紙の本
心霊スポットに近寄るべからず
2022/05/04 19:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つ一つのお話は短いけれどスピード感在りとても面白かった。
読み終わって「心霊スポットに肝試し行っちゃダメ」って心に刻んだ。絶対に行かないけど。
事故で右腕を失い見えるようになった青年が怪しい骨董店の妖しい店主に使いパシリをさせられながら、霊的なものは全否定の県庁職員の依頼もこなし、怪我したり死にかけたり殺されかけたり大変な目に遭います。
おどろおどろしくて、そこそこ人も死に、人世の常識が太刀打ちできない彼方側の理に翻弄される人々の姿が描かれます。
青年は霊能者に弟子入りしていたらしいのですが、姉弟子と共に破門された過去在り。
県庁職員は親の遺産を継いだお金持ちの様子。
いろいろチラ見せされてますが、詳細は不明。
次巻があるかな、楽しみにしたい。
電子書籍
XXXHOLiCみたいな世界観
2023/04/12 21:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まに - この投稿者のレビュー一覧を見る
幻想的でどこか現実感もあるような感じが、もしかしたらこんなこともあるのかも…と思わせてくれる。
大野木さんと千早君の二人がどんな方向に進むのか伏線のような描写もあったし、もっと続きそうだから楽しみ。弐も購入しよう。
そして書籍として読めたのが嬉しい。
電子書籍
面白かったです
2023/07/05 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー好き
あらすじを読んで気になったので購入
予想通り面白かったです
同じ作者様の他の作品も是非よんでみたい
電子書籍
隻腕の千早と公務員の大野木
2023/04/18 03:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
隻腕の千早と、オカルト嫌いな県庁生安課勤務の大野木の遭遇する事件は、どれもこれも一癖も二癖もあるものばかりです。なにしろ、どの事件もフツーの事件では無いから。骨董屋「夜行堂」店主も……だし。
投稿元:
レビューを見る
見鬼さんと公務員さんと怪しげな女店主の怪異譚。
他にも怪異に強欲な爺さんとか色々出てきます。
ちょい怖冒険譚好きにオススメ。
投稿元:
レビューを見る
物語は面白かったです。個人的には起伏の激しい感じではなく王道な感じでした。内容的にはおどろおどろしいものではあるんですけど、中盤からは相棒ものとしてスーッと読み進められます。
会話文が多いので、割りとテンポよく物語が展開していく感じでした。本の厚みに対して読了時間は短いと思います。(それだけ面白く、読みやすい、という意で。)
ところどころに出てくる描写がなかなか素敵で、雰囲気の感じられる表現が個人的にかなり好みです。
特に冒頭の【序】が物語の世界観への没入を促すような文体と表現で素敵でした!
投稿元:
レビューを見る
これが初著作か!? 凄い!…… 上手いのかどうかは分からないが、面白い。続編を読みたい。かなり、グロい。でもグロいだけではなく、暖かいものも織り込んである。設定が徐々に明かされていくが、初刊を読み終えても未だかなり残してあるだろう?!と確信できる所が堪らない。
投稿元:
レビューを見る
怪異譚が好きなので、楽しんで読んだ。一遍一遍がほどよい長さで、世界観の全体像を説明しないのも成功していると思う。ただネット小説なので描写が少なかったり、ちょっとつたないなと思うところもある。
投稿元:
レビューを見る
奇譚というタイトル通り、不思議なストーリー。千早と大野木が語る章があり、別の視点で同じ場面を読むところがあるのも面白い。ウェブで少しずつ公開され、これが初の書籍化で、シリーズとして続いているらしい。
投稿元:
レビューを見る
短編エピソードがまとめて収録されている1冊。
もともとウェブ掲載されていたものを集めたからなのか、
時系列がバラバラのようで、そこがマイナス。
読み始めから「あれ?シリーズ物の2から読んじゃった?」と戸惑った。
投げ出しかけたけれど…結果的に読んで良かった。
隻腕になったことをきっかけに怪異を視る力を得た主人公が謎の美しい店主のお使いとして、怪異退治をしていく。
その中で出会い、相棒として行動を共にする大野木さんが好みです(笑)スーツに眼鏡、丁寧な口調、なのに身体鍛えてて現実戦闘強いとか、主人公よりカッコイイ。
ホラー色が強くて、怪異との遭遇怖いんだけど、ほとんど人間の方に問題があって起こってるので、その人間が最後に相応の報いを受けるのが私としては読んでて爽快だった。
今回名前だけしかわからない登場人物は、2冊目が出たそうなのでそちらで出てくるのかな。
投稿元:
レビューを見る
驚いた!
ネットで見つけて、興が向いたので図書館で予約したら即日入荷の連絡が来た。
手にしたら想像よりボリュームはあったけれど、
割と軽い気持ちで読み始めた…で、驚いた!
とても面白い!
全く非常に面白い!
ホラー映画が好きだ…特に『死霊館』シリーズ、
ジェイムズワンが手掛ける恐怖と感動で紡がれたこのシリーズに目がない。
そして、この作品も悍ましくおどろおどろしい怪異のあとにやって来る心の琴線に触れるような名状し難い味わい…Mr.ワンと被った!どストライクだった。
構成は短編を連ねた長編小説なのだか、ひとつひとつの物語にしっかり世界観があり、その上でとても丁寧に纏められていて中弛みがない。
俗にいう『グイグイ』引っ張られる…のだ。
レイアウトが密では無いので頁を取られるのは分かるけれど、それでも500頁弱の本を瞬く間に読了してしまった。
で、
検索したらシリーズ新刊が正に出版されたばかり
図書館で悠長に順番を待てないので、即時購入!
で、
早速次巻へ!
怪異に伏線回収は必要ない…作中でも知らぬが仏的なくだりはあるものの、出て来る少ない情報が物量に反してヤケに想像を掻き立てリアリティーがある。
それがとても怖っ…そして面白っ!
投稿元:
レビューを見る
ホラー連作短編集。怪異が見える隻腕の青年と、オカルト嫌いな県庁職員が怪事件の解決に挑む。
一つ一つはあっさりと短い話だが、読み進むうちに厚みのある世界が広がる。スプラッタな話もあるがグロさはあまり感じられず。怪異には太刀打ちできないのでせめて対人間には、と格闘技を学ぶ県庁職員のキャラが面白い。
正体不明の夜行堂店主や、名前しか出てこない登場人物もいて続編が楽しみである。
投稿元:
レビューを見る
14のホラー仕立ての短編からなる。
出鼻の「穢问」では、内臓がえぐり出され四肢を捥がれて血だらけになるシーンが表れ、グロ特集かと思ったが、勧善懲悪的なものもあり、それぞれ楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
少々猟奇的な様子もありますが、短編のテンポが早く読みやすかったです。
事故で隻眼隻腕になった青年が、夜行堂の主人や県庁からの依頼で怪異に纏わる謎に体当たりで迫って行きます。
怪異自体も元を辿れば人間が関わっているので、なかなかのやるせなさがあります。
主人公の名前が後半になってようやく判明したり、会話の中にだけ出てくる人物がいたりと、まだまだ謎めいていますが、続きも読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】序/夜行/穢向/洩呪/翡抄/團死/殘仇/叫禍/掬魂/忌檻/至双/狂歌/紫眼/搖花/惡會
結末のさじ加減がよい感じ。大野木の真面目ながら融通がきかないわけではないところもいい。