらを見て、自分の思考に関連しているかを考えながら書き直す。
文献メモにリンクを貼り、他のメモとのリンク付けをして、永久保存用メモをつくる
走り書きメモは捨てる
文献メモは文献管理システムに入れる
永久保存用メモは、自分の知識の上に蓄積する
いくつもの文章のアイデアがいまれたら、それも取っておくかリンクを作る
NASAは宇宙で使えるボールペンを発明しようとしていたが、ソ連は鉛筆をつかった=シンプルにする。紙とペンは持ち歩く。
文献管理システムの目的は、文献を集めること、読書中のメモを集めるコト。zeteroを使う。
紙とペン、文献管理システム、ツェッテルンカステン、エディターがあればOK
本に書き込む人は、新しいやり方を面倒くさいと思って今までのやり方を踏襲する。コンテナを使おうとしなかった昔の船主と同じ。
メモが増えるほど価値が増す。
走り書きメモは、1~2日のうちに処理する。
のちのち役に立つことがある。
書き始める前にテーマを決めるのは無理
メモは、内容を理解して���分の言葉で書く
マルチタスクはやればやるほど生産性が下がる。
原稿のアウトラインは印刷して目の前に置く。
読書メモは自分の言葉で書く。元の本の意味を忠実に、自分の言葉で。
重要なのは、永久保存用メモに変換できるか。
手書きのメモのほうが記憶に残りやすい。
バイアスがかかったものしか覚えていない。
入門講義ができれば理解している。
主張を自分の言葉で書こうとすると、理解の穴が突きつけられる。
単純な再読は、理解にも学習にも意味がない。
百科事典的な知識は不要。事実と情報の保管はツェッテルカステンが引き受けてくれる。
週休1日で毎日1ページを書けば、1年で博士論文が書ける。
ツェッテルカステンに永久保存用メモを格納するのは、複利で投資して回収するようなもの。
一日3枚メモを取れば十分。一日1ページより楽。
書くことは写すのではなく、翻訳すること。自己テストと同じ。
書いたものは自分の思考。
キーワードをつける=自分の取り組んでいる問題から考える。
新しいメモがどの分野に貢献できそうか、考える。
ブレーンストーミングは時代遅れ。脳は最近遭遇した情報を思い出しやすい。
メモを貯めると執筆テーマは自然に見つかる。ブレーンストーミングの必要はない。
何を書くべきか、という問いには毎日答えているから。
行動を予測できる指標は意志。ペンを取るという新しい習慣を作る。
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ツェッテルカステンというメモの取り方についての本。
公務員だったが、メモの力で大学の教授になって、のちに58冊本を書いたルーマンさんのメモ術を伝授とのこと。
論文とか長い文を書くためのノウハウに多くを割かれているので、書かない人には、そんなに有用なのかな?という感じがした。
0秒思考的な「走り書き」とブクログ的「文献メモ」を、まとめてから「永久保存版メモ」としてアイデアのソースにする。「永久保存版メモ」同士をタグやバックリンクで関連付ければ、勝手に草稿の元ネタになる、というもの。
永久保存版メモについては「なんでも保存すればよいというものではない」というのが面白かった。
キモは分類の仕方と考え方。
260ページくらいの本なのだけど、具体的なメモ術はシンプルでそこそこすぐ終わってしまうので、あとはその利点とかあんまりメモ術とは関係ないエピソードが多い。関係ないエピソードを多く入れるなら、メモの具体例をもっと入れてくれればよかった。
メモとメモのリンクが大事ということで、Obisidianというソフトと親和性が高いと思いながら読んだ。
去年Obisidianを使った時は日本語を打つのに難があって、まともに使えなかったけど、今回再度インストールしてみたらバージョン上がっていて、使えるものになっていた。
自分にとってこのメモ術自体は応用できるところはあまりなさそうだけど、ひとまずObsidianをもう一回使う気にさせてくれたという点で良い本だった。
色々メモを書いてみて、何か良いアイデアにつながれば評価を上げようと思う。