紙の本
ゆるりと生きていこうと思います。
2022/04/19 19:39
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分のことよりも他者のことを考える…。
もっともなことです。
一方で、付き合わないほうがよい人も話題に出てきます。
やりたいと思ったことを、やれ。
なんでもかんでも他者優先ではないですね。
状況に応じて寂聴さんを思い出しながら、自分を見失わずにゆるりと生きていこうと思います。
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自分の幸せを求めていたら欲に負けてしまうから、他人の幸せを生きる。
この考えに共感した。
また、若いうちは傷を負ってもすぐ治ると書かれていたので、自分も傷の治りが早いうちにたくさんバラを掴みに行きたいと思った。
自分の人生、笑って他者貢献で過ごしたい。
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落ち着いた気持ちになれる
対話形式で自分も実際の会話を横で聞いているような親近感のある本でした。
どっしりと構えた瀬戸内寂聴さんの考え方が大好きです。
秘書の方の考え方にも共感します。
案外人生適当に生きてみてもいいのかなぁ、と思いました。よく周りから真面目と言われるので肩の力を抜いて楽しいことをやって生きてみたいと思いました。
人生で迷うことがあったりどんな考え方なら上手くやっていけるか考えている時にこの本をもう一度読み直して価値観を構築していきたいです。
この本を読むことができてありがたいし、幸せです。
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瀬戸内寂聴さんを好む人って、
不倫経験者が多い気がする。
(男女問わず)
49 妄己利他
いつも宇宙と自分、世界と自分、日本と自分を意識して生きる
98 小説を書くことで自らを救うことができました。
悔しいことは全部、小説に書きました。
109 人間はどんな人であれ、生まれて来る値打ちがあるから生まれてきます。
119 好きなことが、その人の才能です。
何歳になろうが好きなことは見つかります。
121 本当に好きなことは、無理に見つけようとしなくても自然に湧き出てくるものです。
123 大切な思い出を小説にしてもいいでしょう。人に何を言われようが、年齢なんか気にしないで、自分が好きだと思うことをすればいいのです。
124 いい波が来たら見逃さずに乗りなさい。都合が悪いことは忘れても構いません。
125 行動力とか、そういうものでもないような気がします。もうそうせざるを得なくてするという感じではないでしょうか。
133 四苦八苦の由来
四苦=生老病死
138 人は出会うべくして人に出会うものです。
無理に出会いを求める必要はありません。
144この世に変わらないものなどない。
苦しみや悲しみもいつかは変化する。
147いいことも永遠には続きません。
すべて変わると言うことを覚悟しておくこと
148 すべては変わるということを覚悟しておくことです。
150 京都の言葉
時間が苦しみやつらさを癒してくれることを「日にち薬」という。
人の心が変わるものだから。
イヤなことを辛抱する必要はありません。
さっさと環境を変えればいいのです。
151 学校や会社で理不尽にいじめられたら、すぐにそこを辞めて、他に移るべきです。
「逃げる」というと、何だか自分がみじめになります。ですから、逃げるというよりも、「環境を変える」と言った方がいいかもしれませんね。
152 昔は世の中が不自由だったので、我慢していると、そのうち良くなることもあったから。
今は、何でもかんでも「ガマンすることがいい」という時代ではない。
154 本当に悩んでいる時はコツコツなんかできないと思います。
155 みんなそれぞれに重荷を背負っています。
171 寂聴さんの由来
「寂」煩悩が収まった静かな心の状態
「聴」森羅万象のあらゆる音を聴くこと
192 先生にとっても、80歳からの20年間は長かったか?
