電子書籍
サハリン
2024/03/19 20:22
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
地の果ては隣、というお話のサハリン。昔は、樺太、という日本領だった事は、教科書で習っただけですが……。ぜひ一読ください。それと、オススメは、情熱のパイナップルケーキ、かな。台湾旅行したくなりました
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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
坂木司さんの:下田にいるか「思えば、適量のわからない人生である」名言みたいで笑った。コロナで仕事の仕方も人との付き合い方も変わった中、サトウ君の突発的ひとり旅は楽しそうだし、終わりよしでした。コロナも落ち着いてきたしサトウ君のその後を読んでみたい。
松尾由美さんの作品は、台湾での出来事やお土産の箱のどこの位置にあるやつを狙う、それに気づく、パイナップルケーキの甘さや糖分のツヤなどと相まってなんか粘着性を感じた。
図子さんのあなたと鯛茶漬けを、図子さんはものすごく久しぶりかつ少女向け小説以外は初めてでした。他にも読んでみたいです。
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(仮)が取れたアミの会編。
待ってましたー。
ゲストの坂木司さん、やっぱり好き。
終盤の、あの、電話のシーンがすごく好き。
篠田真由美さんは、函館(作中表記は箱館)が舞台で懐かしい。1本のスプーンが導いたのね。
近藤史恵さんのコロッケ。クリームコロッケかぁ。
道産子としてはコロッケといえばポテトコロッケなんだけどwでも、ああいう風に食べるコロッケ、すごくおいしそうだった。(でも、ポテトコロッケもああいう食べ方、おいしいと思うなぁ、なんていじましいかw)
さて、引き続き「想い出編」へ。
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私はコロナ禍になってからというもの、旅行はもちろん(元々出不精なんですが)、外食すら一度もしていないという、いくらコロナ禍とはいえ、こんな人いないくらい、引っ込み思案な生活を送っているので、せめて本の中でとこのアンソロジーを読みました。
「下田にいるか」坂木司
コロナ禍の旅行業界。
水族館のイルカのショー。
ホテルの朝食ビュッフェが美味しそうでした。
「情熱のパイナップルケーキ」松尾由美
台湾駐在の一人の男性社員を巡る、元恋人、派遣社員のわたし、男性社員の思惑。
パイナップルケーキって食べたことがないけど美味しいのかなあと思いました。
北京ダックは弟が横浜に住んでいるので何度か食べに連れて行ってもらいましたが、美味しいですよね。
別れる女性との会食に北京ダックを選ぶ男性のしたたかさを感じました。
「遠くの縁側」近藤史恵
パスポートを鞄ごと盗まれたOLが一人で過ごしたアムステルダムでの2日間。フライドポテトにマヨネーズをかけて食べるのと、コロッケパンが美味しそうでした。
「糸島の塩」松村比呂美
旅行代理店ドリップドリームの社長と不倫をしている川上幸がカモろうとした瀬戸優子(まさこ)は実は元添乗員で幸をわざわざ福岡県の糸島への二人旅に誘い、騙そうとした幸に重大なことを教えてくれます。
そこで二人が食べた絶品塩むすび。
「もう一度花の下で」篠田真由美
3歳の娘、絵美子を亡くし夫とも決別した祖母の苦悩を巡る大学生の美南の旅。
箱根のコーヒー店巡り、マトリョーシカの謎。
ワラエというお手伝いさんは果たして待っているのか。
「地の果ては隣」永嶋恵美
彼氏にふられてサハリンに一人旅する大学四年生の萌衣。他のツアー参加者は高齢者ばかり、戦争体験を思い、自分が平和ボケなのではないかと思います。
そこで出会った、シベリア風水餃子のペリメニを始めとする美味しい料理の数々。
「あなたと鯛茶漬けを」図子慧
劇団員の、ののさんとモンちゃんが宇和島に旅して食べた鯛茶漬け。私は鯛茶漬けというものを食べたことがないので、食べてみたいと思いました。
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旅をしているような気分に、また、本当に旅もしたくなった。
近藤さんの遠くの縁側がいちばん好きで印象に残った!
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好きな作家さん二人入っているし
題材的にも楽しいだろうな~と
期待していたけれど…
どれもなんかモヤモヤして
楽しいリズムに乗り切れなかった。
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アンソロジーなので仕方ないのかも知れませんが、前半はすごく面白く、中盤からあんましと言った感じでした。もう一冊に期待!
