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前作で完結したと思っていた加賀恭一郎シリーズの11作目。
…といいつつ、今回の主役は従兄弟の松宮刑事でした。
今回も主役は違えど「家族の繋がり」が根底にあって、だからこそ登場人物の繋がりが複雑。にもかかわらず、最後には綺麗に繋がってスッキリしました。
どうしても加害者の動機が理解できなかったのだけれど、そのときの心理状態やボタンの掛け違いの積み重ね、タイミングの悪さで極限まで追い詰められたらそうなってしまうのかな。
便宜上 加害者と書いたものの、本当の悪人ではないしある意味では被害者でもあるので、読んでいて切なくなった。
内容には関係ないのだけれど、加賀恭一郎シリーズはいつまで続くのかなぁ。松宮刑事の話もこれ以上掘り下げるものはないだろうし…
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推理の内容というよりは、そこに詰め込まれた人間ドラマに感動した。
人間が持つ倫理的問題、生命観、すべて現実に起こっているからこそしっかり向き合うべき問題だと、この作品を通して感じた。そして、人の愛は素晴らしいと心から思わせてくれる作品だった。
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松宮のお母さんは素敵だな…
松宮の話だけで一冊読めたら良かったな…
読後感はモヤモヤ…なぜかな?
登場人物達に共感できないから?
前作に続き今作もモヤモヤ
殺す動機に共感も同情も出来ないから泣けない
少数派の戯言だと見逃してくださいませm(_ _)m
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購入済み
2022.12.28.読了。
駄作。
新しい発見も気づきも、感動もないつまらない作品。
それぞれのおとな達の言動が嘘でしょ!って言うくらい浅はかで身勝手。それを当たり前のようにまるで感動仕立てで書き綴っている作者の意図も理解できない。
久しぶりに東野圭吾を読んだのが、『聖女の救済』で、なかなか良かったので、本作も衝動的に購入してしまった。失敗。
東野圭吾はおもしろい作品も多々あるが、駄作も多々あるから困る。
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帯の「あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」という言葉に惹かれて購入。
「人と人のつながり」を深く感じた。
また、萌奈ちゃんと行伸さんの最後の方の会話には、涙が溢れてしまった...このお話のあと、どのような形で進んでいくか分からないが、2人が幸せだと思える毎日を心から願っている
東野圭吾さんの加賀シリーズは、恥ずかしながら読んだことがなかったけれど、作中に時々出てくる加賀さんの話が気になったため、1から読んでみようと思う。
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久々の加賀恭一郎シリーズ。
今回は従弟の松宮がメイン。
事件と私事で行ったり来たり。
今回の殺人事件の真実はなかなか複雑だったけど、さすが東野圭吾!
最後まで楽しめた。
2022.12.31
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なるほど単なるミステリーではなかった。
出来て産まない人、出来なくて産めない人、いろいろあって日本は今少子化だ。
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加賀シリーズ最新刊の文庫化。
前作の祈りの幕が降りる時で加賀さんの母親や加賀さん本人の軌跡が語られてこの題名。
正直加賀シリーズこれで完結なのかとさえ考えて残念な気持ちになっていましたが...
今作は従兄弟の松宮親子の追跡で、主人公の加賀はチョイ出程度。
事件解決も今までの加賀作品と違い、犯人のあっけない自供で幕をおろすわけですが。この作品は事件解決後のストーリーや展開がメインとなっていると自分は思いました。
加賀さんシリーズではないですが、東野さんの作品の分身も読んでたので、少し核心となる部分が被ってるなーとも思いました。
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子供は親を選べない。
どんな理由かあって生まれてきたかにかかわらず、一人の人間として尊重しなければならない。
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いくつかの出来事が、どうつながるのか全然分からず、盛りだくさんだった。
最初から「巡り合い」の使い方が不自然だなと思ってた。
加賀刑事、大好きなので、もっと活躍してほしい。
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東野圭吾作品はいつもするする読めるので、ふんふん今回も面白いなと読み進めてたら、最後の展開に不意打ち的に泣かされてしまいました。。。
血のつながりって、親子ってなんだろう。一緒にいなくても大切だな。
油断してるとときどき泣かされる本にぶつかる東野圭吾作品。。。
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★5でなく★10で(笑)
だいたい6,7割くらい読み終えると話の本筋とかわかった気でいるんだけど
そこからさらに物語の全容ががらっと変わっていくあたり
私は391pのところで
(未読の方はまだ読まないでください)
「東野圭吾すごい!!まだあるか!!」
って興奮した
(ていうか実際声に出して言ってたかも)
こんなに素敵な作品なのに
映像化されてないんだね…
(阿部寛ファン)
久しぶりの東野圭吾さんだったけど
もうこれ以上好きになりようがないくらい
めっちゃハマってしまいました
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子を亡くした親のもとにやっと授かった子は……
捜査という名の下に事件の影にあるものを暴くのは……
子の気持ちは……
ほんのり微かにつながっていた希望……
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加賀恭一郎シリーズ11作目。東野圭吾さんが綴る「家族」の物語。
子どもをなくした夫婦。父の遺言書にある見知らぬ名に驚く一人娘。優しき喫茶店種の殺人事件。容疑者たちの複雑な運命に立ち向かう、松宮刑事が主人公の本作。とても切ない殺人事件でした。けど読み終えるとどこか胸が温かくなります。
「たとえ会えなくても、自分にとって大切な人間と見えない糸で繋がっていると思えたら、それだけで幸せだって。その糸がどんなに長くても希望がもてるって。だから死ぬまで、その糸は離さない。」
「会えなくても、大切な人間と見えない糸で繋がっていると思いたい」
親が子を想う気持ち、子が親に対して想う気持ち。目には見えない「糸」だけれど、固く結ばれているのがきっと家族なんですね。
『他人の秘密を暴くことが常に正義なんだろうか』
と思い悩む姿は、松宮の成長を感じることができるとともに、「卒業」のときの加賀恭一郎と重なるものがありました。
シリーズを通して読む方が楽しめるかと存じますが、「希望の糸」のみでも存分に味わいのある作品です。
「家族」の繋がりの強さ、「希望の糸」の意味。いくつもの糸が繋がったときに明らかとなる「真実」をどうか、ご自身の目でその結末を見届けてもらえたらと思います。
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希望の糸 東野圭吾さん
1.購読動機
好きな作家さんのお一人です。
そして新作ですので、休日の過ごし方、お供に、、、と考えて、購読です。
2.内容
テーマ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
中盤からラスト⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
涙誘う⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
主人公は、警察官男性独身。
出自は母子家庭。
喫茶店の女将が殺害され捜査を開始。
怨恨がゼロという聞き込み結果、、、さて、どうする?
そんな最中、一通の封書を受け取る。
縁もゆかりもない金沢から「大事な話」だという。
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出産、同性への感情をはじめ、現在社会で議論が進んでいるテーマと物語が接点を持ちます。
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また、中盤で犯人が検挙されるなかで、後半へと続く動機の解明。
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そして、序盤、中盤そしてラストの三段階で、涙してしまう展開。
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それゆえに、テーマ、中盤、涙で⭐️5個となりました。
3.読み終えて
事件の動機、背景。
ひとと社会への眼差し。
東野圭吾さんの物語を読みたくなる要素が、
この「希望の糸」もありました。