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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミクロの世界が、面白く読むことができました。細胞の毛について、知らなかったこと、興味深いことが、たくさんありました。
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
細胞の毛が、こんなに大切だとは知らなかった。
そして、それを一生懸命研究している人がたくさんいることも知らなかった。
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孤独な戦士「精子」:
1体を離れる車細胞
細胞の毛とは
サイエンスは身近にある
精子の使命
大量に作られる精子
精子ができるまで
2精子から生命の不思議が見える
精子が出会う繊毛たち
鞭毛運動の活性化
卵に向かう精子
3なぜカレイは非対称なのか
カレイ精子の謎
なぜカレイだけ?
4毛の中にモーターがある
毛の中にモーターが入っている
ナノスケールの精密なメカニズム
「9 + 2」構造
細胞の毛は進化の陰の立役者
細胞の毛を見つけた先人
細菌の「べん毛」と真核生物の「鞭毛」
体内の毛なしに生きられない:
1体の中の毛を探そう
ミクロの世界の「毛」
私たちは水の中でしか生きられない
体の中にたくさん生えている
脳の中の毛と水循環
心臓が左にあるのも細胞の毛に関係あり
ウイルスから私たちを守る毛
細胞の毛がなくて発症する病気
広範囲にわたる繊毛病
毛が生える仕組み、抜ける仕組み
2五感のアンテナになった毛
生物は突起を伸ばして進化した
運動をやめてしまった毛
私たちの感覚センサ—
感覚器の繊毛
視覚の毛
聴覚の毛
嗅覚の毛
味覚と嗅覚
3組織のアンテナになった毛
動かない毛
腎臓の一次繊毛
流れを感じる一次繊毛
器官の形成を司る一次繊毛
毛のルーツは生命のルーツ:
1細胞の毛と生命進化の深い関わり
進化の中で生き続けてきた細胞の毛
生命の誕生と水
生命とエネルギー
バクテリアと真核細胞のはざま
共生によって生まれた真核生物
繊毛の誕生についての仮説
チューブリンとダイニンの起源
2真核生物の進化の分かれ道
生き物は毛が1本か2本かで分けられる
私たちが見つけたカラクシンから見た進化
毛のカルシウム調節が進化の分岐点
繊毛を失った動物
繊毛の損失を追うと植物の進化が見えてくる
3繊毛と動物の進化の深い関係
細胞の毛は生物の多細胞化にも閲わっている
動物の進化
二つのタイプの幼生
幼生の繊毛带のパターンや運動から動物の系統が見える
繊毛にもとづく進化説
神経管の起源にも細胞の毛が関係?
美しいナノ構造のひみつ:
1ミクロの形の世界
生物が作る非対称の美しさ
9十2構造を見る
2 9 + 2の謎
回転対称と非対称性
9 + 2の土台
9本の番号づけ
3軸糸のパ—ツ
9十2構造の設計図
ダイニン腕
ラジアルスポーク
中心対微小管
ダブレット微小管の組み立て
部品どうしを連結する構造
波打つ仕組み:
1運励の原励力
収縮説と滑り説
力を出すダイニンモーター
2毛が波打って動く仕組み
一次元の滑りから二次元の屈曲へ
二つの朿どうしで滑る
二次元の平面波と三次元のらせん波
モータ—のスイッチング
3波を制御する仕組み
浪内野スピードを変える
波の対称性を変える
上皮繊毛の勅き
毛の機械受容
光に反応する毛
隣り合った繊毛どうしの協力
細胞の毛は環境問題につながっている:
1海のそばで毛の研究
海とのつきあいのはじまり
現場で生物と接する臨海実験所
2海の中の流れ-
絶えず動いているワンオーシヤン
大海原にくらす小さな生物の毛
水の世界
進化における繊毛vs筋肉
プランクトンの世界
3海の生き物と細胞の毛-
毛で流れを作り濾過して食べる
二枚貝の毛が生み出す脅威の滤過能力
ウニの歩み
サンゴ表面の渦巻
虹色にかがやく繊毛おばけ
4ミクロの毛から海洋生態、環境問題へ
繊毛の環境応答と幼生の分散
海洋酸性化と繊毛
生物の大量絶滅
環境は細胞の毛のように繊細
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細胞の毛がなぜ9+2構造なのか不明な点が多いが、毛を通して進化の謎を解こうとするアプローチは面白い。
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毛という強いインパクトのあるタイトルに惹かれて読み始めた。生物に関わる毛について、精子の鞭毛や、繊毛などあらゆる毛についての豆知識が並んでいる。ただ、結局これらの知識が、今を生きる自分にどうつながるかがいまいちピンとこない。環境問題についての章も、毛についてである必然性がない。研究のための研究本という印象。