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第1部 組織を有機体として考える
1 なぜ組織を語ると空回りしてしまうのか
人によって組織の見え方は異なる
新人社員が思ったこと
「盲目の男たちと象」という詩
居酒屋でくだを巻くピジネスパーソンの観点と視点
合理的システム観Vsオープンシステム観
東大阪の中小企業が採用したペトナム人実習生
有機的組織の定義と特性
女丁持
クリエイティプ集団「チームラポ」の展示会
「ほぼ日」の組織図
「変異→選択→遺伝」の進化のメカニズムを組織に適用
人類の進化からヒトの思考と行動を読み解く
食事を分かち合うことの価値
なぜヒトの脳は大きくなったのか
コンサルやペンチャー企業の壁「社員150人」
噂話と共同幻想が組織の進化を促した?
本書における人の集合体に関する用語の定義
2 組織内でなぜ、個の能力は発揮されないのか
個と集団の3つの関係性
社長は「クリエイティプに!」と言うけれど……
職場という小集団を重視する日本の社会構造
なぜ、職場を大切にするようになったのか?
イギリスのカルパン派と仏教の易行化
ホモ・エコノミクスという概念はいかに形成されたか
利他性と共感
10ドルもらったら、そのうちいくらを他人にわたすのか
「信頼には信頼を返す」というメカニズム
見ず知らずの人に1万円送金する理由
あなたは利他的? 利己的? どっちが得?
利己的な営業課、利他的な開発課はなぜ協調できるのか
相手の意図を推し足ることの罠
残業しない人、残業がなくならない職場
ヒトは無意識にメッセージを発している
銀行の支店長が交代すると、何が変わるのか
3 いかに関係性が価値を生み出すか
カネか?ヒトか?―資本の源泉
フリードマンは嘆いている?
デジタル経済での正社員の役割
副業が有効? 組織の記憶メモリーを増設する
「誰が何を知っているかを知っている」ことが価値を生む
隠れた専門―見えない関係性が価値を生み出す
ネットワークに近道をつくる2つの方法
肥満のリスクが3倍にーネットワークの影響力
「みんな」は誰なのか?
阿件の呼吸は生産性を、風通しや新しいつながりは創造性を高める
日本企業への示唆
4 進化する組織が生き残る
議論、対話に組織のエッセンスが表れる
お堅い銀行でも、組織が違えば…·
組織能力の正体
ダイソンの果てしないチャレンジ
良品計画のMUJIグラム
イトーヨーカ堂とセプンーイレプン・ジャパンの業革
ホンダの北米オートバイ市場参入
トヨタの得意技
進化を促す型
脳と組織は相似関係にある
3つのレイヤーをまたぐ認知プロセス
個からの情報を組織に流すには
第2部 組織が能力を発揮するサイクル
1 感知
外部からの情報は個が感知する
弱いつながりのネットワークとエコシステムに身を置く
スマイルズのエコシステム
環境に自らを埋め込む
トヨタの大野酎一の場所中心的��己
本田宗一郎の場所中心的自己
映画「燃えよドラゴン」Don't think, feel
「非注意性盲目」ヒトはかなりいい加減
「認知バイアス」ヒトの意識がもたらす歪み
節約のために①確証パイアス
節約のために②ハロー効果
節約のために③正常性パイアス
節約のために④アンカリング効果
不快感から逃れるために①認知的不協和
不快感から逃れるために②基本的な帰屈エラー
不快感から逃れるために③内集団パイアス(身内びいき・ネポティズム)
不快感から逃れるために④ダニング11=ルーガ—効果
「自己知党理論」自分で理由を捏造する
簡単に他者に影響されてしまう
認知バイアスを回避する
解像度を上げたフィルクーを通す
スーバーマーケットで着想したカンバン方式
経験を積み、問題意識を持ち続ける
なぜ島社長は危機を感知できたのか
全社員が毎日改善提案を社長に送る仕組み
見えない情報を仮説検証であぶり出す
セプンーイレプンがバート店員に発注作業をさせるわけ
志向性を持ち続けるような組織風土を築く
6 意味づけ
集団で意味づけすることの難しさ
対話で意味づけがなされる瞬間
総合商社でのシナリオプランニング研修
対話とは創造のプロセス
対話のスキルを高める基本原理
一人称で語り合う対話で「意味」に行き着く
異業種の経営者が対話することに意味はあるのか
なぜ、人は対立を避けるのか
対立を受け入れるスキル「思考の自己受容感覚」
マンションの管理組合での対立
利他性と対話
意味づけを促す仕組み
製品ではなく技術を見せるショールームに改革
7 展開
アイデアを組織に伝え、実行に結びつける「展開」
できるだけ多くの協力者でカバレッジを広げる
フォロワーが16%を超えると合意が展開される
フォロワーをいかにして増やすか
窓際部署での窮地を助けてくれたのは左遷時の仲間
企業組織内で結合する仕組み
運輸関連企業での支店長研修
組織の外と結合する仕組み
トヨタの自主研
イグニッション・ポイントを探せ
リストラに取り組み始めた大手メーカーでの研修
少数派の影響力は思っているより深い
8 組織記憶
組織の学びは難しい
組織記憶の4つのパターンと「因果マップ」
組織の内部モデルに基づいて判断し、行動する
内部モデルの修正には大胆な施策が必要
雹通は人事における予測誤差で内部モデルを書き換えた
自動的な行動を埋め込む組織ルーティン
社員も説明できない、トヨタの型
良品計画のマニュアル作成という型
組織規範はどのようにして形成されるのか
粗織規範は変えられるのか
トップのコミットメント
因果マップをつくり上げるもの「創業時の想い」
創業者の構想が組織の思想となったトヨタ
創業者の悔しさが100円ショップのダイソ—の経営理念に
回顧的センスメイキング
因果マップをあぶり出す
9 戦略的意図
日本企業には戦略がない?
「毎日が、あたらしい。ファッションの伊勢丹」
ヤマト運輸「セールスドライ���ーは寿司屋の職人」
エネルギーを創り出すスローガン
コマツによる「キャタピラー包囲網」
ユニ・チャーム語録
TOTOの独自性・先進性
概念よりも関係性
10 日本企業の本性
「ヒトの本性は利他性」を前提にすべき
全員経営に適した日本企業
「角を矯めて牛を殺す」なかれ