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上巻に引き続いて、ネタバレ無しの感想。
下巻でも、結末に至るまで「ピンチのピンチのピンチの連続」(by『ウルトラマンガイア』主題歌)って感じです。
主人公は地球のピンチを救うための「プロジェクト・ヘイル・メアリー」(和訳すると「イチかバチか大作戦」か?)遂行の渦中で自分も数々のピンチに遭遇します。
主人公の苦闘も、あるいは主人公をミッションに送り出すプロジェクトリーダーの苦悩も、目標は「子供たちに故郷の惑星(ほし)を無事に引き継ぐため」。
作者の昨今の気候変動に対する危機感も伝わってくる作品でした。でも、重苦しくはなくさわやかな読後感です。
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いろんな人が書いてますが、本作主人公のグレースと「火星の人(映画:オデッセイ)」のマークと完全互換です。
けど、同じキャラというわけでなく、知恵と工夫と”ユーモア”で一歩づつ乗り越えていくところが一緒で大変魅力的です。
これ以上書くとネタバレしないとだめなので、まず読んでほしい!!
センス・オブ・ワンダーとはまさにこれ!
(映画化本当にできるのかな。。笑)
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火星の人(オデッセイ)のような、宇宙を舞台にした孤独な男の奮闘劇。
そこに更に加えられた、E.T.のような種を超えた交流と友情。
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ウソだろ〜!
いやぁ新鮮だ。上巻のバディに驚き、下巻のこれでもか状態のどんでん返しの嵐に驚き、最大の驚きと笑顔をもってエンディングを迎えることができた。
確かにSFとしては、非ハード。でも、こんなストーリーもいいじゃないか。地球はきっと勝つ。そして主人公も勝つ。勝ち方は異なるけれど、幸せな物語だ。
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太陽の活動が弱くなってきた。気温低下、このままでは農作物はとれなくなり、地球は人類が住めるような所ではなくなる。調査すると、太陽のエネルギーを食べている物質がいた!太陽の周囲の星の中でタウ・ゼロだけがこの物質の影響を受けていなかった。ここに秘密があるから、それをロケットにに乗って探しに行くのが、ヘイル・メアリー(やけっぱち)プロジェクト。
面白い。面白すぎる。
最初、主人公はロケットの中で目覚める。しかし記憶喪失になっていて、自分が何者か、どこにいるか分からないのだ。しかし、周囲の状況を理解していくうちに、自分がロケットの中にいることや、使命まで理解していく。思い出すこともあるけれど、推理していく過程が素晴らしい。
並行して描かれるのは過去。なぜ彼がロケットに乗ることになるのか、地球がどうなってしまったのか、国際的プロジェクトがどう進んでいったのか描いていく。とりあえず、気温低下を防ぐために、ビックリするような方法がとられ、ぶっ飛んだ。
主人公は、ロケット内で様々なトラブルに逢う。絶体絶命のピンチに何度と。読む誰もが、もう終わりだと思うだろう。まだ何百頁もあるのに、そう思ってしまう。
諦めてはいけないことを教えてくれる教訓的読み物でもあり、物理化学生物学数学のかなり難しいことを、それが分かれば、生きる死ぬの闘いに勝てることを教えてくれる教材的な小説(これを読んで、理系的学問がいかに「生きる」ために必要か分かってくれる人がいっぱい現れてくれると嬉しい)でもあり、私のような理系のことはよくワカラン人間でも、ストーリーはめっちゃ面白いから、ついつい頁をめくる手が止まらない極上のエンターテインメントだった。
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上下巻、一気に読了。
確かに何の情報も無しで読んだ方が楽しいと思う。
以外、微妙にネタバレ。
ストーリー全体がすごくポジティブなエネルギーに満ちていると思った。映画オデッセイは原作は読んでいないけれど、こちらも主人公がとにかくポジティブ。
いざというとき、自分を守ったり、状況を打開したりするのは、知識や経験、そしてポジティブさとオープンなマインドなんだな。
勉強が辛い、勉強なんて何の意味があるんだ、と思ってる子どもたちに、もちろん大人にも、ぜひ読んでほしい。
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読解力がなく、描写がイメージしにくいところもあったが、面白く読めた。エンディングは作者もいろいろ考えてああなったのだろう。
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最高!!説得力ある嘘を積み上げてゆく手腕がすばらしく、リアリティとエンタメのバランスが神がかっている。
SF的な説得力を持たせながら、それでもなお最後までエンタメで展開し続けるこの作品。久々に時間忘れて読み耽った本だった!!
