紙の本
わかりやすい
2023/02/07 09:39
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子ども達に、生理やセックスについて伝える大切さがよくわかり、よかったです。家庭での性教育のあり方について、考えたいです。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11526428
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性教育に使えそうだなと思った。
あれ?と思う点もあった。全体としては悪くないのだけど、いくつかの点は気を付けた方がいい気がする。
おちんちんは褒めなくていい!!
と、盛大に突っ込みたい。序章も怪しさ満載だったが、『おちんちんに自信を持つことができ、自尊心が育ちます』とある。んな馬鹿な。
自尊心を持たせたいなら、男女問わず、その子自身を褒めればそれで済む。なぜ『おちんちん』に自我をもたせようとするのか謎だ。
その点を除けば、男の子のカラダについての説明なのでお勉強になる。
『排卵日だけ狙っても妊娠しにくいんだよ』とあるけど、その情報は子どもには要らない。本を読んで知るならまだしも、親がそれを子どもに言うのは『子作り頑張れよ』というようなものだと思うので、気持ち悪いなと思う。
子どもに教えるべきなのは、学生が子どもを作ると学校から追い出され、学業の道を閉ざされる可能性がある事。子育てにはお金が必要で、子供が成人するまで親の役目を果たす事。性交は小作りであり百パーセントの避妊はない事。妊娠出産は女性の体を極限まで痛めつける事になる。下手をすると死ぬ事もある結果になる事。……この辺りじゃなかろうか。
私は高校生・大学生ならば子供を預けて学ぶ道があっていいと思うけど、今の日本でその環境はない。言い方は悪いとは思いつつ、学校退学という分かりやすいデメリットは子供に伝わりやすいのではと思う。
気になるのは『性別っていうのは、そんなにはっきりと男女に分けられるものではないんだよ』という部分。
生物学的には基本的に(DNAで)『はっきりと分ける』事になっているし、戸籍上もそうなっている。なのに、『分けられるものではない』というのは無責任な話じゃなかろうかと思ってしまう。
そして、全般的に思うのだけど、男が先なのが嫌。章や小見出しタイトルも男が先なのは、なんで??生理の本でしょ。女が先でもいいじゃんかと思った。
全体的にはいい事が書かれているけど、細かい点が気になる本だった。他の本や情報と併用して使う方がいい気がするのです。