紙の本
地政学は流行りですが、やっと理解でしました
2023/08/31 06:53
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地政学の基本と、その考え方を元に、ここ20年くらいの大きな出来事と世界各国の個別状況を説明している。とても分かりやすく、最近の時事の背景を知ることができる得難い本です。
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地政学の基本と2022年1月までの情勢について解説されている。ポイントが絞り込まれている点と図解が豊富な点で読みやすく、タイトルのとおり入門書ととらえて差し支えない。
国の配置にあまり詳しくないので、自分で地図を調べながら読むとわかりやすかった。地政学の初心者だったが、リムランドとシーレーンの言葉は理解できた気がする。
本題には関係ないが、ABCD包囲網を見てダッチオーブンのダッチがオランダという意味があることを学んだ。
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Introduction 地政学でわかる! 世界の紛争・事件の本当の理由
イスラエルとハマスが軍事衝突
ミャンマーで軍事クーデター
香港で中国による言論弾圧が激化
アフガニスタン全土をタリバンが制圧
泥沼化するシリア内戦
中国が南沙諸島に人口島建設
PART1 これだけは知っておきたい! 地政学のキホン
世界の裏側が見えてくる
ナチスの誤用学問
ワールドアイランドとハードランド
ランドパワーとシーパワー
リムランドとマージナルシー
チョークポイント
PART2 アメリカ・中国・ロシア 大国の戦略
PART3 地政学で読み解く 日本とアジアのリアル
PART4 中東、ヨーロッパは何を考えているのか
PART5 地政学で先読み! 世界の未来予想図
国際化テロは日本で起きるのか
フランスがイスラム化する可能性
アフターコロナの覇権を握るのは
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佐藤氏の本はかなりの冊数読んでるけど今までで一番難易度が低かった1冊。
逆に言えばすごく分かりやすかった。
佐藤氏も池上さんみたいな路線もこなすようになったんだね。
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地政学の入門書
目新しいことは特になかった
ただ、日本に関わることはやっぱり気になるもので、人に何かを伝える時は「自分ごと」にすることなのではないかと思います。
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地政学の本2冊目。
先に読んだ本より詳しくてわかりやすい。基本中の基本だけど、押さえるべきところは押さえている印象。
地政学に密接に絡んだ世界各国の思惑を見るにつけ、日本の外交戦略は大丈夫なのか?そもそもそんなものがあるのかと不安になる。いつまでも無責任にアメリカの後ろに隠れてもいられないと思うのだが。
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聞くYouTube大学を聞いて地政学を知り。
ランドパワーとシーパワー、ワールドアイランドとハートランド、リムランドとマージナルシー、チョークポイント。なんでそんなことを・・と思うこともあるけど、ざっくりいうと性格がまったく違うのか。
165冊目読了。
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地政学とは地理的要素から、その国の政治や外交、行動原理などを読み解く学問。アフガニスタン全土をイスラム主義武装勢力タリバンが制圧、香港で中国による言論弾圧が激化、ミャンマーで軍事クーデター、そしてロシアがウクライナへ軍事侵攻・・・最近も世界で紛争・事件が絶えない。
本書は過去から続く各国の対立、接近、分裂などの関係を地政学的な視点から分析する。項目ごとに見開き2頁でイラストマップを駆使して分かりやすく紐解いていくという初心者向けの構成で書かれている。ヒトラーが取り入れた“ドイツ系地政学”、紛争を繰り返すランドパワーとシーパワー、シーレーンの要衝「チョークポイント」、第一次大戦中に英・露・仏でオスマン帝国領土分割統治のため結ばれたサイクス・ピコ協定など、勉強になることが満載されている。
新聞に載る世界の紛争・事件の発端や背景を知るためのガイドブックとして、この本を常時、机上においておくのもいいかもしれない。
それにしても、世界中でパワー国家の勢力争い、宗教や民族の対立・紛争が絶え間なく続いている事実を改めて認識させられ、人間の欲望と身勝手さに気持ちが重たくなる本でもあった。
