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無性愛者十和子は,教師(自分似)が殺害された学校で命を狙われる。殺人犯が十和子に求めたのは聖母のような母親像。厄介で身勝手。教師を流産させても許される生徒達は残忍で理解できない。
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マイノリティと残酷な描写、敬虔な思想、性や妊娠、そして大きなテーマは母なのだろう。十和子と更紗が似ていたのは必然的な何かがあるではとずっと勘ぐってしまったのは不覚で、物語に集中できなかった。ただただ残忍すぎる八木沼にも深い想いがあったり後半のどんでん返しにもまんまと一杯くわされた。。確かに怪しいのはその通りで深読みの甘さを付かれた。。。。それにしても最後に新しいニックネームがなんだったのか非常に気になる。なんだろう。氷じゃなくて、水。うーんそれじゃ単純すぎるし。謎だ‼️
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結婚グロい描写もあってそこが好きな人にオススメかな?怪しい人盛りだくさんだけど、少しづつ絡み合った糸が解れていく。新しいニックネームは読者に委ねるのね
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異性愛者である私には、ここまで色々な性自認があることは勉強になった。回収含めたプロットと、登場人物の発言・描写に少し違和感あるが、今道はじめ、警察側の描写は抜群に上手いし、勿論主人公の十和子の心の描写も秀逸なので、最後まで面白く拝読させていただいた。
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性的マイノリティの女性教師と、猟奇殺人鬼の命運が交差したことにより、14年前に未解決となっていた女性教師殺人事件が解明されてゆく、というシリアルキラー・サスペンス。グロテスクな描写があるものの、性的マイノリティの人たちの方に気が向いて、いまいちストーリーに入り込めなかった。
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自身も主人公と同じアセクシュアルである者として、非常に描写がリアルだと思った。
嗜好が先天的か後天的かという永遠の問いや、人生への諦念感からくる自覚の伴わない優しさ、マゾヒストの「自称サディストは結局暴力で人を支配したがる、私は同意の元でしたいのに」という言葉に、共感しながら読んだ。
けっこうグロテスクで物騒なストーリーなのだが、鹿原の性格によるところが多いのだろうが、文章が割と淡々としている。
物語の中で事件がわりと頻繁に起こるのだが、鹿原の他人事のような、どこか俯瞰したものの見方で綴られるので、サラッと読める。
それでいて性的マイノリティという非身近な話題に野次馬的興味が湧き上がるのと、常に湧き出る新たな容疑者への疑心、そこに樹里という愛すべきキャラクターが入り込み、前半から後半まで余すことなく面白い。
ただ、こんなこと起こるかね?という、ツッコミもしつつ。
アセクシュアルの女性がそこまで周りを狂わせるもんか?とか、鹿原の身の回り物騒すぎだろ、とか。大の大人が2人して脅迫状を送り付けてたのは笑った。脅迫状の動揺で真犯人あぶりだす前に、もっとやれることない?
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さまざまな性的マイノリティがあるのだと改めて驚かされた。アセクシャル(無性愛者)の高校教師ががシリアルキラーに狙われる。その裏には14年前に私立高校で起きた教師殺害事件があった。母と子の歪んだ関係。多分に子供の成育に影響を及ぼしていく。最後の方は上手くトントントンと進んだ感じかな。
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「OKかOKでないか」「普通にしていればいい、マイノリティであることをわざわざ言うこともない。」
本当にその通りだと思った。
櫛木理宇さんにしてはきれいな内容だった。
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櫛木さんの作品にしては珍しく後味も悪くなくスッキリとした終わり方。
そこが少々、物足りなくも感じてしまいました。
八木沼が出てくるのが良いアクセントになっていて、想像したら気持ち悪いけれどその狂気が楽しみになってサクサク読み進められました。
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単純なサスペンス、というわけではなく、何が正しくてそして何が正しくないのか。人の抱えてるものは底知れなく、考え方も自分の物差しで考えると永遠に理解できないものもあるのだなと思った。
櫛木さん作品は初めてだったのですがなかなかグロい描写も多く、おおお、、、、となりました。
でも最後までどうなるの〜?!と気になってどんどん読めました。他の作品も読んでみよう。
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久しぶりのグロ描写、耐性弱ってるのを実感しました←強い必要ないですが。いろんな嗜好が紹介されていて世界は広いな、と思わされました。ずいぶん勝手な人たちばかりで気持ち悪かったですね。こうした作品に対しては最上の褒め言葉かと。
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鹿原十和子は中学校の教師でアセクシュアル(無性愛者)。
誰も好きにならない、好きになってほしいとも思わない、らしい。
14年前に同校で殺された教師の戸川更紗とそっくりで殺人鬼の八木沼の標的になる。
楽しみにしていたが、展開が都合良すぎな感じで興ざめ。