こんな作品にもっと触れたいと、読書意欲を掻き立てられる。
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自分の知識と想像力ではイメージができなくてウェブ検索したくてしょうがなかったが、ネタバレが恐くてできなかった。
読み終わったので、これから確認しようと思う。
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SFはあまり読まないので詳しいことはわからないが、とにかく終始わくわくドキドキしっぱなしで読む手が止まらなかった。
今後はいろいろなSFも読んでみようかなと思う。
衝撃的な作品。すごくおもしろかった。
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面白かった
解消されない疑問は残ったし、、意味がよく分からなくて斜め読みになってしまった箇所もいくつかあったけど、それでも十分に楽しめた
結末も予想と違ったが大満足
問題解決方法がどれも斬新に思えるのは自分に自然科学の知識が乏しいから?
相手の文化が(すぐには)理解できなくてもお互いに信頼しあって協力して問題解決に取り組めるのは科学的素養の高い人には当然のこと?
自分の科学的素養がもう少し深ければ、将来に対してもう少し楽観的にいられるのかもしれないと思うと、学生の頃にもっとちゃんと勉強していればと悔やまれる(勉強してて今の程度なのかもしれないけど)
電子版にないので未読だったけど、同じ著者の「火星の人」も読んでみよう
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私達の星を救うために集められたチーム地球の面々がもしもある種チームメイト同士で戦争してる現在の状況を見ることがあったらなんと言うだろうか
文字でこんなにワクワクし、早く先を読みたいと思うと同時に、もう読み進めたくない!と感じたのは久しぶりの体験だった、読んで良かった
終盤のどんでん返しにはある意味先が読めてはいても
抗えない感動を覚えたこと自体に我ながら驚いた
あと睡眠不足による判断の乱れ。って割りと目を瞑りがちだけど実は大切な要素でもあるよなと思った
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〈上下巻合わせて〉
素晴らしいサイエンス・フィクション!素晴らしい友情とエンターテイメント!
冒頭、主人公は昏睡から目を覚まし、少しずつ記憶を取り戻しながら、自分が宇宙にいること、新種の微生物・アストロファージに感染した太陽系の危機を救うための仕事をしていたことを思い出す。近隣の星系で唯一、アストロファージに感染しているが、その影響が無い恒星タウ・セチに向かっているのだ。同じようにタウ・セチに打開策を見出しにやってきた、異星の知的生命体"ロッキー"と出会い、そして協力しながら、それぞれの星を救うために試行錯誤を繰り返す。
宇宙船内での「今」と、記憶の中の過去をいったりきたりしながら物語が綴られ、宇宙船の構造や備品などの詳細、アストロファージについての情報が、経緯と共に語られるので理解がしやすい。
そして何と言っても、異星人ロッキーを産み出す想像力とそのキャラクター性、そして地球の科学者と異星人のエンジニアのタッグというバディ・友情関係の描写が素晴らしい。最終版の再会シーンとその掛け合いは、何度でも読み直したくなる。彼らのコミュニケーションに倣って3回書く。素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい!
恐らく映画化されると思うが、映像でも是非見てみたい。本当に面白かった。
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現代SFの次に読むべきはこれ、と狙ってましたが読んだ友達が貸してくれて6日で上下読めました。三体に比較すると序の口で読み易く、内容も手が届く範囲だったり想像できるものばかりでいてそれぞれのムーブや、絆にグッときましたね。思い出し系SFではトップクラスではないでしょうか。
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「今度は一人じゃない」
長編一作目の「火星の人」の時は、火星から地球への帰還を目指す主人公の話だった。
今回は太陽へ影響を及ぼす生物が出現し氷河期へと向かう地球を救うべく惑星探査に向かう男の話。
性格が「火星の人」の主人公と激似なんだけど、話のスケールが全く違うので全然OK
色々と言いたい。だけど多くの人に読んで欲しい。そして何も調べず、前知識なしですぐに読んで欲しいので何も言えない。
映画化したら絶対見る。