紙の本
理科の各分野を用いてタイトル回収しています
2022/04/05 11:50
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
『なぜ地球は人間が住める星になったのか?』というタイトルを、元理科教師の著者が地学のみならず、物理・化学・生物など各分野を用いて回収している1冊です。
理科の物理・化学・生物・地学の各分野はつながりがあることを思い知る内容でした。雑学的な文章も多く、読んでいて楽しい1冊でした。
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卵が先かニワトリが先か?を考えるのに似ていると思った。地球が人間の住める星になったと言ったって、地球の方でわざわざ人間に合わせて環境を作ってくれているわけではなく、それはたまたま人間がこの環境に適しているということに過ぎない。持続可能な、なんて言っていても、そんなの飽く迄、人間にとって都合の良い環境を持続して行こうというだけであって、地球の方では、あるいは、宇宙の方では勝手にやってって138億年。
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つまらない。
内容は、20年以上前の知識を羅列しただけ。
最新の知識は何一つない。
教科書かというほど、薄く広く、しかも、
それぞれのつなかめりはない。
教科書がなぜつまらないか。
軸がない。
全体を通じて主張したいことがなく、
ただ、知識を横に並べている。
それぞれの知識に、つながりはない。
各章で、分断される。
専門用語のオンパレード。
むりに説明しなくても良いのでは?
全体のストーリーがあれば、
最小限の用語で良いように思う。
まぁ、主義主張をもたせないような
教育を日本はしてきたのであるから、
いたしかないのだろう。
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第一章 生命って何だろう
基本単位は細胞
膜があって、内側を一定な状態に保っている
生物は増殖する
地球の表面に住んでいる
生物は進化する
ウイルスは生物か?
第二章 宇宙の始まりビッグバン
1 宇宙はどこから始まったか
ビッグバン
宇宙は膨張している
2 宇宙はどんな物質でできているか
素粒子から水素、ヘリウムへ
ヘリウムよりも質量が大きい原子の合成
鉄よりも質量が大きな元素の合成
恒星はどのように進化するか
星団と銀河、そして宇宙の構造
第三章 太陽は特別な星じゃない
恒星の明るさ
星までの距離はどうやって測るのか
絶対等級と距離
星の色はなぜ違う?
恒星の性質と進化を示すHR図
星の質量
星までの距離
太陽はふつうの星
第四章 とうとう地球ができた
原始太陽系星雲
地球の誕生
第五章 地球はなぜ人が住める星になったか
大気と海の起源
水が地球を覆う
海水の組成の歴史
冷えていく地球と大陸の形成
マントルの運動
地磁気というバリア
第六章 生命の誕生は今でも謎だ
最古の生物の証拠を探す
生物の進化から推定する
科学的実験による推定で起源を探る
生命発生のシナリオ
生命の起源は単一か
第七章 生命が地球を変えてきた
酸素は生物が作った
酸素を消費する動物の誕生
地球はシームレスで安定なシステム
第八章 地球は何度も天変地異に襲われた
隕石の重爆撃
磁場の逆転
スノーボールアース
火山の超巨大噴火
巨大隕石の衝突
大陸の集合離散
太陽系の最後
第九章 環境の危機が生物の大進化を招く
真核生物への進化
多細胞生物
性の起源
最初の脊椎動物
植物の進化
脊椎動物の進化
人類の進化と世界への拡散
第十章 宇宙に生物はいるか、そして出会えるか
宇宙に生物はいるか
宇宙人と出会えるか
宇宙人へのメッセージ
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〇宇宙のこと、地球のこと、生命のことを一つ一つ丁寧になぞっていける。
1つのテーマにいくつかのテーマを提示、あるいは手掛かり。
※地動説を天動説とウッカリ間違えている箇所あり。次版から訂正入るかな?
◎どうして我々人類はここ地球にいるのだろう。我々は何者なのか。地球型生物が存在できる環境。進化した知的生命体の可能性、かれらと出会えるかなどについて考察する。
1:生命ってなんだろう
基本単位は細胞
生物は増殖する
地球の表面に住んでいる
生物は進化する(コピーエラーは必然)
ウイルスは生物か?
…高校の生物の教科書では生物ではない
2:宇宙の始まりビッグバン
宇宙はどこから始まったか
ビッグバンモデル
宇宙は膨張している
宇宙には特別な場所(中心)はない
138億光年より遠いところからの情報はいっさい届かない
宇宙はどんな物質でできているか
素粒子から水素、ヘリウムへ
ヘリウムより質量が大きい原子の合成
質量の大きな恒星
鉄よりも質量が大きな元素の合成
恒星はどのように進化するか
星団と銀河、そして宇宙の構造
星団同士がぶつかっても恒星がぶつかる可能性は低い
3:太陽は特別な星じゃない
超銀河団…泡状構造
見かけの等級と絶対等級
星までの距離はどうやって測るのか
絶対等級と距離
星の色はなぜ違う?
