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投稿者:とらどし - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻仁成さんのことは、なんとなくいけ好かない気取った人だと思ってました。この本を読むまでは。でも本を読んだら男の子の子育てあるあるに共感しました。私もシングルマザーだったので。どうしても息子に気を使ったり、ぞんざいな態度に腹を立てたり、でも時々無性に可愛く、誇りに思ったり。進路に関する考え方や親子の会話にもそうそう!そうだった!と思い出が湧き出ました。親の思いはパリであろうとも変わらないですね。まさか辻さんの本に泣かされるとは思いませんでした。ありがとう。
挿絵もうま下手?で可愛いです。
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辻仁成さん、冷静と情熱のあいだや、サヨナライツカが好きで、購入し読んでみました。
離婚してから、一人で子供を育て上げるのは想像するよりはるかに大変だったと思います。
自分にも子どもがいるので、子育ての大変さ難しさよく分かります。ただ、元奥さんが芸能人なので、どうしてもチラついてしまいます。筆者にその意図が絶対ないのは分かるのですが、文中に大変だった、悩んだ、苦しんだ等のワードが出てくると、どうしても、元奥さんはどう思ってるんだろう、親権がどうとかは知りませんが、2人で一緒に見守ったり手を差し伸べたりしないのかな?とか。
いや、余計なお世話でそんな話は全く出てこないし、そんな想像をされるのは不本意であることは十分分かるのですが、どうしてもチラついてのめり込めないというのが正直な感想です。
芸能人の家族の話は難しいですね。
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等身大父ちゃんのドキュメンタリーで非常に面白かった。
素敵な親子関係。息子さん頭良さそう。
サクサク読めました。
コロナ禍でのリアルタイムなシングルファザーエッセイ。今年一おすすめエッセイ!
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すごーく、すごーく良かった!
辻さんのエッセイは何冊か読んでいますが、これが今までのところ一番好きです。
可愛らしいイラストも辻さんご自身のものだということに驚き!
二人家族になってからも、他の人を助けたり、助けられたり。孤立しないで、いろんな人と接する環境を作ってこられたので、良い息子さんに育ったんだろうなと感じます。
息子さんが親と異なる意見を述べるときに、論理的に理由を説明出来るのも素晴らしいなと思いました。
家のルール(大勢であっても、女の子を家に泊めることは許可出来ないなど。)を明確にして、揺るがせない親の態度も素晴らしいですし。
息子さんが、間違えて親戚のおばさんを「ママ」と読んで泣いてしまったというエピソードに、色々と我慢して頑張る子なんだろうな、と。
すっかり、辻父子のファンになって、これからもこの親子のことを知りたくなる一冊でした。
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2021年からは日記ほとんど読んでたので、その前の、息子くんと父ちゃんの歴史を覗かせてもらった。
つじーの言葉はいつも元気をくれる。
元気、というか、元気じゃない時もそんな時もあるよね〜、だし、疲れた時もそんな時もあるよね〜みたいな、そんな優しい感じ。
子育てしたこともシングルになったこともないけど、きっと、同じ立場で救われてる人は多いんじゃないかな、と思う。
父ちゃんみたいな人が、この世にたくさんいてくれたらなあ
いつか自分が子供を産めたら、そして、もしも、シングルになったら、料理でコミュニケーションをとれたらいいなあと思うし、ちゃんと一人の人間として接したいなあ、と、父ちゃんの日記を読んで、思うのでした。
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本だったり、BSの番組だったり。
辻さんと息子さんの生活はいつも目に入ってきてた。
だから彼の成長が本当に嬉しいし、なんか切ないですね。
親目線から見ると。
ずっと一緒だったのに、これからはそれぞれの生活が始まるんですね。
世界中で1番気になる親子なんで、辻さん、すみません。
これからも息子さんの事教えてくださいね。
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感想
父の厳しさと母の優しさをくれる人。そんな人が親で幸せだと思う。幸せは水に映る月のように捉えられない。自然体でいたら向こうからやってくる。
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ウチはシングルじゃないけど,父として息子への想いはかなりダブるものがあって,笑いながら涙して,ココロの真ん中が切なく震えっぱなしだった.
2022年,現在12歳の息子.昨年の11月3日,模試帰りの新大久保の裏道で,躊躇いがちに手を繋いできたのが,彼と手をつないで歩いた最後になったな,なんて思いながら読んだ.ちょっと幼い…ゆっくりめの成長だった息子に,遅ればせながら「父ちゃん」をさせてもらえたのは…今思えばかなり,かなーり,幸せなことだったんだ.我が子も,90%位はムカつく対応の連続だけど,それでも僕も白状する,息子のことが大好きなんだと.
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女優中山 美穂と離婚した後ポルトガルのリスボンとフランスのパリで男1人で息子を育てていく様子が描かれています。
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父親一人でしかもパリでの子育て。
ご飯を作って、反抗期には話をしたいときに相手になって、ときにはぶつかり、語り合い。
乗り越えたときには穏やかな息子になっていたというのが印象的だった。
18歳、成人になるまでに一人で生きていく心構えをきちんと指南し、育てていくことを目標に過ごした3000日の日々。
だらだらと子供にしがみつくことなく、今度は自分の人生を生きていく。
とても楽しい読書の時間が過ごせた1冊だった。
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シングルファザーが海外で子育てをすること、自分も海外に住んでいるのでその大変さを想像しながら、それでも微笑ましく温かく読めました。
子育てに正解はないのだろうけど、ひとつの信念を持ちながら、でもやっぱり迷ってしまったり悩んだり、そんな素直な感情が読んでいて心地よくなりました。自分の家族にも優しくなれそうな一冊。
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作家、ミュージシャンの辻仁成のブログをまとめた作品。
内容は、息子さんが10歳の頃から現在に至る、シングルファザーとして、異国、フランスでの子育ての記録であり、息子さんへの愛情の記録とも言える。
離婚により、子供を引き取り、育てていく記録であるが、そこに綴られる文章は、さすが芥川賞作家、文学的、詩的である。読者を辻ワールドへ引き込む。辻仁成という人間の魅力が伝わってくる。
常に息子さんと対峙し、父親としてそして母親としての役割も担い、持てる力を全て出して、子供に向かう著者の姿に感動する。
幼い子供時代から、思春期、そして今はすでに大学生となった息子を見つめる著者の感慨深い様子が感じられる。
まるで小説のような読後感をもたらす作品だ。
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✳︎中2の息子が書きました。
幼いときに親が離婚し、父子家庭としてパリで親子が過ごす3,000日の話です。
息子の成長が日に日に感じられます。
特に反抗期は、お互いの悩みが伝わってきます。
大学の受験期やコロナ禍による屋内生活での喧嘩などはありますが、最終的な親子の絆には感動します。
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シングルファザー、有名人、スキャンダル、パリ在住、、、
特殊な環境ではあるけれど、愛情や苦労や充実や戸惑いや心配、、、、子育ての普遍的な出来事が溢れてて、温かい気持ちになる。
お父さんのささやかな幸せな場面に胸が熱くなったり、素直な子供期からの捻くれ反抗期のあるあるにニヤッとしたり。まずはお父さん、ご苦労様でしたと労いたい!これからも親子は続く。
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シングルファーザー、息子と二人で暮らす日々を綴ったエッセイ。10歳からフランスで成人となる18歳まで。
父から息子への愛情に満ち溢れた作品。平凡な日々の繰り返しの中で父子のちょっとしたイザコザそして日々の食事。上品なエッセイ。