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うーん
2022/04/03 10:43
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
あんまり面白くならないなあ。
新キャラ出てきたと思ったけどあっさり死なせちゃったし…
どのキャラにもイマイチ魅力が感じられないです。
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ガンスリの時もだったが、設定自体を色々作り上げるのが得意っぽいのは相変わらず。
まあストーリーの骨子がガンスリを明治に移行しただけとも捉えかねない感じでもあるけど。(明治期初期の一般元武士がどのような気持ちであったのかを想像させられるのはなかなかに楽しいが)
このあとは半化野民同士の殺戮合戦になるのかな。(捻りがないので、もう一アイデアあるといいけど)
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困難な道行きを同郷の者が救うという展開は良いね。特に新政府に敗北した会津の者達がそうやって協力するという展開は明治になってそう時が経っていないからこそ際立つ
それだけに同郷どころではなく家族に刃を向けるシノの異端さも際立ってしまうけど
「母を楽にしたい」、その為に兄を刺し最終的には母を殺す。どう考えても善い人生なんて望めない修羅道。だからこそ彼女に寄り添うと決めた春安の存在が活きてくるし、二人を助ける菖蒲達の覚悟も活きてくる
ただ、政府に弓引く状況が変わるわけではないから二人を助けようとする者に危害が及ぶ状況も発生してしまう
その象徴となったのがこの巻にて登場する鉄馬か…
最初は同郷で憧れの春安の助けになればと、次は菖蒲に魅せられて…
春安達としては一人でも多くの力が加われば願いも叶えられるという状況。だから鉄馬の申し出を受けてしまったのだろうけど、果たして彼を巻き込んだ事は本当に正しかったのだろうか…
街中でたった二人に対してガトリング砲を向ける。山之内の判断は尋常ならざるものだから、対抗するにも尋常ならざる手段が求められる
春安も鉄馬も殺生石を握る理由は同じようなもの。けれど化野民の血という要素が春安と鉄馬の運命を決定的に分けてしまったわけだ
鉄馬が迎えた美しい死はシノ達が進む道の険しさを再度明白にするものだったね…