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猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」で配られてていた7年にわたり配布されていた連作短編をまとめたもの。
自分が大きいのか、小さいのか、クルクルと設定が変わり、綴られていく伊坂さんらしい作品。
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面白かったけど、途切れ途切れに読んだせいかイマイチ「伊坂作品!」という感動は薄く、わりとフーンという感じだったな。
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伊坂幸太郎さんの新刊。『マイクロスパイ・アンサンブル」。
どこかの誰かが、幸せでありますように。
さあ、作戦会議だ!
失恋したばかりの社会人と元いじめられっ子のスパイ。
知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり…。
ふたりの仕事(ミッション)が交錯する現代版おとぎ話。
以上、帯より引用。
この作品は2015年から7年間にわたって福島県の猪苗代湖を会場とした、音楽とアートのイベント「オハラ☆ブレイク」の会場に来た人に配布する小冊子のために書いた短い小説を一冊の本にしたものだそうです。
伊坂さんのお好きなTheピーズとTOMOVSKYの曲を毎回題材に使われたそうです。
全体のストーリーは、私は残念ながら今ひとつわからなかったのですが(最近の伊坂さんの小説、わからなくなってきています。私。しくしく…)
①松嶋が失言してしまった方の彼女が結婚していい奥さんになっていたこと。
➁松嶋が恋人の彼女にした突然のプロポーズ。
③門倉課長の当たった1億円の宝くじの使い道を最後に明かさなかったこと。
は伊坂さんの小説らしくてとても好きでした。
伊坂さん、また、悪をやっけるカッコいい小説も書いてくださ~い!!
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ちょっぴりSF要素が高めなお話。相変わらずエンジンかかるのがのんびりで、入り込むまでに少しだけ時間を催すのが伊坂さんらしい気がするんだけど、出てくる人物たちが非常に良い。特に門倉課長、ペコペコ門倉とか言われるほどに謝罪のプロ、その人の宝くじの前後賞エピソードからの数年後の話のつながりがとてもとても好き。世界は思ってるよりも優しいのかな。
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軽い感じで読めて、視点がスパイと失恋したばかりの社会人とあり、それぞれ少しずつ成長していく感じが良かったです。
特に失恋した彼は後に別の人と結婚迄漕ぎ着けて良かった!
読了感は爽快でした。
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このお話を毎年猪苗代湖で読めた人たちが羨ましい!こうして連作短編という形で出版してくださり、ありがとうございます!という気持ち。
1年目の段階では、設定の違う二つのお話、という印象しかなかったが、年数を重ねるにつれてこの本のタイトルの意味が明らかになってくる。
所々で「揃った!」という快感、一体感、奇跡に立ち会えた時の高揚感を味わえる。スカッとしたい人におすすめ。
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彼らは今幸せに生きているだろうか。
幸せに生きるとは?
幸せに生きることなど可能なのだろうか。
あまりにも難易度が高い。
少なくとも今、彼らが笑っていればいいな。
そう思える気持ちを大切にしたいなと思った。
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SL 2022.7.3-2022.7.4
イベントなどために書かれた1年に1冊の小冊子を一冊の本にまとめたもの。
1年づつこれを読んでいるとストレスたまるよね(笑)
伊坂さんらしい、最後には全てがつながっていく構成。ほっこりしたお伽噺のような作品。
楽しかったけど少し物足りないかな。
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なんておもしろい企画なんだろう、、、
2つの世界が交錯するのも最高!!
楽しく読ませてもらいました!
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アイネクライネ~も表紙がTOMOVSKYだったけど、音楽も好きなんだというのがわかってものすごく親近感がわいた。
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12冊目の伊坂幸太郎さん。この本は猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」で毎年配布されていた短編を一冊にまとめたものだそうです。一年目から七年目まで、物語の中でもちゃんと1年ずつ時間が経っており、また猪苗代湖を舞台に伊坂さんのお好きな曲を題材にして描かれています。
スパイになった少年とさえない会社員とが交互に描かれる、ちょっと不思議なお話でした。
一編が短いのもありますが、とてもテンポが良くて一気に読めてしまいます。伊坂さんらしいファンタジー要素や遊び心もあり、ふわっと胸がほっこりもして、でも虫が苦手な方には不向きかも…。
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あまりに場面の切り替わりが速すぎてもう少し落ち着いて読みたかった。
『揃う』場面はあまりにも取って付けたようなそんなに都合の良い事はないだろうとも思ってしまう。
伊坂作品の中でも箸休めてきな作品。
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伊坂さんらしい世界観の、ファンタジーな話。猪苗代湖を舞台に、虫より小さな世界のスパイと、普通の世界の失恋したばかりの会社員が、同じ場所・時間で、サイズ感を変えて並行に展開されていって、ちょっと交わってまた戻ったりする話。
最後に盛り上がりきらないまま終わってしまったなと思ったら、毎年フェスで配られた話だと聞いて、なんだか納得。でも、素敵な試みだと思う。
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伊坂幸太郎作品のなかでは、寓話的な要素が強い作品かもしれない。
何を書いてもネタバレになりそうだけれど、オハラ☆ブレイクのために毎年一話ずつ書かれたものを、一冊にまとめたものというのは、情報として書いておく。
音楽フェスに毎年行く常連さんは、物語の続きが読めるし、どこかの年に1回だけとか、何年か空けて参加する人もいるだろうから、書籍化は有難いだろう(そして何よりオハラブレイクに一度も行っていない伊坂幸太郎ファンにとっても)。
音楽フェスの特典が小説なんて、すごく粋な企画だと思った。
内容は、やはりいつもの伊坂作品同様とても凝っていて、だんだん話の全体像が分かってくる感じ。
特に大きな驚きはないものの、「世界」が分かるとその先の「違い」が面白くなるという趣向。
私は門倉課長が好きです。
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苦手な人は苦手だと思うこの手の話。
私は大好き。
こっちの世界とあっちの世界が微妙に繋がってる?のも面白く門倉課長の人の良さったら。そんな人を上司に持ちたい笑