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自分が歴史に疎いのが残念でしたが刀の物語として堪能。人が語る刀と人の物語。
個人的にはにっかり青江と一期一振の話が好き。
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タイトルにある様に、歴史人物と彼等が手にした刀剣とを幻想的なストーリーで綴っている。
短編集なので、どの項から読んでも楽しめる。
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●一の箱 末之青江×真柄直隆
面白い。真柄直隆の最期の言葉(フレーズに記載)、
時代小説はこうでなくっちゃあ。
●二の箱 こぶ屋藤四郎×千利休
語らずに伝える。聞こえない声を聴く。見事。
●三の箱 山鳥毛×上杉景勝
山鳥毛の刃毀れにまつわる景勝の記憶。
養父を慕っていたからこその裏返しの行動だったのだろう。
●四の箱 へし切長谷部×黒田官兵衛
これだけの才覚がありながら取れなかった天下。
辞世の句、潔さのどこかに、悔しさも感じてしまう。
ツキがなかった、その一言に尽きる人生。
●五の箱 泛塵×真田幸村
現世から失せている…幸村の寂しい最期と相まって戦国のロマンを感じるとか稚拙な表現しかできないものの、不思議な気持ちになる。
●六の箱 一期一振×徳川家康
アンチ家康のせいか、退屈に感じた。
●七の箱 にっかり青江×京極忠高
ホラーの要素。忠高を止める初姫と、初姫を助けるお志ょうにキュンとする。
●八の箱 肥前忠吉×勝海舟
幕末前後は興味がなく、そのころの作品にはほとんど触れていないが、本作は興味深く読んだ。蓮月が西郷にあてた和歌、刀の辿った運命に思わずうなる。
●九の箱 三日月宗近×高台院
ファンタジーの仕上がり。
私のつたない知識のせいで楽しめなかった部分も多いと思うが、戦国の時代を以てして数十年、数百年前の刀剣が活きていることに魅力を感じる。表紙のシルバーでかたどった刀が素晴らしい。
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今朝の3枚おろしで知りました。刀に関するそれぞれのエピソードは非常に興味深いものがあります。刀それ自体がもう物語なんですね。