紙の本
主人公はまさかの…
2022/02/27 11:29
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投稿者:みゅー - この投稿者のレビュー一覧を見る
一途にイズミを想うユキちゃんが何とも健気で愛おしい。
どんなに想っても伝わらないのがもどかしくて切なくて、何度も胸がしめつけられました。
でも、最後は森沢さんらしい幸せなフィナーレで、涙腺崩壊しましたよ〜!笑
自分では欠点に思えるところも、見方を変えればチャームポイントになったり、縁を繋ぐきっかけになったりする。
足りないものにばかり目を向けるのではなく、今ある幸せを大切にすること。
今回も素敵な言葉と優しさいっぱいのお話でした。
ユキちゃんにも春が来て良かったね♪
電子書籍
ほっこり
2023/01/23 05:52
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投稿者:ゆうと - この投稿者のレビュー一覧を見る
森沢さんの本にはいつも癒されていますが、今回もチーコさんのお母さんに一番心打たれました。態度も言葉も何て素敵なんでしょう。生きててくれてありがとう。
人が人を傷つけ追いこみ疲れさせている。でも、人を守り癒やし助け合えるのも人であることを教えてくれた一冊だと思います。いじめのない優しい心ある社会になることを祈った本でした。
電子書籍
ユキちゃん
2024/02/02 13:44
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
イズミと、ユキちゃん。不器用ですね。ふたりともがもどかしかったり、なんで、と問いただしたかったり。イライラするシーンもたくさんありましたが、全体的に、良かったです。癒やされたい方へ
紙の本
心の傷の癒し方
2022/02/07 09:35
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投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人には言えない心の傷を人と金魚のふれあいを通じて癒されていく物語。主人公イズミに起こる出来事を金魚の目線でとらえていく展開は独特であるが反面、現実味に欠けるものを感じる。筆者のハートフルなストーリー展開はホッとするものがありイズミと金魚のユキの境遇をうまく重ね、それぞれの未来が期待できる後味スッキリの物語と言える。
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ユキの正体は?小鳥だと思ってたら、金魚だと気付きビックリした。ユキの片思いは切ないの一言。
行間がゆったりで文字が少なく、読みやすい印象でした。
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金魚の話…?と最初はイマイチかと思っていたけど、読みやすく相変わらず嫌味なくほっこりするいいお話だった。
作者さんは本当に素敵な感性を持った方だなと、この方の本を読む度に思うけれど、これも例に漏れずだった。
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都内で一人暮らしをしているイズミ。そこに「ボク」が引っ越してきた。「ボク」は、イズミとは直接言葉を交わしたことはないけれども、気持ちはなんとなく通じ合っている!と思う。そんな時、新たな男が出現した。でも、イズミは消極的だった。そこには、イズミが抱える悩みを抱えていた。
読了後に最初に思ったことは、なかなか感想が思いつかなかったです。淡々とイズミと「ボク」との同棲生活が描かれているので、読者としては何が伝わったのか。「そう、良かったね。」ぐらいしか正直なところ思いつかなかった部分もありました。
ただ、振り返ってみると、様々な「愛」の形が見えてきました。「ボク」がイズミに対する届かぬ愛、チーコとイズミとの友情愛など「愛」があることで、全体的に明るく捉えられていて、こちらとしても気持ちは暗くはなりませんでした。
なにより 「ボク」=金魚というのが斬新でした。金魚を擬人化し、その視点から見るイズミの存在や家からの景色を一歩引いたところから描写しているので、割と軽めな雰囲気がありました。初めての景色、初めての「恋」のような初々しい場面が多くあって、ほっこりした気持ちにもなりました。
ただ、「ボク」の彼女に対する伝えたいという一生懸命さや憧れがあるものの、手に届かない故の切なさも入り混じっていて、複雑な心境でした。
「欠点」とは欠けた点ではなく、誰かと違うだけの欠かせない点。
最後の解説を書いた人気ブロガーさんの文章ですが、なるほどと納得しました。
この作品では色んな「欠点」を持つ登場人物が出てきます。それが元で、悩みを抱えることになりますが、暗→明のようにどう発想の転換にしていくのか。
マイナスに考えるのではなく、何かのキーポイントだと思って、今後に活かせるように頑張らなければと思いました。
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恋愛に臆病な女の子を見守るペットの金魚視点で描かれた物語。
声も出せず、意思疎通が出来ないけど健気な金魚が可愛い。
とっても読みやすくすらすらあっという間に読めました。
最後はほっこり暖かな気持ちになれた。
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臆病なイズミと、彼女を想う「ボク」。
一緒に暮らしながらも「ボク」の言葉はイズミには伝わらない。
もどかしくて切なくて淋しくて、終始、息苦しさを感じながら読み終えた。
「心は傷つかない。ただ、磨かれるだけ」
「磨かれてるときは痛むけど、最後はぴかぴかに光るでしょ」
イズミもボクも、幸せになれて良かった。
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誰にでもある欠点。この欠点は欠けている点ではなくて欠かせない点なんだということを気付かさせてくれた本でした。読んでて、なるほど、こう考えれば辛いことも乗り越えられるかもしれないな、と思えることができました。出てくる人間(?)関係全てに意味があり、また優しい気持ちになれた1冊でした。
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色がきれいな本。ほっこりだけではなく読んだ後の気持ちよさもある。チーコママの「心は傷付かない」
いい言葉。
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金魚鉢から覗く世界.縁日でイズミに連れて帰ってもらった琉金のユキが思うこと感じることがとても切ない.とても優しい気持ちになれる物語です.
森沢氏は金魚の気持ちもわかるのかな.
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窓際にいるユキちゃん
秘密をもつイズミさん
○「違い」は「嫌い」ではない
○心は傷つかない、磨かれる
胸に染みた
部屋の時計の音
「ぷく」
が、もの悲しい
月明かりが優しい
この小説に流れる時間はやわらかく優しい
図書館で借りた本
購入して手元に置いてまた読もうと思う
この小説に出会えて幸せ
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自分のことをわからせてくれるのは
いつだって周囲のだれかだ。
悩みや苦しみや欠点や苦い記憶を抱えていても
傷ついたのではなく
磨かれただけなのだ。
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金魚のユキちゃん目線の物語。
「月の光によって青白く光る金魚鉢とユキちゃん」「パイナップル色の陽光」など色彩にまつわる描写が多く、想像するだけでも美しい。
「違いと嫌いはイコールじゃない」というチーコの言葉が優しくて心に染み渡った。