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在日であること、病気をしたこと、全く同じではないけれど、とても近い経験をした私にはとても心に響く内容でした。心の在り方、考え方は穏やかだけれど、エネルギッシュでポジティブでもあり、人生の先輩として参考にしたい素敵な方だと感じました。
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幼い頃に親戚の家でいつも晩御飯を食べさせてもらって、子ども心に気をつかっていたこと。叔母さんも叔父さんも常に笑顔で接してくれていたこと。
そういう経験に対する感謝の気持ちを忘れず、優しさを身につけていく南さんが凄いと思いました。
過去の経験や、お世話になった方々に対して「ありがとう」という言葉が何度も出てくるエッセイです。
パリにいる辻仁成さんファミリーと会ったエピソードとか凄く良かったです。
辻仁成さんのお母さんの話も出てきます。辻さん自信がお母さんについての本を出しておられますが、やはり人間的に素晴らしい方なんだろうな、とこの本からも思いました。
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芸能人の方は、自分のライフイベント(結婚、離婚、出産、大病など)をある程度報道されてしまうので、大変だなぁと思う。
静かに自分の中で受け止めて、時間が解決してくれるかもしれないことも、自分に好意のある人ない人かかわらず、強制的に公表されてしまうなんて。
南果歩さんは、いろんなことを乗り越えながら(特にファンでもない私でも知っている「いろんなこと」)、それでも、ものすごくポジティブに生きようとしている人なんだなということが伝わってきた。
真逆のネガティブ思考の私には、うらやましいというか、絶対ムリというか……。
でも、書き綴る、ことは、自分に暗示をかける、ことでもあるのかなと思う。
精いっぱい前向きに生きている人のことは、陰ながら応援したい。
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何があろうと腐らずに、少しずつ、ゆっくりと、自分の歩調で歩いていけば良いのです。
振り返ってみれば、あのときの私にとっての「逃げる」は「逃げ隠れ」することではなく、「自分がいる場所の環境を変える」ということだったのです。毎日のように見ていた街の景色も、日常生活で耳に入ってくる音も、日々の人間関係も、思い切ってシャットアウトする。そうして、別の場所に身を置いてみる。ただそれだけ。それだけのことで私は救われたのです。
もしまた、あのときのように、打ちのめされ、心を閉ざしてしまいそうになったら、そのときは、その場所から逃げよう、そう思っています。そしてあのとき、逃げるための体力が残されていたことを、神様に感謝しています。
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二度の離婚や乳がんを患われたこと、二度目の離婚のきっかけとなった元夫の不倫は報道で知りましたが、その際に重度のうつ病を発症していたなんて初めて知りました。
睡眠も食事もろくに摂れない中ドラマに出演したり、乳がんの手術は仕事のスケジュールの合間に行うなど、俳優という仕事の想像以上に過酷な一面を垣間見ました。
また乳がんの闘病記は、もし自分が罹った場合の予備知識として勉強になるところが多いです。
人生何があるかわからないし心が折れることもあるけれど、それでも生きてさえいれば何とかなる、そんな風に思える本です。
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エッセイ。
誕生から在日であったり、2度の離婚での事が綺麗に書かれていて、綺麗にまとまりすぎて読み終わった後に残ってる物がない感じ。
鬱を克服してポジティブな考え方に本を書くことで昇華したのかな。
重い感じでは無いのでそこは読みやすかった。
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図書館(借)サラッと読みやすく、しかし、波瀾万丈の人生、面白く読めた。子供との相対し方や、がんになった時のセカンドオピニオンなどもなるほどと。ドラマパチンコ面白そう。