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最高!!説得力ある嘘を積み上げてゆく手腕がすばらしく、リアリティとエンタメのバランスが神がかっている。
SF的な説得力を持たせながら、それでもなお最後までエンタメで展開し続けるこの作品。久々に時間忘れて読み耽った本だった!!
こんな作品にもっと触れたいと、読書意欲を掻き立てられる。
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自分の知識と想像力ではイメージができなくてウェブ検索したくてしょうがなかったが、ネタバレが恐くてできなかった。
読み終わったので、これから確認しようと思う。
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SFはあまり読まないので詳しいことはわからないが、とにかく終始わくわくドキドキしっぱなしで読む手が止まらなかった。
今後はいろいろなSFも読んでみようかなと思う。
衝撃的な作品。すごくおもしろかった。
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面白かった
解消されない疑問は残ったし、、意味がよく分からなくて斜め読みになってしまった箇所もいくつかあったけど、それでも十分に楽しめた
結末も予想と違ったが大満足
問題解決方法がどれも斬新に思えるのは自分に自然科学の知識が乏しいから?
相手の文化が(すぐには)理解できなくてもお互いに信頼しあって協力して問題解決に取り組めるのは科学的素養の高い人には当然のこと?
自分の科学的素養がもう少し深ければ、将来に対してもう少し楽観的にいられるのかもしれないと思うと、学生の頃にもっとちゃんと勉強していればと悔やまれる(勉強してて今の程度なのかもしれないけど)
電子版にないので未読だったけど、同じ著者の「火星の人」も読んでみよう
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私達の星を救うために集められたチーム地球の面々がもしもある種チームメイト同士で戦争してる現在の状況を見ることがあったらなんと言うだろうか
文字でこんなにワクワクし、早く先を読みたいと思うと同時に、もう読み進めたくない!と感じたのは久しぶりの体験だった、読んで良かった
終盤のどんでん返しにはある意味先が読めてはいても
抗えない感動を覚えたこと自体に我ながら驚いた
あと睡眠不足による判断の乱れ。って割りと目を瞑りがちだけど実は大切な要素でもあるよなと思った
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〈上下巻合わせて〉
素晴らしいサイエンス・フィクション!素晴らしい友情とエンターテイメント!
冒頭、主人公は昏睡から目を覚まし、少しずつ記憶を取り戻しながら、自分が宇宙にいること、新種の微生物・アストロファージに感染した太陽系の危機を救うための仕事をしていたことを思い出す。近隣の星系で唯一、アストロファージに感染しているが、その影響が無い恒星タウ・セチに向かっているのだ。同じようにタウ・セチに打開策を見出しにやってきた、異星の知的生命体"ロッキー"と出会い、そして協力しながら、それぞれの星を救うために試行錯誤を繰り返す。
宇宙船内での「今」と、記憶の中の過去をいったりきたりしながら物語が綴られ、宇宙船の構造や備品などの詳細、アストロファージについての情報が、経緯と共に語られるので理解がしやすい。
そして何と言っても、異星人ロッキーを産み出す想像力とそのキャラクター性、そして地球の科学者と異星人のエンジニアのタッグというバディ・友情関係の描写が素晴らしい。最終版の再会シーンとその掛け合いは、何度でも読み直したくなる。彼らのコミュニケーションに倣って3回書く。素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい!
恐らく映画化されると思うが、映像でも是非見てみたい。本当に面白かった。
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現代SFの次に読むべきはこれ、と狙ってましたが読んだ友達が貸してくれて6日で上下読めました。三体に比較すると序の口で読み易く、内容も手が届く範囲だったり想像できるものばかりでいてそれぞれのムーブや、絆にグッときましたね。思い出し系SFではトップクラスではないでしょうか。
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「今度は一人じゃない」
長編一作目の「火星の人」の時は、火星から地球への帰還を目指す主人公の話だった。
今回は太陽へ影響を及ぼす生物が出現し氷河期へと向かう地球を救うべく惑星探査に向かう男の話。
性格が「火星の人」の主人公と激似なんだけど、話のスケールが全く違うので全然OK
色々と言いたい。だけど多くの人に読んで欲しい。そして何も調べず、前知識なしですぐに読んで欲しいので何も言えない。
映画化したら絶対見る。
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なんかおかしいなと思ったら絵文字が使えないのか。失礼、興奮しすぎて地球の言葉に変換するのを忘れてしまいました。
全篇を通してとてつもない脅威が迫るなか、とんでもない恐怖を感じることがあまりない。物語がヘイル・メアリー号でのミッションを中心に書かれているから当然なのかもしれないが。しかし、後半に歴史を語る箇所がある。そう、当然といえば当然なのにミッションのハラハラドキドキに熱中するあまり、まるで想像することがなかった。ヘイル・メアリー号のミッション期間中、きっと地球はこの考察のようになっているのであろう。上巻の最後の出来事も考えると、もしかしたら考察よりもっとひどい状況になっていたのかもしれない。迫る脅威のことも考えるとなんとも恐ろしい。
そして、主人公が全て思い出した後に、大きな決断を迫られ迷いなく決意したところからは胸が熱くなった。絶望と希望の後の絶望になるかもしれないことだったわけだから。なかなか耐えられるものではないだろう。しかし、それ以上の絆にちょっとウルウルしてしまった。
迎えた結末にはフィストバンプがしたくてたまらない。それと最後の仕事は最高じゃないか。
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※上下巻合わせての雑多な感想になります。
※映画「シェイプ・オブ・ウォーター」のネタバレも含みます。
記憶を無くした主人公が現在と過去の記憶をつなぎ合わせて現状を把握していく上巻前半からしてもうおもしろい。
一番最初に度肝を抜かれたのは、ここは太陽系ではないと分かった時でしたね。
目が覚めたら遥か彼方の宇宙に放り込まれているなんて(しかも船内の生き残りは自分一人)普通ならわかった瞬間泣いてしまう。
でもこの主人公は人並みに臆病なようでいて行動は前向き。
科学者の知的好奇心がそうさせるのか悲しむ時は悲しむけど、命をとしたトライアンドエラーに向き合い続ける。
ストラットの冷淡だけどそうするしかないんだよね…という決断もなぁ。
誰かが冷酷な司令官になるしかなかったんだという部分が悲しい。
そして何よりもこの作品の大好きな部分!
