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おもろいです。ただエロネタの羅列ではなく、求道者としての趣きがある。んで?なんなの?という疑問が次々と沸いてきて、考えてはいけない、と結論する、それが読者の心理。
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みうらじゅんってほんとにおかしい。(褒めてる)
巷にはヌード銅像がけっこう設置されていて、それをほっとかないのが我がみうらじゅん。
今回もその写真とヌードの芸術的な絵画が厳選?しての辛酸なめ子氏との品評会。
爆笑させてもらいました。
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芸術新潮を読んでいるので内容は殆どわかっていたが、大好きなムサビ先輩後輩のみうらじゅん・辛酸なめ子のグラビアと両氏の素敵な挿絵いっぱいの、アートと猥褻とエロまみれの対談が面白くないはずがない。笑いと納得感たっぷりのエロ談義に時間を忘れてしまう。
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これを書籍としてまとめてしまうみうらさんと辛酸さんがすごい。
微乳、美乳はインテリっぽいということは、巨乳はインテリに感じにくいということなのでしょうか。
先端の色に拘りを持つ日本と曖昧に書く西洋の宗教観による芸術論。勉強になります。
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おもしろかった。みうらさんのエロにかける情熱と、なめ子さんの同意でも反論でもないツッコミが絶妙。神聖なふり、芸術のふりをしてるものの中にもスケベは存在する。むしろ真の目的はそっちだった!
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この2人のコラボ企画、最高!
みうらさんのマニアックさを辛酸さんが上手に受け止めてすれすれのところで、誰でも受け入れることが出来る。
いや、出来ないか(笑)
今度は辛酸さんメインにみうらさんが答える、いわば女性版マニアック企画の続編を。
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みうらじゅんと辛酸なめ子が、ヌードについて対談する本。“猥褻”と“芸術(アート)”の境目はどこなのか、人は何にエロを感じるのか、といったテーマについて語り合う。
辛酸なめ子がブラックホールの写真にエロを感じると言っていたのは、なかなか新しくてよかった。またコロナ禍でマスクで隠されることが多くなった口元にエロスを感じるというのもわからないではない。その他、ギャップ、物語性、後ろメタファー、アートと笑いはエロの最大の敵、など、多くの名言が飛び出す。
街中に唐突に出現するハダカの銅像「ヌー銅」を紹介する章での、日本のヌードは「湯上がり」が多い、明治に西洋から入ってきたヌードという文化は日本にはなかなか根付かなかったが、高度成長期の浮かれ気分で各地に「ヌー銅」をたくさん立てた、などといったみうらじゅんの考察は興味深かった。たしかにロダンの銅像と日本の銅像は雰囲気がまったく違う。裸でサックスを吹く男性の銅像を量産する黒川晃彦氏も非常に気になった。
みうらじゅんは、イラストレーターという職業柄、絵を見る際に、その絵がクライアントワークかどうかということに着目してしまうそうだが、その視点は非常に重要だと感じた。かつてクライアントを満足させるために描かれた作品の中で、どのような作品が「アート」として認められ現代に残ってきたのか。自分が真に描きたいものを追求した純粋な「アート」というものがあるのかどうか? みうらじゅんが、クライアントのある作品には、パンクな気持ちを込めてエロ要素を入れ込んだりするのに、クライアントのない作品にはそういうものを避けている、と言っていたのも、なんだか示唆的だ。
ヌードに関する本は、書棚に何冊か眠っているので、そろそろ読んでみたいと思う。
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裸!は だ か!
さてさて本書は猥褻図書か、それとも芸術の探求本か。
クールべの「世界の起源」はオルセー美術館にある、ちょっとびっくりする作品。
秀逸なタイトルではある。
ちなみにオルセーにある「かんぬき」という作品はヌードではないが、ヌードみたいなものだ。(言われなければ気づかないかも)
「アートオブクライム」というフランスドラマで取り上げられていて、口笛を吹きたくなった(吹けないが)すごい作品。
篠山紀信の作品は背徳感がある。
ちょっと古いせいもあって(1970年代っぽい)、それがまた思いがけず「見てしまった」ような気持ちにさせる。
みうらじゅん氏のグラビアもあるが、こんな顔してたんだ…
艶かしさにどきりとする。
西洋美術館の収蔵品についても対談とカラー写真で楽しめる。
紹介されるのはどれも特別展、企画展ではなく、常設展示。
そろそろ再開すると思うので、またみにいきたい。
さあ!皆もオープンマインド!