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世界情勢を素早く把握するに最高の一冊。まずは本書を一読してその後ニュースを読めば視野の広がること間違いなし。
どこまで監修の佐勝優氏が関与してるか分からないが、実に良くまとまった一冊。
ランドパワー、シーパワー、リムランド、マージナルシー。
今のウクライナ情勢も本書を読めばロシア、ウクライナと他の主要国の立ち位置について納得できる。
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入門編としては世界の多くの国について言及があってよかった。シーパワーとランドパワー。アフガニスタンがイギリスやソ連、アメリカを退けることができたのは腹落ち。日本がバッファーとなるには、より具体的な提言が必要かと。日本自身の富国強兵、飲み込まれない国力が…。
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地政学に興味があり何冊も本を読んでいる。
とは言え地政学ってやっぱり大きく地理的な条件が変わらないためどの書籍も内容がほとんど同じである。
本書の中で自分が知らず、かつ地理が変わってきたことによる地政学の観点で1点参考になった部分を記載をする。
その内容が地球温暖化により北極の氷山が溶けていることにより北極海の航路が確立されていること。
そのため北海道が地理的に優位となりその部分がまた地政学の観点で日本や他国の思惑によって様々な争いが起こるのであろうと予測されることである。
結局様々な国同士の争いは地政学から大方読み取れる。
それを2020年代になっても続けていること自体にアホらしさを感じる。
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Audible 向きではない本だった。図が多く、たぶん箇条書きなどで簡潔にまとめられた部分が音読だと完全に裏目に出ている。
地政学、ランドパワー国家とシーパワー国家の対立構造とかよく理解できたと思うけど、世界各国の近現代史をざっと復習して終わりな印象。終わり方も唐突だった。
これを把握していれば、海外ニュースの理解度はより深まりそうではある。
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初めて地政学の本を一気読みした。
佐藤優さんは監修にて同氏っぽさは薄かったが、内容はわかりやすかった。
最近の世界情勢が、地政学の切り口から解説されている。海洋国家なのか、陸地の国家か。隣国との関係、地形など。
以前もランドパワー理論、シーパワー理論の言葉は聞いたことがあったが、ランドパワー→ハートランドを制するものが世界島を制す、というのはイギリスの学者の立場から。シーパワー理論はリムランドを制するものが世界を制す、というのはアメリカの学者の理論。誰が提唱したかというのは大事と思った。またそもそもはヒトラーにも地政学的な考え方として、生存権獲得、経済圏の拡大を目論むところがあったんだと理解した。
温暖化の影響で、今まで冬に航行できなかった北極海ルートが年間で使えるようになったのは驚いた。これにより北極海が、内海となり、北極海を挟んでロシアとアメリカが対峙することになる。地球をより立体的に捉える頭が必要かもしれない
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イラスト付きで読みやすい。
世界情勢の各国の思惑など、知らなかったことやなんとなくで知っていたことを、学び治すことができ、大変勉強になった。確かに地政学の入門としては最適。
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地政学の基礎を把握するのにためになった。非常に分かりやすくまとまっている。
気になる点としては、
中東におけるアメリカの新たなパートナーとして、サウジの代わりにイランが浮上していて鞍替えの可能性が考えられるというもの。
サウジにおける残産油量はどんなものなのだろうか。アメリカはサウジにダラーオイルの楔を打ち込んでいるだろうが、イランにはどうだろうか?
また最近ではイラン各地で反政府デモが女性を中心に起こっているが、これはアメリカとしては好都合だろう。さすがにこれで盤石なイランの独裁体制が揺らぐとは考えられないが、注視する必要がある。国家のかじ取りは大変だ。
またアフターコロナの覇権を取るものとして中国VSアメリカについて簡略に分析していて、「軍事力も中国はアメリカの足元にも及ばない」とあるが、これは本当だろうか。軍事予算への投資規模、軍艦やミサイルの数といった面では比較が出来るが、周辺他国との関係性全体で見積もる必要もあるし、『2034 米中戦争』で描かれているような、サイバー攻撃力も厳密に評価、見積もらなければならない。
日本の立場としては常にアメリカが中国よりも先んじている方が何かと都合が良いが、中々安心はできない。