ロッキーとの出会いですね。
今までもおもしろかったけど、ここから急加速的に作品がおもしろくなっていった。
え、異星人とのバディものなの????
この世で一番好きだが???
心優しく頼もしいエンジニアのロッキーと出会って一蓮托生の日々を暮らしていく中で、今まで深い人間関係を築いてこなかった主人公の内面に変化が訪れる。
ロッキーはアンモニアの世界で生きてきた、お互いの環境に一瞬でも身を置くと良くて大怪我だってわかってる。
それでも窮地に陥った主人公の命を助けるためにロッキーにとっての猛毒の空間に身を投じて命を救ってくれる。故郷の全生命が自分にかかっていると言うのに。
まじでロッキー好きにならんやつおる?
生きているかもわからないくらいのダメージを負ったロッキーを助けるために主人公も奮闘する。結果的には回復の邪魔をした形になったけどロッキーが意識を取り戻したとき安心した。
ロシア人エンジニアのイリュヒナは主人公と初対面の時に言った「地球のために死ぬつもりでここにきました!すごいでしょ、ね?」
主人公はこの時ドン引きだった。そりゃ普通の感覚ならそうなる。
ストラットに宇宙船に乗るように言われた時も怯えて拒否する人だった。結果的にスーパー無理やり乗せられたけど…。
物語の後半にエンジンが動かなくなって宇宙に漂うロッキーの船を見つけた時に言う
「イエス!ぼくはまちがいなく死ぬ!」
この言葉がすごく好きだ。
地球から訳がわからないくらい離れた場所で、残りの人生全部かけてもいい相手と出会う。
正直太陽に異変が起きてからの主人公の人生は散々だった。
好きだった教職から無理やりひっぺがされて軟禁状態で業務にあたり最後は薬を使って無理やり宇宙に放り出される。
いくら故郷のためといえど全員憎んで良いだろこれ。
でもこの世界の地球人はかなり団結力のあるいい人たちなので現実よりは随分マシだろうけど。
ロッキーは主人公のために命をかけれるし、主人公はロッキーのために餓死したって良いんだよ。
“ちょうど”なふたりの不思議な出会い、並外れた友情とトライアンドエラー。
最後はロッキーの故郷で再び教壇に立って充実し��日々を送っている。
ここは映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を思い出す。
いつか故郷に帰るかもと言っていたけどこのままエリドで過ごして欲しい。
エリドの恩人として優しいエリディアン達と過ごして欲しい。
何よりロッキーと共にあって欲しい。
エリディアンは素敵な星人なので、主人公以外の人類は一ミリたりとも関わらないで欲しいです。
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没入できる面白さ!そして読後感がとてもとても良い。
明日からも頑張って生きよう、という気持ちが自然と湧いてきた。
日常に戻る憂鬱に苛まれる連休後半に読んでよかったです◎
ラジオで紹介してくれた星野源さん、そして星野源さんにオススメされた佐久間宣行さん、ありがとうございます!!
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ヘイルメアリー計画の全貌を思い出した主人公グレースの怒りや悲しみ。しかしそれを越える忘れてはいけない気持ちが物語終盤を面白くしてくれる。
誰かを想うことへの愛は時代や環境が変わっても人類が持っている最大の武器ではないかと考えさせられる。
まわり道のない怒涛の展開にイッキ読みは必至です。
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文章が好き
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい
その他 ◯
この本の中で起きている科学のことを理解できたのなら、もっと面白かっただろうに!
己の科学力の低さ、理解力の無さよ。
面白かったけど、読むのに時間がかかり、何度も挫折しかかりました。
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これまで読んだSFの中でも間違いなく最高に面白かった。最初から最後まで一分も退屈することなく読み終わった。
よくあるSFでは難しいニッチな知識をこねくり回して「うーん、よく知らないけどそうなのかも」と少し気持ち悪く思いながら読み進めるが、この本の科学の描写は、基礎科学を実践に活用する手法が特に面白かった。例えば目覚めた場所の重力加速度を調べるのに振り子の実験をしたり、ファーストコンタクトの相手に自分達の環境を分子模型を使って伝えたり。
最後も、予想できなかったけどアンハッピーエンドではない、読了感も素晴らしい本でした。少しでも宇宙やSFが好きな人だったら間違いなく一番にオススメする本です。
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下巻、読破。
地球を救う、壮大なプロジェクト。
そこまでの紆余曲折は、危機に迫っていて壮絶。
ちょうど2023年3月7日に、日本のH3ロケットが打ち上げ失敗したというニュースが出たところ。
そのプレッシャーたるや、どんなん??
小説のなかでは地球の危機。
なのに主人公グレースは、宇宙飛行士でもなく、科学の先生。
彼には才能があったのに立ち向かえなかった、弱い部分のある人間らしい人。
片道キップの宇宙船ヘイル・メアリー。
命を落とした同僚たち。
地球の存続が危うい。
頭脳をフル回転させ、問題をクリアしていく必死さに息を飲む。
意思疎通のとれないバディと、お互いの価値観をみとめ、理解しあっていく。
下巻では息もピッタリ。
なのに問題は次から次へと降りかかる。
ラスト、こんな展開をむかえるとは…。
胸熱だぜ。