心も体も!といきたいが、私は冷え性でお腹壊しがちなので、服は着ながら眺めさせていただきます…
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もー とにかく面白くて
笑い転げちゃったよ
冒頭のヌード銅像に
混じって ウェイウェイする
みうら氏の写真からはじまり。
みうらじゅん氏と 辛酸なめ子氏の
対談が面白くないわけがないんですが
期待以上でした
特に 国立西洋美術館の
ヌード絵画に物申すのが最高
デッサンや体位への突っ込みという
アートへの境界も感じつつも
忌憚のないお二人の語りに
笑うしかない
ロダンも形無し
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長年の不眠がこの一冊で解消された(笑)
肩の力を抜いてみうらじゅんのコレクションを笑って見るのが精神衛生上にとても良いことの証左であろう。全くエロくないのが、この2人のセンスのよさ。
辛酸なめこの「おわりに」もとてもよい。
この2人の「脱力」力?は、身につけたい。
時々読んで、力を抜かなくてはね。
あー面白かったー。
今から夫とムスコが順番に読みまーす。
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武蔵美出身のイラストレーターなどとイラストレーターによるヌードをテーマにした文化論
この企画が面白くないわけがない。
ただ、思っていたよりもおとなし目。
もちろんお二人の感性は鋭く、
芸術についても勉強になります
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確かに、以前は街中に堂々と裸の銅像が建っているのを不思議に思っていたが、あまりにも当然のように存在するのでだんだんと意識しなくなっていた。猥褻については厳しいのに、裸体はなぜ良いのか。そこをみうらさんらしい切り口で鑑賞するのがとても楽しい。
私もみうらさんの解説つきで美術館巡りをしたい。辛酸なめこさんが羨ましい。辛酸なめこさんもすごい人だから面白いのかもしれないけれど。
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こういうのめっちゃ好き。みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが実際に芸術に触れ、互いに感想を言い合う。楽しそう。
確かに芸術とエロとは切り離して今まで考えていたけど、1歩間違えればエロじゃんってのは結構ある。
読後はロダンの彫刻や街中の裸の銅像ですらエロく見えてきてしまう。
みうらさんはあくまでエロと芸術は切り離すスタンスだけど、私ははっきり分けなくても良いと思う。エロも芸術も主観的でしかないんだもんね。
みうらさんが「頑張って獲得したエロにこそ達成感がある」みたいなことを仰っていたと思うが、まさにコレ。
ネットで検索すれば扇情的な写真や動画が山ほど出てくる時代で、何だか性が安売りされている…というか、お腹いっぱいになる感じが私もしていた。
袋とじを開けるときの高揚感とか、今は味わえないんだろうなと思うとちょっと可哀想。
なんだかエロのことしか感想に書いてないが、しょうがない。どうしてもそっちに引っ張られる。
ちなみにこの本で一番エロいと感じたのは、辛酸なめ子さんの描いた「マッチョの河童2匹と3Pする女性」のイラストです。
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あちこちの公共施設でよく見る「ヌー銅」、設置されているのが自然すぎて疑問に思ったことはなかったけど基本裸像ですね。
確かにおっぱいやお尻にばかり目が行ってしまうことを白状します。
その目は芸術鑑賞よりも、エロかもしれないです。
いや、堂々とあっちやこっちを見ているので、確実にエロ目線です。
猥褻とアートの境界線は曖昧。
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ムズカシイ「お題」の内容かと思いきや、読者にとっては、品格教養のせいか、トシのせいか、全然問題にならない程度のワイセツ度の内容。巻頭のカラー・グラビアの4ページに、しゃがんだ女性の裸の銅像があります。
「猥褻」って読めますか? 狸の藝?現代においては、ほとんど死語で?みうらさんは、なんと5000枚もの「ヌー銅」の写真を撮影してきたというからスゴイ?
高価な「ヌー銅」を日本中に作ってこられた人たちはもっとスゴイと思います。みうらさんの、この「ヌー銅」を、本書の編集部が「ヌー道」ともじって本書のタイトルとした、とのことです(「はじめに」より)。
韻を踏んでるみたいで、いーんでないかい。
ここまで極めた、みうらさんは「ヌー道」の達人です。
本書の副題は、「じゅんとなめ子(こ)のハダカ芸術入門(げいじゅつにゅうもん)」「ハダカ芸術」ってなんですか?ハダカって、芸のいらない、ただのスッポンポンですよ。それが、芸術? 芸術って、芸術大学で学ぶような高尚な学問なんでは?芸術祭で賞をもらえるような作品こそ芸術なのでは?この本は、ワイセツでしょうか?この本は、ハダカ芸術の入門書というわけです。
芸術と付けさえすれば、ハダカでもなんでも、オッケイ、みたいなノリですね。著者は、還暦を過ぎた「みうらじゅん」さんと人生のつらさをなめる「辛酸なめ子」さん。お二人の対談を軸にした本
じゅんさんも、なめ子さんも、この本のあちこちで笑っています。お二人の対談は、アートです。笑い満載の芸術的対談です。エロの本質を鋭く指摘する文化論になっています。表紙のヌード女性の後姿がエロいですね。nude の文字をヨシヨシしています。江戸時代の画家「鳥居清長」の《女湯》の一部を使ったブックデザイン
「ま、『芸術』って便利な言葉だよね」(30頁)
便利性第一の現代社会における芸術論みたいです。
辛酸なめ子さんは「おわりに」の中で、こう書いています。「今回、アートや芸術の中の様々なエロ表現について学ばせていただき、芸術の敷居が少し下がったように思います」(155頁)うーん、本書は「エロ表現について」の本ね。エロ本とたいして変わらない敷居の高さ。
エロ本よりエロい箇所がかなりありますよね。
笑撃の「はかせたろう」は本当にエロい。
3頁のみうらじゅん《はかせたろう》は、
2頁の SEIKI-KOVRODA の作品を超えて飛んでいます。
<せいき・くろだ>のサインは、日本語としてはエロい意味を連想させます。しかし、画像のエロ度は、みうらさんの《はかせたろう》の勝ち。画家としての品格も、下着をはかせた「みうら」さんのほうが、いやらしく、
スッポンポンの黒田清輝画伯より優っています。
黒い水着で秘所を覆って描くからこそ、スッポンポンよりエロスが際立つというものです。
みうらさんは、陽に焼けていない水着跡を白く描き加えています。エロさを増すテクニック。面白い本です。