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独占の復活 The Return of the Monopolies:
共和政体の守護者セオドア・ルーズヴェルトの敗北
大企業優先自由主義に支配されてきたアメリカ
泥棒男爵たち The Robber Barons:
独占資本家たちによる大企業優先自由主義に導いた「泥棒男爵」
巨大ビジネスの先鞭をつけた鉄道事業
企業家たちは自由な競争より独占を選んだ
市民の自立こそが共和国の源泉
最後の共和主義者 The Last Republican:
一部のエリートに支配されない自由を確保するのがアメリカの共和主義
大企業経営者たちに挑んだセオドア・ルーズヴェルト
大企業優先自由主義の大勝利 The Triumph of Corporate Liberalism:
企業の巨大化を進歩だと考えたウイルソン
ウイルソンが変質させた自由
ウイルソンによって骨抜きにされた独占禁止法
依存症に苦しむアメリカ Addicting America:
インターネット依存症を蔓延させた罪
こうして市民は単なる消费者に変えられた
反社会的メディア Anti‐Social Media:
SNSの最大の被害者は子供たち
ネットは怒りを増幅させる装置
検閲担当者たち The Censors:
ザッカーバーグと議会で直接対決
ニュースキュレイターによって操作されるニュース
トランプ当選で半狂乱になったグーグル社員がとつた行励
地球最大のニュース配信装置となったビッグテック
リベラル派の教育機関としてのビッグテック
新しい世界秩序 New World Order:
グローバル経済から设大の利益を上げる
中国と結びついたビッグテック
独占力ら利益を引き出す厚かましいやり口
グローバラィゼーションの勝者と敗者
不正操作されているワシントン Rigging Washington:
書き換えられた通信品位法第230条がビッグテックの楯となった
ワシントンのエリートを使った強力なロビィング活動
エリートの、エリートによる、エリートのための政府
私たち一人ひとりにできること What Each of Us Can Do:
子供たちにスマホを与えない決断
新しい政治 A New Politics:
グーグルとフェィスプックは独占禁止法遠反の容疑者
「追跡をするな」という権利を我らに与えよ
人々を依存状態にする機能を廃止させよ
個人に訴訟する権利を与えよ
アメリカの自治のシステムを回復させよ
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フェイブック、グーグル、アマゾン、情報エリートが自由経済の名のもとに独占的な地位を占めて、その力で人々をコントロールする。それは、アメリカ建国の理念に叛くことという上院議員の叫び!
羨ましいのは、彼の国にはこういう政治家がいる事!
アメリカ国民が気が付きさえすれば変革が期待できる!
さて我が国は?
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「人類史上最も力を持つ企業」である巨大IT企業。彼らはアメリカ社会にどのような影響を与えているのか。共和党の上院議員であり、州司法長官を務めた著者が、その実態を明かす書籍。
アメリカ合衆国の建国の父たちは、少数の特権階級による支配は共和国の存立を脅かすと考え、企業による独占を禁じた。
しかし現在、ビッグテック(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル・マイクロソフト)が行っているのは、特権階級による支配そのものだ。彼らは様々な規制を逃れ、強大な力を持ち、国民生活の隅々まで影響力を及ぼしている。
ビッグテックのビジネスモデルの基本は、「依存性モデル」と呼ばれるものである。企業は、利用者を長時間インターネットに惹きつけ、彼らがアクセスしている間にその行動を監視し、あらゆる情報を収集する。こうして得た情報を利用して、広告で収益を上げる。
各利用者の閲覧履歴や購入履歴など、収集した情報をスーパーコンピューターで分析し、利用者が行動を起こす前にその行動を予測する。これが「ビッグテックの力」である。そして、この能力はあらゆる商業目的に利用できる。
ビッグテック各社は、人々を長時間プラットフォームに滞在させるために、利用者の注意や関心を惹きつける競争をしている。例えばフェイスブックは、利用者の「社会的承認欲求」を満たすことで、SNSに依存する状態を作り出している。
若者のうつ病の増加や自殺率の上昇、人々の孤立、社会の分断など、SNSへの依存は様々な弊害を生み出す。例えば、ネット上で会ったことのない相手と議論する場合、怒りに任せた行動をとりがちになる。そのため、SNSの利用者が増えれば増えるほど、怒りに任せた行動が世界に溢れるようになった。