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すきな作家さんの旅の話は、そこに行ってみたくなる
思い立ったときに気軽に出かけられないこともつらさを感じるけど、あったものがなくなっているのには悲しみを覚えるし、それが壊されてしまったものだったらなおさら非難してしまうだろう
“在る”こと自体が奇跡なんだと思えてしまえば、希望を持てるだろうか、絶望するだろうか。それらもすべて自分の在り様に他ならないのかもしれない
人生は旅に例えられるけど、心を揺さぶられること、気持ちのゆらぎこそが、人生の、旅の、読書の醍醐味かもしれない
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旅は色々、人生の転機だったり、癒しだったり、日常から離れる事で気付く事があったり気分転換できたり··
旅を通して人は成長するのかな?と思いました。
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7人の作家さんによる旅短編集。
坂木司さんの短編、
テレビドラマ「孤独のグルメ」の語りに似ている(笑)
井之頭五郎を20代の若者にしたらこんな感じになるかも。
さあ、旅行に出かけよう!
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色々な作家さんのお話が一冊で読める&私の大好きな旅と食がテーマのお話ばかり☆
私は知らない作家さんの本はなかなか手に取らないタイプなので、こういうので新たに作家さんを知れるのは有難い。
松村比呂美さんの「糸島の塩」が一番気に入りました。最近、福岡を舞台にした小説読んだばかりということもあり、ますます福岡に行ってみたくなりました。
次点は、永嶋恵美さんの「地の果ては、隣」。
どちらの作品も、出てくる女性がかっこいい。
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大好きなアミの会のアンソロジー。
お気に入りは坂木さんの「下田にいるか」、永嶋さんの「地の果ては、隣」。
「下田〜」は、旅行会社に勤めているサトウ企画は着眼点は良いのだが、詰め込みすぎてイマイチ評判が悪い。そして、その詰め込みすぎた企画を叩き台に改良された物の良さに落ち込む…
コロナ禍で行けなかった旅行のワクワク感など、あれもこれもって詰め込みたい気持ちは判ります。でも、ツアーであんまり詰め込んだ物は疲れそうな気もします。
下田のサトウの個人旅行、凄く楽しそうでホッコリでした。
「地の果て〜」は北方領土が舞台。
片桐萌衣は、彼氏と卒業旅行にイギリスへ行くつもりが、彼氏より先に就職が決まった途端、破局。キャンセルしようと旅行会社を訪れた時に目に入ったサハリンへのツアーパンフレット。思い切って一人でツアーを申し込む…
昔そこに住んでいた住人が、戦後やっと旅行者として降り立ってみたら、そこは完全に異国。それを読んで、何だか切なくなりました。
『当たり前が当たり前じゃなくなる瞬間なんて、知らない方がいいに決まっている』
老婦人の言葉が、とても刺さりました。
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初めての食べ物、初めての旅行先、初めての出会い、色々な初めてが美味しいご飯と土地にあるアンソロジー
坂木司「下田にいるか」
適量が苦手な主人公が勢いで下田にプチトリップするお話
誰かが適当に適量にしてくれるから、好きなものは好きなだけ詰め込んだって良いじゃないか
松尾由美「情熱のパイナップルケーキ」
福引で当てた旅行券で初めての台湾旅行、現地の人や会社の台湾オフィス人との交流を通して少し周りから浮いていると感じていた自分だからこそ気付けることがあると知る
パイナップルケーキに関する謎に気付けたこともきっとそう
近藤史恵「遠くの縁側」
海外出張での大仕事を終えた日、パスポート財布など一切を紛失し、アムステルダムに足止めをくった主人公
激しく落ち込むが、足止めによる思いもかけない数日で街を散策し立ち止まることの大切さに気付く
松村比呂美「糸島の塩」
詐欺まがいの手法で旅行プランを販売する主人公、騙されていると気付いている相手とひょんなことから旅行するハメに
他の短編とは毛色が異なる雰囲気だが最後は前向きになれる
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食べる事は生きていくうえでかかせないもの。
旅はそれぞれ。
必ず年に数回は旅をする人。そうでない人。
私はそうでない方。行きたくても行けない。
本っていろんな場所に連れて行ってくれるから好き。
私も下田と糸島に行きたいな~
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旅と美味しいものがテーマのアンソロジー。
糸島の塩、台湾のパイナップルケーキ&北京ダック、アムステルダムのコロッケ。
旅で食べるものは、その空気感ごといただくので、何倍にも美味しくなる。一期一会で出会う人、風景、温度、時に音楽…様々な要素が絡み合って、思い出しても幸せな気分になる。