投稿元:
レビューを見る
【収録作品】ミニカーだって一生推してろ/きみの長靴でいいです/愛について語るときに我々の騙ること/健康で文化的な最低限度の恋愛/ささやかだけど、役に立つけど
さまざまな「愛」が描かれている。
投稿元:
レビューを見る
ゆったり流れていく恋愛!?恋愛らしきモノのストーリーたち。登場人物の名前が読めない。ずっとカナふっておいてほしい。
投稿元:
レビューを見る
はたから見たら異常な愛なのかもしれない。
それでも当事者は真の愛なのだろうな。
私の感覚では、かなりぶっ飛んだとしか表現のできない関係ばかりでてきましたが、心に響くものは少なからずあります。表現は難しいですが、それが愛の姿なのかも。
投稿元:
レビューを見る
どこか歪な男女関係に関する5短編集。『ミニカー~』→これは愛でしょう。でもストーカーは犯罪なのでやめましょう。『長靴~』→これは愛ではなく自分に酔っているだけでしょう。『愛について~』→これは愛ではなく我儘でしょう。こんな三角関係、踏んづけてやりたい。『最低限度の~』→これは愛でしょう。でも軌道修正してあげたい。『ささやかだけど~』→これは愛ではなく執着でしょう。男女の友情は男性の配慮によって成り立っていることを女は知るべきだ。ミニカーと長靴がお気に入り。
投稿元:
レビューを見る
面白かった〜!
「ミニカーだって一生推してろ」と「きみの長靴でいいです」はnoteの方で読んだことあったけど何回読んでもいいな 上の2つ、主人公に向けられる感情は信仰なんだけど、それに対する感情が信仰ではないのがぐわってきて面白い
主人公達はみんな恋に堕ちたというよりも、恋によってその人自身が作り変わってるんだなって思う 進化なのか、退化なのかは分からないけど
投稿元:
レビューを見る
「ミニカーだって一生推してろ」★★★
「きみの長靴でいいです」★★
「愛について語るときに我々の騙ること」★★★
「健康で文化的な最低限度の恋愛」★★★
「ささやかだけど、役に立つけど」★★
投稿元:
レビューを見る
ストーカーまがいなことをしてしまう、相手の趣味に合わせてしまう、相手の好きな女性像を演じてしまう。
恋に落ちた瞬間から、自分が自分ではなくなっていく。それは愛ゆえの呪い。
ほんタメのあかりんが「地獄」と称した恋愛が気になって読んだけど、こういうことかー。
登場する女性たちはみんなプライドがあって、かっこいい。だからこそ、恋に落ちた時のままならなさがヒシヒシと伝わってくる。
投稿元:
レビューを見る
ミステリーのイメージが強い作者さんだけど、初の恋愛短編集ということで購入。
小説のテイストとしては甘酸っぱいというよりはほろ苦い……いや、顔をしかめてしまうくらい苦みの強い恋愛小説。
アイドルがファンを逆ストーカーをしたり、自意識過剰の勘違いの恋だったり、恋に溺れて自分を完全に見失ってしまったり、ちょっと変わった三角関係だったり、なかなかクセの強い本作なわけだが、作者さんの筆力はかなり高いので安心して読めた。
ただ、登場人物に共感できるかと言われると、割とクセ強めなのであまりできないかも笑。純文学よりエンタメ小説が好き!という人の方がおすすめできる。
投稿元:
レビューを見る
怖いなーっていう恋愛のオムニバス。
自分を見失ったらもう自分ではなかなか止められないかもしれないね。止めてくれる人が近くにいたとして、その人の声はきっと敵意になってしまう。
あとあとその恋が叶わなくても、自分のための努力であれば、それで十分報われるのに、無理するから。相手に合わせて虚像を育ててしまうから、相手に報いを求めてしまう。こんなに頑張ってるのだから、もっと見て欲しい。好きになって欲しい。そんなふうに。
そんな感じのお話と、あとは…男2人と女1人のお話…これも良かった。着地点の正解がもう、わからなかったけど。昔の漫画を思い出した。秋里和国の。
あれは結局…ううん、これもネタバレに繋がっちゃうのかな。書かないでおこう…。
どのお話も、主人公のことは嫌いではない。と言うか、そんなに特殊な人じゃない。いつかの私かもしれない。そう思えるような、少しずつ歪んでしまった人たち。
しかし斜線堂有紀さんは、登場人物の名前の読みが難しい。一回で覚えられないことが多い。
この方の本は2作目だけど、文章運びも少し独特。
でも読みやすいです。他の作品も読みたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
愛じゃないなら呪いに近いのだと思う。
物語だけどすごく身近な生々しい情と呪いの話。
一生推せ、とか、舞踏会中毒とか、心に残る言葉がたくさんあった。凄く好きな短編です
投稿元:
レビューを見る
少しひと癖のある恋愛短編集でした。
小説では綺麗で成就しがちな恋愛も、歪で過剰で汚らわしい側面があることを改めて本作で実感できると思います。
お話自体は割と単純なため、スラスラ読めますが、私としては少し物足りない気もしました。その1つの要因として、登場人物の心の動き方が似てるからなのかなぁと思いました。
投稿元:
レビューを見る
普通じゃない恋。
でも、ないとは言い切れない。
自分だって、やばいと理性がストップさせてくれなければ、同じことをするかもしれない。
進む先は地獄。
投稿元:
レビューを見る
愛じゃないならこれは執着、勘違い、3人でいる友情、一目惚れから始まる依存。愛のバリエーションともいえるがそれぞれ歪な形をしていて怖いようだ。
アイドルがストーカーの逆パターンは笑えたし、ガラスの靴には引いた。3人でグチャグチャしてるのも変だし、相手に合わせ違う自分になるのにもぞっとした。それでもこれらは愛と呼ぶしかないものなのだ。愛は恐い。
投稿元:
レビューを見る
とても面白かった。自分の中では恋愛について新しい角度から物事を辿っているように感じた。ミステリー感もわずかながら感じた。2021年に発売されたものなので、表現も今時な表現もあり、恋愛観も今時な恋愛観がありつつも、ありきたりな恋愛ものではないところがとてもよかった。
投稿元:
レビューを見る
斜線堂さんの作品は「楽園とは探偵の不在なり」「廃遊園地の殺人」といったミステリ系は読んだことあったが恋愛系を読むのははじめて(どうやら初の恋愛小説集?らしい)、本作は、他の恋愛小説とはちょっと視点をずらした5編収録の短編集。ファンにストーカーするアイドル、女1男2の複雑な三角関係、部下と仲良くなるために部下の好きな趣味を攻略していく物語など、いい意味で他の恋愛小説にない、噛み合わないすれ違いの恋愛が描かれる。普通の恋愛小説じゃない恋愛小説を読みたい人にオススメ。