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体育祭を前にした、高校生のミステリー。
さわやかな青春小説だけじゃなくて、
心がざらつく、リアル高校生事情も描かれている。
しっかり前を向こうとしていられたのは、こんな背景があったのか・・・と
学校図書室って、いいね。
逃げ場になるんだよね。保健室よりも、ハードルが低いんじゃないかな。
最後は名取さんらしくブックリストもあり。
「飛ぶ教室」が鍵になっているところが、
児童文学好きとしては感涙もの。
読み始めたときは、そこで、鼻白んだくせにw
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青春ってそうだった。と思えた作品。
みんなが同じ方向を向いて走り出したら止まらない。周りが見えなくて眩しい。でも、その中にこれって変かも?と疑問に思ったら気になりだしてしょうがない。変えること、変わること。大人は複雑にしてしまうから真っ直ぐな青春にはかなわない。
謎解きも、恋も、体育祭も、今しかない主人公達の姿は爽やかな風を運んでくれる作品でした。
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学校行事に熱くなった人、学校が楽しかった人、学校が苦行でしかなかった自分も含めて、こんな青春もあるかという感じ。若さゆえ何故かムキになるところとか、ちょっと恋とか、ほろ苦さもあるところとか。飛ぶ教室をからめた運動系の部活の暑苦しい青春でないけどこれも立派な青春。土ダンと方舟。今のコロナ渦では、どちらも中止だよなと思ってしまった。残念だけど特に方舟。今のご時世なら何をするのだろう?最後にもでてくるお薦め本の短歌と火星のは気になる。
蛇足 コクタロウをどうしてもさくたろうと読んでしまう。
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片思い、暗号、青春、過去、未来、学校。
高校生たちの図書館が繋ぐ物語。
飛ぶ教室も読んでみたいと思った。
アオハルだなぁ...
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女子バレー部のエースだったが、怪我で早期引退を余儀なくされた百瀬。体育祭を1週間後に控え、練習で忙しい図書委員の代わりに図書室を訪れた彼女は、掃除中に『飛ぶ教室』の文庫本を発見する。返却された本だと思い書架に戻そうとするが、そこには既に同じ本が並んでいた──という導入部から、体育祭までの1週間(日曜日はエピローグ)を追った作品。
ありがちな学園ミステリーかと思っていた(確かに謎解き要素はある)が、もっとずっと深い感動作だった。『飛ぶ教室』は未読だが、読んでいたほうがより楽しめると思う。
これはお薦めの1冊だ。
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とても濃い1週間のお話です。とてもとても素敵な青春でした。
中盤で普通校に通う車椅子利用者の方のセリフで
「公立の普通学級に通えた。友達もよくしてくれた。修学旅行や文化祭なんかの行事にも問題なく参加させてもらった」
「車椅子の自分は周りのみんなに迷惑をかける〝お荷物〟だって、自分のこと自分で見下してた」
という台詞があります。高校生の頃に車椅子になった私自身、何度「大丈夫だよ」と言われても、こんな私と付き合ってくれているのだから迷惑かけないように我慢しなきゃ。と思い続けていました。
なのでその言葉を見た時、本当にその通りでハッとさせられ、自分が周りの誰よりも卑下して考えていたのだと実感し、涙が止まりませんでした。周りの大人、教師も含めその態度で当然だ。迷惑かけているんだから。という方しかおらず〝気がつける〟人が1人もいませんでした。
「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」と言う言葉がとても嬉しかったです。この先、もっともっと気がつける方が増えて、誰でも楽しく過ごせるといいなと強く思いました。
とてもいい読書でした。ありがとうございます。
余談ですが、本のソムリエ体験してみたいです。
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読書好きはいい本を紹介されると釣られるし、10年前の図書委員先輩が残しメモの謎解きとか、体育祭の伝統ダンスを始めた伝説の初代生徒会長の正体とか、少年少女小説王道のようなストーリーが展開されて、無条件に楽しんでしまう。
うまい作者だ。
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図書館での表紙借りだったのだけれど、とても良かった。
扱っている題材がとても今風だなとは思ったけれど、説教臭くなく自然な感じがとても好き。
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ミステリーの種明かしの部分を隠しながらすすむ物語。少々ズルい展開のような気もしたが、一気読みの罠にハマる。
本に出てくる小説、もう一度読みたくなった。
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初めて読む作家さん。
青春だなあと、とても楽しく読みました。
高校時代に戻ったら図書室に入り浸りたい。ケストナーの「飛ぶ教室」もう一度読んでみようかな。
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方舟というキーワードをうまく使ってる。
よくある話のようだけど、
現代の問題に一発かまそうとしているのが分かる。
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10年前に貸し出された本が戻ってきたという謎!
「飛ぶ教室」は、クリスマスのコーナーを作る時に毎年探す本。
挟まっていたメモ。謎解き。わくわくする。
ケガは本当にかわいそう。エースなのに。
1週間のピンチヒッター図書委員。
青春を感じる、濃い1週間。
窓から海が見えるのはいいなぁと思った。
体育祭、燃え尽き症候群(笑)わかる。
ラストの本紹介は親切。
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ひょんなことから、図書委員を一週間だけやることになった女子生徒が見つけた「飛ぶ教室」。謎のメモが挟まったそれを書棚に戻そうとするが、そこには同じ本が。この本はどこから来たのか。メモの謎は?!女子高生の謎解きが始まる。
まぁ小説なので、猪突猛進、謎に向かっていく主人公が必要なのは分かるが、デリカシーに欠ける行動に少しイライラ。本の貸し出し履歴は個人情報だし、自分の好奇心のためだけに無神経にそれを暴こうとする姿勢には全然共感できない。
小説なんで、そういう行動があってこそ物語が進むし、誰かが抱えてきた悩みが解決するわけだけど。
そこが気にならない人にはもっと純粋に楽しめるのかもしれない。
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高校の体育祭を思い出して懐かしくなりました。
青春だなぁ、と。
読みやすい文章で読書初心者にもサクッと読めてよかったです
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「古本食堂」読了後のおすすめで、手にとった本。怪我で学園祭に参加できない主人公が、図書委員の代理を務める所から物語が始まる。それぞれの思いが若さ故の青臭さも醸しでて、自分の高校時代を思い出した。ラストで紹介されていた本が気になった。