長いです。
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苦楽で人は成長する
「恋愛でも好きなことを歳関係なくしなさい」とは寂聴さんは死ぬまでとても好奇心に溢れた方で常に行動が伴い実行した方だと判る。現代、特に若者の「面倒くさい」ではなく、なんでもやってみなければ、死ぬ時に悔やまれると思ったに違いない。「考えている間に体が動く」はやはり実践することで「苦楽」に会い、人は成長するということだろう。
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なぜ瀬戸内寂聴さんが多くの人に受け入れられているのか興味があり読んでみようと思った本。
有名人の不倫にとても厳しい世の中なのに、何十年も前のこととはいえ、不倫して世間を賑わせた寂聴さんをどうして世間の方は受け入れているのか、ずっと不思議に思っていました。
そもそも有名人の不倫を批判している人と、寂聴さんを受け入れている人は違う人たちなのかもしれませんが。
なぜ受け入れられているかは、例えば↓のような話をされるからなんだろうなぁと思いました。
「そういう人とは関係を切ってしまってもいいと思います」
「不倫はしてはいけないと分かっていてもしてしまうのです。それは仕方がありません」
「道徳なんて所詮は人が作ったものですから、気にすることはありません。」
「学校や会社で理不尽にいじめられたら、すぐにそこを辞めて、他に移るべきです。」
「そんなこと(自分の悪口)を言うやつは不細工に決まっているから放っておけ」
波瀾万丈な人生を送り、色々な経験をされたからこそ、説得力があり、また公然と口のするには躊躇するようなことも、はっきりと言ってくれるので爽快感もあるのかなと思いました。
この本は秘書だったまなほさんとの対談形式でしたが、寂聴さんが執筆された本も読んでみたいと思いました。
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いくつになっても、好奇心旺盛だった寂聴さん。ご自身の恋愛論や生き方について、語っていらっしゃる本です。
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瀬戸内さんの本は久しぶりです。
不倫経験や、夫や子を捨てたこともあるある瀬戸内さんは数々のバッシングにもさらされてきました。
とても強い女性だなぁという印象ですが、こうした女性に特有の芯の強さや信条に触れられるのはやはりいいものです。
昔ほど切羽詰まっていないからか、心を励ましてくれたり、生き方を示してくれるような本よりも、具体的な生き様に興味を持つようになりました。
そうした意味では本書は考え方や励ましの言葉をくれる本で、心に入ってくるものは少ない…。
とはいえ、正直に、ポジティブに生きていた寂聴さんの元気の秘訣を聞くことができたし、歳をとるにつれての自分の中の変化にも目を向けることができた。
身体の衰え、老化だけではなく、自分の中の価値観ですら変わっていくのだと今の自分の中に起こりつつあるものを認識するきっかけをもらえました。
嫉妬のような他人を貶める感情、
自分のことばかり考えること…。
今は自分のことばかり考えてしまい、いっぱいいっぱいになっているけれど、本書の中に出てきた、「自分のことばかり考えていないで、いつも宇宙と自分、世界と自分、日本と自分ということを意識しながら生きていきなさい」という言葉が印象的でした。
こんなふうに行きたい。
広い視点を持てる人でありたいと思いました。
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おかげ様で生きる勇気を頂きました。寂聴さんの言葉は説得力がありますね。100歳まであと少しだったのにねー惜しい人に失くしました。
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秘書の瀬尾まなほさんの問に瀬戸内寂聴さんが答える形での法話のようなもの。このほうが瀬戸内寂聴さんのメッセージをうまく引き出せてる。常識的なものが多いが、恋愛に不倫かどうかは関係ないとか、周囲を全部敵にまわして運命に逆らうこともアリといった苛烈なものもある。
「原稿を落としたことはありません。」
「いえ、何度もあります。」
「子どもを家に置いて、ここに来ていて大丈夫。」
「子どもを捨てた先生が言うとは思いませんでした。」
と遠慮がないのもおかしい。深い信頼感なんだろう。
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うーん。深く読み込むと色々な考えが見えてくるかもしれない。もっと仏教的な教えが学べるものかと思っていた。私が読みとれていないのかもしれない。
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100才近く生きた逞しい人生の先輩、しかも僧侶から話が聞きたい、と思って手に取った。一回目はなんだかありきたりな話だなー、という印象を持ったが、はた!と思い直し再読。やはり約100年の人生を生きた人の話は深い。というのも、やっぱりね!を確認したかったのだ。
人間は煩悩に振り回され、嫉妬、執着からなかなか逃れられない弱くて愚かな存在なんですよね。100年生きてもそういう感想を持つのならそういうものなのでしょう!と。
「他人の言うこと等、全部いい加減だと思って聞き流せばいい。その人のためになることを言ってくれる人などめったにいない。言うことといえば、ヤキモチやおだてから生じたことが殆どだから、他人の言葉で自分のやることを決めたりしてはいけない。」
この台詞は言い得て妙。この件を読んだ時、なんだか本当にそうだなー、と納得してしまった。自分は自分、人は人。このように考えられない。比べるのは他人では無く、昨日の自分にしたらどうかといつも考え、発言したりもするがなかなかどうしてか響かない。
そして寂聴という名前が以前から
趣があって素敵だ、さすが作家!と感じていたが寂聴さんの口から命名の由来を聞いて益々そのネーミングの魅力が増した。
「他人からの批判や悪口は気にするな」
「嫉妬の少ない人はそれだけで幸せ。とにかく他人の幸せが喜べない人が多い」
本当に嫉妬心の強い人達が多いと感じる。自分の醜態を世間に晒していることに気付かないのだろうか。きっと客観的に自分を観察出来ていないのでしょう。人間、死ぬまで修行ですね!寂聴さん!ありがとう!
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どんな金言めいた事がかいてあるのかと、手に取ったけれども、聞き手とされる瀬尾さんの話に、寂聴さんが言葉を挟んでいくみたいな感じで、思っていたのと違い物足りなかった。寂聴さん著書を読んだ事がないのですが、小説の方が読み応えがあるのかなぁ。
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寂聴さんと秘書のまなほさん、本当の親子のようで心が温かくなる本だった。生きるために大切なお話をありがとうございました。 #読了
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恩師から勧められて読んだけど、読みやすくて一気に読めた。特にこれ!って残ってる言葉はないけど、、生きるのが楽になる。人生考え方次第だなって思えた。