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【宮本武蔵が「呪い」の探索に乗り出す】大御所・徳川家康に「二年後に死ぬ」呪いがかけられた。その呪いを解くには妖刀村正で呪詛者の首を刎ねなければならないが……。
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家康を呪う五霊鬼という呪詛。それをかけられた者は2年以内に死ぬという。呪いに用いた妖刀村正をもつ者を探し、阻止するよう依頼された武蔵。弟子の久遠を殺された仇討ちとして受け、三木乃助と共に大阪城へ。当初豊臣側の仕業かと思いきや、徳川方の陰謀と疑いはじめる。首謀者と思われる人物が現れたかと思うと二転三転と進み、徳川勢の攻撃も始まる。真田、柳生、そして家康と名だたる人物も登場、宇喜多の名も。怒涛の展開では武蔵の凄まじさに圧巻。
369冊目読了。
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徳川家康はじめ徳川一門にかけられた強力な呪詛を解くため宮本武蔵が奔走する、というとなんだか安っぽく聞こえるが、てんでそんなこともなく、豊富な史実の知識をベースにしているため、違った視点での再解釈もなるほどと思わせるものがある。できればもう少しラストの回収がスパッと簡潔に決まると読後感もスッキリしそうな気がする。
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一本筋が通りながらも、様々な話が展開していく。歴史ミステリーな感じ。伏線の張り方も上手い。
帯の通り!木下さんの最高傑作っ!!!
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江戸幕府の時代になって戦国時代が終わり、剣技がもはや時代遅れになりつつある頃、大御所徳川家康に呪いが掛けられた。呪詛者探索を依頼された宮本武蔵は、弟子の仇を討つためにもと、大坂の陣の大坂城へと侵入する。力作ではあるが、氏の作品としては同じ宮本武蔵を扱った『敵の名は、宮本武蔵』の方が良かった。どうもこの作家当たりはずれがあるような気が。
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武蔵が剣をふるうシーンなどの重圧感とスピード感は,木下昌輝ならではである. 歴史に詳しければ設定の妙などを楽しめるのだろうが, 私にはそこまでのバックグラウンドが無く, 残念である.
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かような武蔵が生まれましたか。剣術の達者なるは、これまでの武蔵像と違わず。されど、思慮分別においてはいささか、いや、かなり頼りない。三木之助(ホントは隼人)にせよ、千姫にせよ、若輩ながらに武蔵よりよほど思慮深い。よくもまあ、あんなんで戦乱の世に六十有余の決闘を制し、生き延びてきたもんである。その果てに、道場主となったのはいいが、指導者としての資質を欠いて弟子が定着しない。借金がかさみ、その返済の肩代わりで免許皆伝の叩き売り寸前などとは無様だ。ミステリー仕立てながら内輪揉めって感じで、決着にせよ物足りない。
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宮本武蔵が家康が豊臣家を滅する大阪の陣を背景に家康を呪う五霊鬼たる儀式で弟子の佐野久遠が討たれた仇を取るあらすじ。。
良く解らんストーリー展開で最後は斜め読みでイマイチの内容だった。
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大坂夏の陣と冬の陣を背景に、徳川家康を呪う五霊鬼の呪いが発動。首謀者を妖刀村正で斬ることで呪いが解けるというホラーの世界。そこに宮本武蔵と坂崎直盛こと鬼左京がお互いに競い合う形で探偵業。愛弟子を殺された復讐やかって愛した人に似た千姫を助けるべく奮闘する鬼左京とエンタメ要素満載の時代劇。史実と空想がごちゃ混ぜになって、それなりに筋は通っていて面白かったです。
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宮本武蔵が最愛の弟子を殺され、その真相をさぐり復讐するべく大坂冬の陣に間諜として潜り込む。
なんだろう。視点が結構変わるのでちょっと読みづらく感じました。時代小説の体ではあるものの根底にあるのは「家康を呪った呪詛者は誰なのか?」といった謎があるミステリ。それなりにどんでん返しはあるものの、話のポイントがいまいちわかりづらいように思えて盛り上がりに欠ける印象。あくまで個人的にですが。武蔵の弟子に対しての心情みたいなものは早い段階でもうそんなに語られず物語を展開させる便利なキャラクターとして動かされてるように感じてしまったもので。
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晩年の宮本武蔵を描いた歴史ミステリー
技と心が極みに昇り詰めた剣士の見た風景、戦国から江戸へ変遷する時代を武蔵の目で追っている
勢いで読めますが、歴史小説というにはややトリッキーでな演出で、歴史の裏側の世界という感じです
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徳川と豊臣との戦いの中、家康に対する呪詛の生首が見つかる。思想家、芸術家として残り、ほぼ一代限りの名人にはいつも暗い影が付き纏う。自らの剣の後継者と望んだ佐野久遠を殺された武蔵は呪詛者を追う。実在の人物を交えて、オカルト的な展開をすると、読者の好みは真っ二つに分かれる。