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2022.02.06~02.07
私にとってありがたいレシピ本。
これを参考に酒の肴をつくろうと、毎回、思う。
シリーズ最初のころは、物語も面白かったので良かったんだけど、ここ2~3作品は、なんだか鼻につく表現が多くなってきた。
毎回のように「本日の昼の定食は・・・」と内容を説明するのは良い。が、「自負している。」はうざい。もうわかったよ、って感じ。それから、人物紹介もいらない。すでに11巻まで出ているんだから、最初に人物紹介を書いてくれればそれでよい。
そして一番気になるのが、新型コロナを扱っている割には、「はじめ食堂」にいる人たちの普通の会話や「大声で返事をする」などの表現。
私が気にしすぎているのかもしれないが・・・
毎回楽しみにしている作品なだけに、ちょっとガッカリ感が強かった、今回の作品でした。
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はじめ食堂に万里が来てから店の活気も上がって、このままずっと3人でやっていくのかと思っていたけど、ついに万里のはじめ食堂から他の店での修行が決まった。フリーターで全然仕事に身に入らなかった万里が、はじめ食堂で働き始めて少しずつ成長してここまで来たのは感慨深かったです。
万里が抜けたら寂しくなるとしんみりした気分でしたが、メイがその後に入ってくれるとなり、新体制でのはじめ食堂が楽しみです。
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6年間勤め旅立ちの時が来た、腕を磨いて最後はどこにたどり着くのか万理の行く先が楽しみ 一子と二三は本当に良い関係だ 、はじめ食堂は新しく来た子が料理を作りどんな店雰囲気になるのかいざ出陣!
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食堂のおばちゃんシリーズ11作め。長く読んでいると登場人物たちに情がわいてきてしまう。みんな新天地でいいことがありますように。
今回出てきたお料理の中で納豆茶漬けが美味しそうだった。今度試してみようっと。
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食堂のおばちゃんシリーズ
佃にあるはじめ食堂は一子と二三の嫁姑と万里の三人で営んでいる。美味しい料理と暖かな人柄で近隣の人達から愛されている。
いつもながらの常連達とのやりとりの中、今回は佃の町に再開発の話しが持ち上がり、はじめ食堂も立ち退きを迫られる。店は、住まいはどうするのか悩む一子と二三。そしてまた、万里の将来の事も思うようになり…。
少しずつ変化していくはじめ食堂の姿が描かれている。相変わらず美味しそうな料理と、一子と二三、二人の嫁姑の仲とは思えない仲の良さがいい。万里の旅立ちを迎え、この続きも楽しみ。
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寂しいです。仕方ないのはわかっているけど。次巻はどうなるのでしょうか…。
食べ物は、今回特に目玉焼きが面白そうでした。シンプルなものほど、奥が深い!
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通うお客様にとっては「いつもそこにある」安心の場所であろうはじめ食堂。今回は大きな変化の時が訪れる。次の巻が今から楽しみになる。
それにしても。仕事とはいえ、80代と60代の女性が毎日こんなにたくさんのメニューを提供しているなんてすごいエネルギーだなと。50代に入ってレパートリーがワンパターン化してきて、ご飯考えるの面倒!という私には、このおばちゃん達のような存在が近くにあったらな〜と読む度に思う。
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万里が調理師試験に受かって以来、Xデーはいつ来るのかと、読者もおばちゃんたちも息をつめて見守っていた。
常に後継者問題と、先行きに悩む個人営業。
今回はディベロッパーが再開発計画を持ち込み、店を潰すか、というところまで追い込まれる。
明るい幕切にうるうる。
お世話になった食堂を高尾山呼ばわりはどうかとちょっと思ったけれど・・・
万里はこれからが大変だと思うけど、自分の決めた道を進んでほしい。
第一話 夜のお茶漬け
セレブのエリート息子がまさかの引き篭もり。
ドラマ「マザーゲーム」を思い出す。
第二話 師走の目玉焼き
はじめ食堂に、再開発の立ち退きの話が持ち上がる。
忘年会の盛り上がりの中、来年もこの日を迎えられるだろうかと、ふっと二三は物思い。
第三話 闘う鴨めし
食べ物は戦う力をくれる
第四話 スッポンで一本
