電子書籍
日本のVC
2023/06/18 21:57
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は、もっと進んでると思っていましたが、世界に比べると遅れてるんですね。知らないことばかりでした。ほとんど表に情報が出てこないベンチャーキャピタルの実情が書いてあるので、なかなか、興味深いです。
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実際にキャピタリストにインタビューされている書籍。具体的かつリアル感があり、とても面白いです。グーグル先生のいる時代に、もはや分析を読まされるより、リアルな人の言葉をまとめてくれた方が興味深いです。
しかも、日本人が著者ということでさらに読みやすかったと思います。
投資から融資へと資金調達が変わってきているなど、VC界、起業界隈の変化を体感できました。
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ほとんど表に情報が出てこないベンチャーキャピタルの世界を、少しだけ覗かせてもらった。
優秀なベンチャーキャピタリストを、一企業が雇うことは不可能。報酬体系と金額、そもそもの保有資産が莫大だから!
ベンチャーキャピタリストは、ベンチャー投資をギャンブルだとは思っていない。凄まじい労力をかけたデューデリと、ネットワークによる情報収集、ビジネス拡大の能力を持ち合わせており、腕に自信があるから!
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Venture Capital業界の最新動向と主要プレイヤーを網羅し、それらのキーマンの直接インタビューが掲載された非常に貴重で稀有な書籍である。そしてこうしたVC良書が、日経でもなくダイヤモンドでもなく、NewsPicks編集部から刊行されたというのが新しい時代の変化を感じさせて興味深い。VC業界はリーマンショック以降はヘッジファンド・投資銀行出身者が増えてPEに類似した「金融」の趣が濃くなった時期もあったが、本来VCと起業家は既存金融とは異なる一蓮托生のウェットな関係にある。一夜にして1,000億円の運転資金を確保したRibbit CapitalとRobinfood、取締役就任をVCと一緒を条件としたVenrockとIllumina 10x Genomics、パートナーからの馘予告の誤転送をバネにしたKleiner PerkinsとBOX。特にFlagship PioneerringとModerraの関係は、mRNAという理論をコロナワクチンとして具現化し世界を救った、偶発的ではない意識的にイノベーションを生み出す人間のクリエイティビティの最高潮といえるVCの醍醐味だろう。
本書に描かれる世界は雲の世界のことのように感じるが、本書を読むと興奮と高揚を感じるし、彼らも少し前は雲の下に居た、つまり読者だってイノベーターになれるんだという事実を気付かせてくれる一冊だ。
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VC産業の仕組みを知ることができる一冊。
各メジャーVCの概要を知ることができるが、虎の巻的なものではない。
ページ数が長く、中盤以降は似たり寄ったりの内容となっていて、間延び感を感じる。
それでも圧倒的な資金力で成長するベンチャーの仕掛け役としてのVCを知ることができる。
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世界中の30近いベンチャーキャピタルに対してインタビューを行い、彼らの成り立ちから実績、そしてベンチャー投資にあたっての考え方を紹介している分厚い本。ユニコーンになるスタートアップの横には必ずベンチャーキャピタルが存在する。その実態について深く理解できる1冊になっている。
またベンチャーキャピタルに投資する側としての話も最後に少し紹介している。
自信がファイナンスの一環でベンチャーキャピタルの活用を考えている人だけでなく、ベンチャーで働いている人にまでおすすめしたい一冊。
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世界的企業の裏側にはいつもすごいvcがいる。gpはlpから出資を募り、10年で運用して、出た利益の20%程度を受け取る。vcの期待値は他の投資よりも低く、極一部の勝者だけが莫大な利益を得る。
ベンチャーキャピタリストに興味が湧いた。VC毎に専門分野以外にも色があり、人種、出身による差別化や、研究者によるgpだったり、VC自らがスタートアップを立ち上げることもあった。
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ベンチャーキャピタルの本。おもしろい。
世界的なvcに直接インタビューし、当時哲学が語らられている点は非常に貴重。
メモ
・vcファンド全体の65%が失敗に終わる。トップ%が利益の多くを独占
・共通点として独自仮設によって勝ちパターンを見出す再現性へのこだわり
・全てのトップvcに共通するのはスタートアップ創業者に価値提供するためのはっきりしたコンセプトがある点。ブランド、人脈、専門性、資金提供、アプローチが異なるだけ。
