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202112/安定のシリーズ。お馴染みの面々がこじれた仲を取り持ち、各話それぞれ友情・恋愛・親子夫婦・お夏の淡い恋心といった人情モノエピソードが描かれる。仏具屋のお春が最初の頃に比べて扱いが良くなってきている気がする笑。不動の龍五郎と弁天の寅蔵の第一話『乱れ酒』、鰻辻売りと甘酒屋女将の第二話『鰻と甘酒』、常連客源三と故あって離れてた息子の第三話『ごっそあん』、お夏ら魂風一家の過去の因縁相手の第四話『ところてん』。
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内容(ブックデータベースより)
「あの姉さんには惚れちまうんじゃあねえぜ」見るからに苦労がにじみ出る女・お蝶。今は甘酒屋をしているが、誰にも言えない過去を抱えていた。その女に惚れたのは、羽目の外し方も知らぬ純真な男。周囲の忠告も聞かずに想いを募らせるが、二人の恋路に思わぬ障壁が......。黙ってられぬとばかりにお夏が暗躍! 人情居酒屋新シリーズ、感涙の第四弾。
令和4年1月8日~9日
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岡本さとる「鰻と甘酒」、居酒屋お夏春夏秋冬シリーズ№4、2021.12発行。乱れ酒、鰻と甘酒、ごっそあん、ところてん の4話。とても面白かったです。大満足です。4話とも味わい深かったですが、特にタイトルになっている鰻と甘酒が秀逸でした。お夏、最高です!
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居酒屋お夏 春夏秋冬シリーズ 4
居酒屋お夏の女将・お夏は、料理人の清次と、
時に、河瀬庄兵衛、廻り髪結の鶴吉、船漕ぎ八兵衛と
陰で人助けをしている。
《乱れ酒》
居酒屋お夏の常連客肝煎の不動の龍五郎には、どうしても勝負をつけなければならない相手がいた。
その男が、20年振りに、龍五郎の前に現れた。
《鰻と甘酒》
料理人・清次に憧れて、鰻の辻売りをする宗太郎が、想いを寄せた人は、お夏の店で、時たま顔を合わせる、甘酒屋のお蝶だった。
だが、お蝶は、宗太郎の気持ちを素直に受け入れられない過去が有った。
《ごっそあん》
常日頃『自分には過ぎた女房だ』と言う常連客で、駕籠かきの源三の女房・おくめが、お夏の店に怒鳴り込んできた。
源三が五両もの大金をへそくりしていたと言うのだ。
《ところてん》
お夏は、ところてんが好物である。
昔、向かいにあった、小間物屋「いわさ屋」の跡取り息子の俊之助に、密かにあこがれていた。
その俊之助がところてんが好物であったので、いつしか自分も好きになったようだ。
ところてんを食べている時に、ふと、俊之助の事を思い出したが、ある事件で、彼と再開する事に…
悪人を痛快に懲らしめるので、読後スッキリする。
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お夏の居酒屋を中心に常連たちや昔の仲間が毎回役割りをきっちりこなしている印象。
シリーズとして非常に安定感があります。