メイがいよいよショーパブを引退して念願の味噌汁の店を出す準備を始めようとするが、迷いあり。
再開発事件で散々振り回されたので慰労会をしましょうという一子の提案で、『八雲』という料理屋に行く一堂。
万里は、運ばれる料理の一つ一つに心動かされ・・・
第五話 旅立ちの水餃子
旅立つ人を、湯気の向こうに送り出す。
一子は、昔に思いを重ねていた。
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佃の食堂兼居酒屋「はじめ食堂」を舞台にしたヒューマンドラマ。
シリーズ 11 作目も5話構成で、第1話が表題作。
* * * * *
山口さんの作品の中では最も好きなシリーズだけれど、今回はいただけなかった。
それは、作品の売りである人情を描くための「タメ」が足りなかったからで、珍しくバランスがよくない構成だったと思います。
本巻のメインは第5話に配された万里の巣立ちでしょう。
はじめ食堂の厨房を任されて6年。万里は今や食堂になくてはならない見事なシェフぶりを見せるまでになりました。それまでどんな職についても長続きしない、グータラ極楽とんぼだったとは思えないほどです。
一子や二三に信頼され常連客には愛される今の万里は当然、仕事にも食堂にもそして人間関係にも離れがたい愛着が湧いているはずです。
なのに修業のためとはいえ食堂を離れる決心をするまでが、あまりにもあっさりしすぎているように感じました。万里はもっと誠実でまっすぐな人柄なのではなかったのか⁉
本来ならもっと苦悩する姿が描かれてしかるべきで、本巻全編を通してのテーマにしてもいいくらいだと思います。
例えば佃のはじめ食堂のある一帯の再開発話が持ち上がり、食堂存続の危機に見舞われる話をただのドタバタで終わらせず、万里にも身の振り方を真剣に考えさせる筋立てにするなどの工夫があってもよかったのではないでしょうか。
それをしなかった結果、万里が思いつきや勢いだけで行動したように映り、万里という人間を軽く薄っぺらく感じさせてしまっています。まずこれが惜しい。 ( 三原をフォローに使っていましたが、焼石に水の感じです。)
次に修業先となる割烹八雲の主人も簡単に引き受けすぎています。
店の佇まいや接客ぶりから、主人は思慮深く練れた人柄のように見受けられます。だから、客として1度来店しただけの人間を軽々に雇い入れたりはしないはずです。
雇うにしても、はじめ食堂を訪れ万里の仕事ぶりや料理人の適性を見てからのことにするに違いありません。 ( 味の継承を考えるなら尚更でしょう。)
今後も登場しそうな人物なだけに、この展開も惜しいと思いました。
さらにメイが万里の後釜として食堂に入ることになるという運びも、無理に取ってつけたように感じる展開です。
ともかく残念さが残る作品でした。
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佃の再開発の話が浮上!食堂のみならず酒屋や魚屋はどうなる?意外な結末に。
スッポンは万里にどんな影響をもたらしたのだろうか。
今回の結びは万里とメイの門出!
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シリーズで読むのは2冊めです。
義理母と嫁が開いてる食堂。変わらず丁寧な料理とお酒で常連客もてなし、快適な場所を提供しています。
が、環境の変化や人の成長、いつまでも同じままとはいかないのが世の常です。
こんなお店が近くにあれば通うな…
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お店存続の危機が思ったよりさらっと過ぎ去ったたので、万里君との別れも同じように通り過ぎやしないかと思いましたが、いつも時がきっちり流れるはじめ食堂でした。
以前から覚悟してたからこそのあっさりした別れなのか、はたまたいつか戻ってくるからなのか、時が流れないとわからない感じ、今後も楽しみです。
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あっと言う間に11巻目、折々にいろんな事件が起きるけれど地道な営みは続いていく。
こういう展開だから励まされるんだと思う。
万里、頑張れ。
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立退の話、万里くん・メイちゃんのステップアップのお話。はじめ食堂の常連さんも少しずつ歳を重ねていくな、と感じました。
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このシリーズの大きな転換点!
料理人の旅立ちは浅田次郎『プリズンホテル』でもそうだったが、これからの人生に身一つで挑む心意気が感じられて胸が熱くなる。
はじめ食堂が更に活気づきそうで、次の巻が楽しみ!
あとはどうか、一子さんずっとお元気でいてください。