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子供時代 ~~ ~~ やさぐれて見える 大魔導士
中抜けを想像しきれないので、こうなったことにして とムリムリ読み進む。
やさぐれてたオジサンはちょっと可愛かったけどね
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イスリル国が立ち上がった時代、後世恐れられる魔道師軍団を率いたひとりの男――100年ののち、名を変えて国内を放浪する身となっていた。彼、オーヴァイディンの、思いつきと諧謔心と、長く生きているがゆえのわがままに、翻弄されるような気分で読んだ。
他者に手を差しのべるという行為の中に、どれくらいの優しさがあり、何割が気まぐれなのだろう。当人にもよく分かっていないとみえる。実年齢に釣り合っていないように思えるその心の在りよう、ゆらゆらした感じが、この物語を覆っている。目的地がなかなか見えてこず、動き出すのも後半なので今ひとつ入り込めなかった。
しかし一方で、希望や理想を忘れて行き当たりばったりに生きてきた年月を、オーヴァイディン自身が"必要だった"と思うところが印象的。
「ふれれば砕けちる雲母の薄片であろうとも、その石英のきらめきと黒曜石の暗黒は砕けちったのちにも、胸のどこかに残映をおいていく。」
いつの間にか手放してしまった白琥珀との、同じ"鉱物"による対比が美しい。
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長く壮大な物語だった。
一冊の中に長い年月が閉じ込められていて、読み終わった時、その長い年月を旅してきたような気持ちになった。
主に描かれているのはイスリルの新皇帝が誕生するまでの物語ではあるが、ビュルナイと共に百年を旅してきた感じがした。
放浪魔道士オーヴァイデインが長い間囚われていた苦悩と葛藤に打ち勝ち(?)、本来の目的を思い出した時、そこからがハラハラドキドキの展開だった。
読み終わる頃にはすっかり悪党魔道士オーヴァイデインのファンになっていた。
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乾石さんの作品は、新作が一番おもしろい気がします。
以前の作品も好きだけど、新刊出るたびにおもしろさが更新されている!
ということで、今までで一番好きな作品です。
出てくるキャラみんなが、素敵でしたし、まさかあの人が皇帝になるなんて!という意外性や、イスランの素敵さといったら大好きすぎです。
100年以上生きてきて、色々と経験してきたオーヴ。最終的に、全員が幸せな気がします!
良かったー!
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ファンタジーが大好きです。主人公が一人前の魔導士になる過程の物語と思って読み始めたら、最初から100年生きた魔導士になっていた。ちょっと残念。でもそれはそれで面白かった