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見鬼さんと公務員さんと怪しげな女店主の怪異譚。
他にも怪異に強欲な爺さんとか色々出てきます。
ちょい怖冒険譚好きにオススメ。
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物語は面白かったです。個人的には起伏の激しい感じではなく王道な感じでした。内容的にはおどろおどろしいものではあるんですけど、中盤からは相棒ものとしてスーッと読み進められます。
会話文が多いので、割りとテンポよく物語が展開していく感じでした。本の厚みに対して読了時間は短いと思います。(それだけ面白く、読みやすい、という意で。)
ところどころに出てくる描写がなかなか素敵で、雰囲気の感じられる表現が個人的にかなり好みです。
特に冒頭の【序】が物語の世界観への没入を促すような文体と表現で素敵でした!
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これが初著作か!? 凄い!…… 上手いのかどうかは分からないが、面白い。続編を読みたい。かなり、グロい。でもグロいだけではなく、暖かいものも織り込んである。設定が徐々に明かされていくが、初刊を読み終えても未だかなり残してあるだろう?!と確信できる所が堪らない。
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怪異譚が好きなので、楽しんで読んだ。一遍一遍がほどよい長さで、世界観の全体像を説明しないのも成功していると思う。ただネット小説なので描写が少なかったり、ちょっとつたないなと思うところもある。
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奇譚というタイトル通り、不思議なストーリー。千早と大野木が語る章があり、別の視点で同じ場面を読むところがあるのも面白い。ウェブで少しずつ公開され、これが初の書籍化で、シリーズとして続いているらしい。
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短編エピソードがまとめて収録されている1冊。
もともとウェブ掲載されていたものを集めたからなのか、
時系列がバラバラのようで、そこがマイナス。
読み始めから「あれ?シリーズ物の2から読んじゃった?」と戸惑った。
投げ出しかけたけれど…結果的に読んで良かった。
隻腕になったことをきっかけに怪異を視る力を得た主人公が謎の美しい店主のお使いとして、怪異退治をしていく。
その中で出会い、相棒として行動を共にする大野木さんが好みです(笑)スーツに眼鏡、丁寧な口調、なのに身体鍛えてて現実戦闘強いとか、主人公よりカッコイイ。
ホラー色が強くて、怪異との遭遇怖いんだけど、ほとんど人間の方に問題があって起こってるので、その人間が最後に相応の報いを受けるのが私としては読んでて爽快だった。
今回名前だけしかわからない登場人物は、2冊目が出たそうなのでそちらで出てくるのかな。
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驚いた!
ネットで見つけて、興が向いたので図書館で予約したら即日入荷の連絡が来た。
手にしたら想像よりボリュームはあったけれど、
割と軽い気持ちで読み始めた…で、驚いた!
とても面白い!
全く非常に面白い!
ホラー映画が好きだ…特に『死霊館』シリーズ、
ジェイムズワンが手掛ける恐怖と感動で紡がれたこのシリーズに目がない。
そして、この作品も悍ましくおどろおどろしい怪異のあとにやって来る心の琴線に触れるような名状し難い味わい…Mr.ワンと被った!どストライクだった。
構成は短編を連ねた長編小説なのだか、ひとつひとつの物語にしっかり世界観があり、その上でとても丁寧に纏められていて中弛みがない。
俗にいう『グイグイ』引っ張られる…のだ。
レイアウトが密では無いので頁を取られるのは分かるけれど、それでも500頁弱の本を瞬く間に読了してしまった。
で、
検索したらシリーズ新刊が正に出版されたばかり
図書館で悠長に順番を待てないので、即時購入!
で、
早速次巻へ!
怪異に伏線回収は必要ない…作中でも知らぬが仏的なくだりはあるものの、出て来る少ない情報が物量に反してヤケに想像を掻き立てリアリティーがある。
それがとても怖っ…そして面白っ!
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ホラー連作短編集。怪異が見える隻腕の青年と、オカルト嫌いな県庁職員が怪事件の解決に挑む。
一つ一つはあっさりと短い話だが、読み進むうちに厚みのある世界が広がる。スプラッタな話もあるがグロさはあまり感じられず。怪異には太刀打ちできないのでせめて対人間には、と格闘技を学ぶ県庁職員のキャラが面白い。
正体不明の夜行堂店主や、名前しか出てこない登場人物もいて続編が楽しみである。
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14のホラー仕立ての短編からなる。
出鼻の「穢问」では、内臓がえぐり出され四肢を捥がれて血だらけになるシーンが表れ、グロ特集かと思ったが、勧善懲悪的なものもあり、それぞれ楽しめる。
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少々猟奇的な様子もありますが、短編のテンポが早く読みやすかったです。
事故で隻眼隻腕になった青年が、夜行堂の主人や県庁からの依頼で怪異に纏わる謎に体当たりで迫って行きます。
怪異自体も元を辿れば人間が関わっているので、なかなかのやるせなさがあります。
主人公の名前が後半になってようやく判明したり、会話の中にだけ出てくる人物がいたりと、まだまだ謎めいていますが、続きも読みたいです。
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【収録作品】序/夜行/穢向/洩呪/翡抄/團死/殘仇/叫禍/掬魂/忌檻/至双/狂歌/紫眼/搖花/惡會
結末のさじ加減がよい感じ。大野木の真面目ながら融通がきかないわけではないところもいい。
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隻腕の見鬼千早と、オカルト嫌いな県庁生活安全課の大野木は、骨董屋「夜行堂」店主によって引き合わされ、多発する怪異の解決に挑む。人の情念や想いが、人ならざるものとなり引き起こす、数々の呪いと悲劇。その様を静かに眺める夜行堂店主の真の目的とは…。
短いお話が多く、テンポよく進んでいくので読みやすいです。怖い話あり、不思議な話あり、でもやっぱりいちばん恐ろしいのは人間かも知れません。
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2024/01/03 読了。
図書館から。
んー慣れるまで、文章と構成が読みにくかったかなぁ…。
web上とのことだしこういうものかと…思えなくもなく。
大野木さんがまじめに動けて、肉体的に強いのがなんだかツボでした。
千早君関係もまだまだ謎が多く…。
善悪は還る。救いのないものもありますが因果応報かな。
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ライトなホラーかと思ったら割と怖いし割とグロい
グロいの苦手だけどいい話というかすっきりする話?因果応報というか、うん、そーなるのは仕方ないねってさせてくれる話だから読める
読書歴浅い私に400ページは時間かかっちゃうけど短編集だけど面白いから最後まで読める
2巻も早く読まなければ!
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因果応報。悪いことをした人間には相応の罰をきちんと与えているので、安心して読めた。
よくテーマに取り上げられる(いじめという言葉はあまり好きではないので、作中の言葉を借りて)暴行、傷害、器物損壊に名誉毀損という学校内の犯罪や殺人。
多くが、加害者側を改心させて救済するか、被害者側のやり返しをなぜか諌める(理解不能)内容が多い中で、被害者の受けた苦痛に寄り添い、加害者をきちんと罰してくれる本作はすかっとしました。
犯罪者に優しい国日本ですが、これくらいの罪を犯しているのだと、恥じて欲しいですね。