恒星の性質と進化を示すHR図
主系列星、巨星、白色光矮星
質量が大きく明るい星…星の進化が速い
星団の年齢がわかる
星の質量
星までの距離…計算できる
太陽は普通の星
人類の宇宙観
天動説、(地動説)、平凡な星
★太陽系のハビタブルゾーン
4:とうとう地球ができた
原始太陽系星雲
分子雲→原始太陽→微惑星→現場惑星
太陽の物質はかつて恒星を構成していたもの。
(京都大学 林忠四郎「標準モデル」)
地球の誕生
岩石と金属ダストの塊→微惑星の衝突による熱で原始地球が熱を持ち始める→水蒸気による温室効果
金属核のない月
★惑星の材料隕石、惑星探査と生命の起源、月の存在意義、地球の年齢の推定
5:地球はなぜ人柄住める星になったか
大気と海の起源
水が地球を覆う
「クライン太陽のパラドックス」
世界最古の岩石
…カナダのアカスタ片麻岩(約40億年)
西オーストラリアのジャックヒルズの岩石から採取されたジルコンはその岩石より古い44億年
海水の組成の歴史
二酸化炭素の除去、二酸化炭素の循環
冷えていく地球と大陸の形成
★火成岩の分類
マントルの運動
ウィルソンサイクル、プレートテクトニクス
地磁気というバリア
放射線は諸刃の剣
キュリー温度
永久磁石はキュリー温度を超えると磁性を失う
6:生命の誕生は今でも謎だ
最古の生物の証拠を探す
世界最古の生物の化石…西オーストラリアで発見された約34億年前のもの
世界最古の生物の痕跡(?)…カナダケベック州、37~40億年前の生物
グリーンランドのイスア地域の岩石の炭素が生物起源(?)
生物の進化から推定する
アーキア、バクテリア、真核生物の共通祖先
科学実験による推定で起源を探る
アミノ酸の合成…ミラーの実験
有機物のスープ
生命発生のシナリオ
生命の起源は単一か…DNAの暗号
7:生命が地球を変えてきた
酸素は生物が作った
★酸素の量、大気中の二酸化炭素排出量濃度、シアノバクテリア
酸素を消費する動物の誕生
嫌気呼吸・発酵でエネルギーを得る
→パストゥール点を超えて好気呼吸
陸上への進出 植物→動物
酸素濃度の変遷はよくわかっていない
地球はシームレスで安定なシステム
★温室効果
8:地球はなんども天変地異に襲われた
隕石の重爆撃
39億5000万年~38億7000万年前
磁場の逆転
一時的に磁場が無くなる
←あと2000年で磁場が無くなる?
スノーボールアース
★氷河期と氷期
火山の超巨大噴火
巨大隕石の衝突
大陸の集合離散
太陽系の最後
9:環境の危機が生物の大進化を招く
真核生物への進化
多細胞生物
性の起源…真核生物
進化が速くなる、有害な突然変異を片方の遺伝子で修復できる、固体は老化するが命を繋ぐことができる
最初の脊椎動物
植物の進化
脊椎動物の進化
人類の進化と世界への拡散
10:宇宙に生物はいるか、そして出会えるか
宇宙に生物はいるか
宇宙人と出会えるか
生命の発生する確率
私たちが存在しているのが不思議?
「彼らはどこにいるんだ」
★自己増殖型ロボットによる宇宙探査
P 89うっかりミス
「…地球の方が太陽の周りを回っているという天動説が提唱されました。」
「天動説は後のケプラーやニュートンたちによって理論化され…」
“天動説”→“地動説”
P 90「…それも天の川銀河の中心近くでなく、いわば天の川銀河の辺境の地で、天の川銀河の中心の周りを回っている平凡な星であることもわかってきました。」
←天の川銀河を中心に周りを回っているということかな??
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宇宙誕生から地球上に生物が生まれてくる過程を丹念に記述しているが、テクニカルタームがかなり多くて、さらにそれを説明する文章も難しくて読むのに苦労した.地球の存在自体が特異なものであり、さらに生物が誕生した経緯も様々な過程があり、真核生物、アーキア、バクテリアの3つが基になっているそうだ.アミノ酸合成のミラー実験あたりから、割と楽しめてきたが、地球環境で炭酸ガスの効果が意外に重要だということが認識できた.
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なぜ地球は人間が住める星になったのか?。山賀 進先生の著書。地球が人間が住める星になったのはいろんな偶然の積み重ねでもあるけれど地球上に生きてきたすべての生物や人間たちの努力の賜物でもある。せっかく地球が人間が住める星になったのに私利私欲にまみれた高飛車で傲慢で愚かな現代人が環境破壊で台無しにしては元も子もない。現代人が地球という星を破壊してしまう権利なんてどこにもない。地球環境を守るのは現代人の義務。地球環境を壊すなんて許されない。読書博士や読書依存症人間として読書を楽しめるのも地球があってこそ。