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青森のねぶた師をテーマにした作品だ
長い冬の季節からねぶた作りは始まって、それにかける人々
わずか1週間のためにあれだけ熱くなれる気持ちが少し分かった気がする
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今作もハラハラです。焦りや苛立ち、苦悩など。読みながら、一緒に悩みまくる。安堵や達成感なども。本当に、感情、総動員です。
ちょうどねぶた祭りと同じ頃に読んでいて、読み終わってすぐにYouTubeでアーカイブや中継を見ました。画面越しに見ても、壮大。これに一年、一生を賭けたくなる衝動は、理解出来る。いつか本物を見に行きたい。
表紙は、今年大賞を取った竹浪さんの作品、らしい。
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病に倒れた兄を助けてねぶたを作る紗栄子。東京での意味を見つけられない生活が、青森に帰ってねぶた作りに真剣になる事で、変化をもたらす。
ねぶた祭り、ねぶた制作がよくわかって良かった。
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青森のねぶた祭りを題材にした小説。
ねぶた制作師の兄が脳腫瘍になり、東京で夢を持ちながらも派遣社員として働いている妹が帰郷して兄をサポートしながらねぶたを制作する。
スポンサー企業の厳しい注文やちょっとした裏切りや。しかしそれを逆手に利用してこれまでにない発想で乗り越える。
そして直前に起こる事件。
最後には関係者全員でこの逆境を跳ね返す。ストーリーとしては起承転結がわかりやすくなってはいるが、読んでいて感動を味あえる。
仕事でねぶた祭り1週間前に青森に行ったことがあるが、あの大きなテントの中でこういった葛藤がそれぞれ大なり小なり行われていたのかと思うと、また青森に行きたくなる。
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東京で派遣社員として働いていた主人公の工藤紗栄子に、地元の青森の母より、ねぶた師で兄の春馬が重い病気であるとの連絡が来る。
病状から早期の検査、治療が必要だが、本人はねぶたの制作を諦め切れず治療を拒んでいるという。
紗栄子は仕事を辞め、取るものもとりあえず、帰郷する。
亡き父もねぶた師だった工藤兄妹は病気と闘いながらねぶたの制作を決断。狙うは、ねぶた大賞。
津軽衆のじょっぱりぶりの春馬に対して、出来過ぎな紗栄子の描かれ方に違和感を感じつつも、青森市民にとってのねぶた祭にかけるパッションが全編を通じて語られることで胸が熱くなる。
青森出身のワタシとしては、ラッセラーラッセラーの掛け声を聞くともう居ても立っても居られない。ハネたくなる。
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山本一力先生の作品を読むかのように、自分の
命をナニかに掛ける者が描かれている(´・ω・`)
途中で事件が起きないなと思ったのはミステリ
好きの性なのでご勘弁をw
主人公の兄が命を懸けて成し遂げる話と思わせ
ておいて、途中からグダグダになる処は現実と
して病の身にならないと分からない不甲斐なさ
だろうが・・・ダメなやつだった
登場人物が皆さんありがちに嫌で無神経な人物
像だったのに最後には全員良い人になってら~
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お話しは少しダサいけどそのぶん胸に響く。ねぶたは観光パンフレットを見る程度の興味しかなかったが今年の夏は、ねぶたを見に青森まで行きたくなった。
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物語としては、ご都合主義的な展開が多くてうんざりしたが、ねぶた制作のドキュメンタリーとして読む分には非常に良く出来ていると思う。青森県出身の私でも知らない部分が多々あり面白かった。
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歴史作家として知られる伊東潤さんの現代小説6作目になる『修羅奔る夜』が出た。昨日届いた伊東潤さんのメルマガでその概要を知り、ぜひ読まねばと、早速購入し一気に読み進めた。仕事帰り19:30に有楽町三省堂書店で入手、読了は0:15だった。ミステリーの要素も過去との対比も無い、シンプルに「祭り」へと突っ走るねぶた師兄妹の戦いと葛藤を淡々と描いている。淡々としながら読む者を引きつけて離さない強力な磁力を持った作品だ。読む者は寝られぬ事を覚悟して読むがよい。
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振興会の方々の「女には無理やろ」的空気、ねぶたを愛するが故に起こる兄との衝突、治療に専念して欲しい兄嫁とのすれ違いなどなどの困難に負けず立ち向かう紗栄子がかっこよかったです。最後の「東京で私のねぶたさ作ります」という言葉がよかったです。