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赤獅子の王子に求婚されています みんなのレビュー
- 彩東あやね (著), カワイチハル (イラスト)
- 税込価格:748円(6pt)
- 出版社:新書館
- 発売日:2021/12/10
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文庫
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電子書籍
可愛いラブラブカップルでした。
2022/01/23 20:34
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投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪ガキで放蕩息子な第6王子が獅子になる呪い付きで勘当されて、呪いを解くために放浪中に受けと出会う話。
怠け者で偉そうな攻めと素朴な農民の受けが共に旅をする様子が楽しい。その道中、働き者で慎ましい暮らしの中でも幸せを見出して笑顔な受けに攻めがどんどん感化されていくのが良かった。二人が隠れ里のような貧しい集落に辿り着いてそこで暮らし始めた頃には、攻めが受けとお似合いの働き者になっていたのが凄い。二人の素朴な暮らしの様子が微笑ましかった。
基本は甘くて優しいお話なんだけど、ちょくちょく現実的な厳しさもピリッと効いてるのも面白かった。受けと父親の関係やその裏切りの受け止め方が印象的だった。あと攻めが街でくすねてきたお金で糊口を凌ぐしかなくて、最初は攻めを非難して我慢してたけど、最後は空腹に食べ物が泣けるほどに美味しくて次々に頬張りながらもそんな自分が悔しくて堪らない受けのシーンも印象的だった。
あとこのカップルのイチャイチャがとても好みだった。
受けは初心で無垢な子なんですけど、攻めが大好きで凄い幸せそうだし、積極的な場面もあって好き。初めての時に、今からお前の可愛いと思うところ全部に口付けしていくから〜とゆっくり始めて紳士的なのも良い。受けは全身に口付けされてそこも可愛いんだ…と思いながらも幸せそうで素敵なシーンだった。
その後攻めは勘当が解かれて王子として復帰するんだけど、その経緯が国民達の間では修行扱いで美談になってたのに笑った。
書き下ろしは二人が王宮で暮らすことになってからのお話。
農民として生きてきた受けが王宮での暮らしに馴染めない様子が辛い。
女官に話しかける時は指示をするって概念がなくて、お伺いを立ててしまって女官は主に許可を出したりはできないしで困惑しちゃうディスコミュニケーションにはなるほど〜そりゃ庶民には教えて貰わんとわからんな〜と大変さに納得しちゃった。
最終的二人が選んだ暮らし方も好きだった。
紙の本
とても癒された
2022/01/09 19:12
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投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
農民出身のテオが国を追い出された甲斐性なしの王子カイルに見初められるのですが、理由が自分勝手でテオの度重なる受難が不憫でした。だけど、テオによって姿よりも心の方を改心していくカイルに物語として引き込まれました。テオが庶民的で農作物を育てて裕福でなくとも心は豊かに堅実に生きることを大切にしているところも好感がもてて好きですし、単純な玉の輿のお話じゃなくて二人で一緒に幸せになる方法、そして国とその土地に住む人々を幸せにするお話しにとても共感しました。他にはない展開ですごく良かったです。彩東あやね先生の作品は初めてでしたが、これを機会に遡って他の作品も読んでみたいです。
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