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以前から気になっていたモンテッソーリ教育。元々発達障害児の療育が背景にあることは知ってたので発達障害支援の視点も絡めて読める良い本と出会えました。著者自身が発達障害児の親で自分が感じたことや経験したことをベースに書かれているし理論的な部分も含めてとてもわかりやすく読みやすく書いてある。子育てに疲弊しながら誰にも相談できず、と悩んでいる方に読みやすいように伝わりやすいようにという配慮と熱意を節々に感じる本でした。親だけでなく発達障害支援や保育等に関わる方にも広くオススメ。
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著者の子育て体験、感覚統合の理論、発達段階別の遊びとインスタ動画へのリンクまでついてるのがよくある遊び本と違うところ。
ひとつひとつの遊びはめちゃくちゃ手のかかるものではないけど、やっぱり環境を整えて手作り遊びって大変だし、会社員から保育士・モンテッソーリ教師に転職までされた著者のお子さんへの愛と情熱を感じた。
乳幼児〜低学年くらいが話のベースなので、
障害の困りごと例の人との物理的距離感がわからなかったり、トントンのつもりが力加減が不適切でお友達とトラブルにって言うのを読んで、
何も支援されずに高校生男子の体力になると「ケーキの切れない非行少年」の大怪我させるつもりはないけど頭蓋骨骨折させちゃったみたいなとこに繋がるのかなって思ってしまった。
小学校の授業を受けるって大人からするとなんでもないように思うが、子供にとっては数十分椅子に座ってじっとして、遠くの黒板と手元のノートをみて、ノートの罫線に合わせて字を書くっていろんな感覚をフルに調整してやっとできることなんだなーと。学習以前のハードルがいっぱいことは思いもよらなかった。
感覚統合のアプローチはすべての子の助けになると感じたので、もっと広まって(ウォークインで体験ができる施設とか)環境が整ってほしい。
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保育士として、知識不足なことが子どもを窮屈にしているのかもしれない。
近年グレーと言われる子どもたちが多くなったと言われるし、実際数年で子どもたちも時代と共に変わったことは実感している。
それでも、グレーだから、だけではなく、その先を見つめ共に育ちを考え、親子の笑顔を増やすことがいちばん長く一緒にいるわたしたち保育士には求められているのかも。