・ファネルの最上位は常日頃から目をつけている投資検討先4000-6000社。常にこれを更新続ける。トップ投資家の投資先を重要ターゲットとして加えたりする。1年で50者ほどタームシート提出。進めばDD。プロダクト成立の検証、初期ユーザーヒアリング、知財チェックなど。投資に進むのは10件ほど。
・元本100億に対し、10年で少なくとも200-300億になることを期待。年利12%以上が必要
・全体の64%は損失。10倍以上は4%にすぎない
・zoom投資。異常値とも言えるようなユーザー数増加。創業者に成功の根拠があった。
・シリコンバレーのベンチャーキャピタル御三家
セコイア、ベンチマーク、アクセル
・いかにエキスパートに出会うか。
・最高の投資は多くの人が最初はそれはどうかなと疑ってしまうようなもの。
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『#ベンチャーキャピタリスト』
ほぼ日書評 Day604
駄作
Day603を100倍オススメする。
スタンフォード大学で進める「究極の青田刈り」…とか、校閲すらしていない。
https://amzn.to/3PhVmvA
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シリコンバレーのベンチャーキャピタルSozoventures協力の下、ベンチャーキャピタル業界の産業構造や特性、業界の現実を説明した上で世界で活躍する30ものベンチャーキャピタルの投資家たちのインタビューをまとめた本。
日本ではベンチャーキャピタルと言っても会社がギャンブルをやっているようなものと捉えられがちだが、シリコンバレーを中心とするベンチャーキャピタル業界ではそれ自体産業と捉えられていて、その規模も2020年で3474億ドルだそうだ。(因みに日本は45億ドル)
もちろん上場企業に投資するわけではないのでその投資先の過半数は元本を割り込み、10倍以上のリターン案件は4%ほどというハイリスクハイリターンの投資で、勝ち組ベンチャーキャピタルはトップ1%しかないのであるが、その投資は決して運任せではない。
それぞれベンチャーキャピタルには各々の強みがないと生き残れず、例えばもと研究者でその研究分野の事業評価に強みを持つとか、ある特定の地域の消費者の嗜好や法律に通じているとか、人脈が豊富でサポートできるなどの強みを活かしてカネとしての投資のみならず営業面や知財面、技術面や法務面等のサポートを通じ元本10倍以上のホームラン案件を増やすべく努力している。
本書で取り上げている代表的な30のベンチャーキャピタルの特徴もSaaSやFintecに強いものから一流の科学者を集め、仮説を持ち寄り、創業のヒト・モノ・カネの段階から作り始めるタイプのもの、インド・南米など特定の地域に通じているタイプのものなど様々だ。
ただ、金融緩和が終わり、金利上昇の局面に入ろうとしていることや、米中対立やウクライナ戦争のように世界で分断が進んでいることなどを考えるとリスクマネーの供給もかつてほどには進まないようにも感じる。しかしながら脱CO2の問題が世界の課題となったり、IT革命に続くAIの革命で旧来型の産業が一部転換しつつあることもまた事実で、その点ではリスクマネー供給による社会変化が望まれる。
ただ、日本としてはこういったベンチャーキャピタルの役割を商社が果たしていたり、親会社の新事業として子会社を立ち上げてそれを親会社がサポートすると言ったような日本的なイノベーションも存在しているように感じた。
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様々なベンチャーキャピタリストの活動がまとめられており、その活動を垣間見ることができる貴重な書籍。シリコンバレーのみでなく、ヨーロッパ・アジア・アフリカなど様々な地域、さらには社会課題の解決やマイノリティへの投資など主要な投資ターゲット先も異なる様々なベンチャーキャピタリストの活躍が紹介されている。またベンチャーキャピタリストが投資してきた様々なビジネスに関しても知ることができ、本書籍で紹介されているベンチャーキャピタリストの多様性と合わせて様々なビジネスを学ぶ良いきっかけとなった。
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グローバルの有名VCにどういうプレイヤーがいて、どういう原理に基づいて考え行動しているのかがわかり面白かった
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VCにまったく興味がなかったけど上司から勧められて読んでみた!ベンチャーキャピタリストたちがどんな思いで動いているかよくわかった。筆者の狙いかどうかはわからないけど、
・日本人はもう少し大胆にパッションあふれる生き方をしないと諸外国(特に米中印)と張り合うことが本格的にできなくなりそうな気がする
・やはり白人男性がヒエラルキーの頂点にいる気がする
の2つが率直な感想です。だからどうと言うわけでもないけど、まあ、読んでVCそのものの理解は深まったのでよしとしよう。自分が投資家になろうとは相変わらず思わなかったけど笑