電子書籍
ユキちゃん
2024/02/02 13:44
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
イズミと、ユキちゃん。不器用ですね。ふたりともがもどかしかったり、なんで、と問いただしたかったり。イライラするシーンもたくさんありましたが、全体的に、良かったです。癒やされたい方へ
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ユキの正体は?小鳥だと思ってたら、金魚だと気付きビックリした。ユキの片思いは切ないの一言。
行間がゆったりで文字が少なく、読みやすい印象でした。
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金魚の話…?と最初はイマイチかと思っていたけど、読みやすく相変わらず嫌味なくほっこりするいいお話だった。
作者さんは本当に素敵な感性を持った方だなと、この方の本を読む度に思うけれど、これも例に漏れずだった。
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都内で一人暮らしをしているイズミ。そこに「ボク」が引っ越してきた。「ボク」は、イズミとは直接言葉を交わしたことはないけれども、気持ちはなんとなく通じ合っている!と思う。そんな時、新たな男が出現した。でも、イズミは消極的だった。そこには、イズミが抱える悩みを抱えていた。
読了後に最初に思ったことは、なかなか感想が思いつかなかったです。淡々とイズミと「ボク」との同棲生活が描かれているので、読者としては何が伝わったのか。「そう、良かったね。」ぐらいしか正直なところ思いつかなかった部分もありました。
ただ、振り返ってみると、様々な「愛」の形が見えてきました。「ボク」がイズミに対する届かぬ愛、チーコとイズミとの友情愛など「愛」があることで、全体的に明るく捉えられていて、こちらとしても気持ちは暗くはなりませんでした。
なにより 「ボク」=金魚というのが斬新でした。金魚を擬人化し、その視点から見るイズミの存在や家からの景色を一歩引いたところから描写しているので、割と軽めな雰囲気がありました。初めての景色、初めての「恋」のような初々しい場面が多くあって、ほっこりした気持ちにもなりました。
ただ、「ボク」の彼女に対する伝えたいという一生懸命さや憧れがあるものの、手に届かない故の切なさも入り混じっていて、複雑な心境でした。
「欠点」とは欠けた点ではなく、誰かと違うだけの欠かせない点。
最後の解説を書いた人気ブロガーさんの文章ですが、なるほどと納得しました。
この作品では色んな「欠点」を持つ登場人物が出てきます。それが元で、悩みを抱えることになりますが、暗→明のようにどう発想の転換にしていくのか。
マイナスに考えるのではなく、何かのキーポイントだと思って、今後に活かせるように頑張らなければと思いました。
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恋愛に臆病な女の子を見守るペットの金魚視点で描かれた物語。
声も出せず、意思疎通が出来ないけど健気な金魚が可愛い。
とっても読みやすくすらすらあっという間に読めました。
最後はほっこり暖かな気持ちになれた。
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臆病なイズミと、彼女を想う「ボク」。
一緒に暮らしながらも「ボク」の言葉はイズミには伝わらない。
もどかしくて切なくて淋しくて、終始、息苦しさを感じながら読み終えた。
「心は傷つかない。ただ、磨かれるだけ」
「磨かれてるときは痛むけど、最後はぴかぴかに光るでしょ」
イズミもボクも、幸せになれて良かった。
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誰にでもある欠点。この欠点は欠けている点ではなくて欠かせない点なんだということを気付かさせてくれた本でした。読んでて、なるほど、こう考えれば辛いことも乗り越えられるかもしれないな、と思えることができました。出てくる人間(?)関係全てに意味があり、また優しい気持ちになれた1冊でした。
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色がきれいな本。ほっこりだけではなく読んだ後の気持ちよさもある。チーコママの「心は傷付かない」
いい言葉。
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金魚鉢から覗く世界.縁日でイズミに連れて帰ってもらった琉金のユキが思うこと感じることがとても切ない.とても優しい気持ちになれる物語です.
森沢氏は金魚の気持ちもわかるのかな.
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窓際にいるユキちゃん
秘密をもつイズミさん
○「違い」は「嫌い」ではない
○心は傷つかない、磨かれる
胸に染みた
部屋の時計の音
「ぷく」
が、もの悲しい
月明かりが優しい
この小説に流れる時間はやわらかく優しい
図書館で借りた本
購入して手元に置いてまた読もうと思う
この小説に出会えて幸せ
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自分のことをわからせてくれるのは
いつだって周囲のだれかだ。
悩みや苦しみや欠点や苦い記憶を抱えていても
傷ついたのではなく
磨かれただけなのだ。
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金魚のユキちゃん目線の物語。
「月の光によって青白く光る金魚鉢とユキちゃん」「パイナップル色の陽光」など色彩にまつわる描写が多く、想像するだけでも美しい。
「違いと嫌いはイコールじゃない」というチーコの言葉が優しくて心に染み渡った。
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泣ける恋愛小説、きゅんきゅんする、という感想が気になって読んでみた。
行間が多くてめっちゃ読みやすい。
さらさらっと読めてしまった。
さらさらっとで終わるのかなぁって思ったら最後にやられたー
ほっこり。満たされたいなぁ。寂しい。
恋愛小説だけど人生ネタが多くて響いた。
孤独、幸せ、悲しみ、悩み
視野を広げれば自分はまだ幸せだと気づける。
分かってるけどなかなか難しいね。
ハッピーエンドで終わってよかった。
ユキちゃんが救われてよかった。
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金魚が主人公というのが斬新。でも、ここで語られるのは、生きる勇気が湧いてくる言葉。
欠点があるから、出会える人がいる。嫌な出来事があっても、それがきっかけで出会える人がいる。生きることが怖くなったとき、背中を撫でて慰めてくれるような物語。みしょんさんの解説も良い。
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面白かった。
飼っている金魚と、主人公イズミからの視点の物語。
金魚のユキちゃんが、なんだか切なくて切なくて…
自分という存在を認識してくれる人は居ても、会話や触れ合うことが出来ない切なさ。
たかがペットとは言え、あのような感情の描写をされると本当にそう思ってるのでは…
と思わされる笑
最後は素敵な結末でとても良かった。