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読みごたえたっぷり。
中国の近代史とコロナを掛けた想像豊かな内容。
手嶋さんらしく国際的な展開に面白さがある。
最後がコロナに翻弄されている現代に向けて謎かけしながら終わるところが好感を持てる。
本当にあったのではないか?これは事実に基づいた小説ではないか?と思わせるだけの説得力があって力作だ。
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ご存知の英国諜報員であるスティーブン・
ブラッドリーを中心に、現代の世界情勢を
小説形式で世に知らしめる「ノンフィクシ
ョン小説」(私が勝手にそう命名しました。
小説の形式をしたノンフィクションという
意味です)
「武漢」とくれば、アレでしょう。
果たして新型コロナウィルスの蔓延は事故
なのか、仕組まれたものなのか。
そしていずれにしろ、それがなぜ武漢から
なのか。
ニュース報道からは伺い知ることのできな
い第1級のインテリジェンス小説です(いや
ノンフィクションなのでしょうか)。
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前2作に比べると、今作は読むのに時間がかかってしまった…理由は、フィクション/ノンフィクションの境が分かりやすく読み進める中での高揚感に欠けた事、表題から感じさせるコロナウィルスの話題が中々出て来ず、ストーリーが散漫になっていると感じた事、です。もうちょっと機密っぽい事が知りたかった…という感想を持ちました。
ただし、お話のまとめ方は確かに最高傑作でした。登場人物もいよいよ魅力的です。なので☆1つ足しました。
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知り合いから頂戴したことで初めて手にした作者の作品。
日本ではほぼその組織や機能がない、情報組織、インテリジェンスをテーマにした本作品は、ノンフィクションかと思うほどのリアルな情報に裏打ちされた巧妙なノンフィクション。
武漢から世界中に広まったコロナウィルスの発端ももしかしてこうなのでは?と思わせる内容。
これ以上はネタバレになってしまうが、久々に読み応えのある小説であった。
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手嶋さんお得意の世界を股にかけたインテリジェンス小説。スケールは大きくタイムリーだけど、なんだかチグハグ。蘊蓄がこぼれすぎて、ストーリーが散漫に…。残念。「長生きする者より、旅をした者こそが人生の真理を知る」「いかなる権力も永くは続かない。時と共に移ろう権力に阿ってはならない。柳のようにしなやかに、竹のようにまっすぐに、自らの信念を貫いて生きるんだ」心します。
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間違いなく今年のベスト本の一冊。フィクションとノンフィクションの境界線が良く分からなくなる巧妙かつ精緻なインテリジェンスに裏打ちされた超一級品の国際インテリジェンス小説。新型コロナの震源地の武漢を革命の聖地から紐解き、紅幇の血を引くマダム・クレアの壮大な遠謀を縦軸に、お馴染みマイケル・コリンズとスティーブン・ブラッドレーの諜報と友情を横軸に、コロナウィルスの遠因に挑む。機智とウィットに富んだ会話と、著者の博学ぶりが垣間見える教養に溢れた挿話の数々に時間を忘れて物語に没入できる。残ページ数が減るにつれ、この壮大な物語が終わってしまう悲しみを感じつつ、読後の満足感に浸っている。
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作者のこのシリーズの確かに最高傑作。面白かった。「コウモリ由来のコロナウイルス研究を高度なレベルで進めている専門の機関は、世界にたった3つしかない。」それをめぐる国際政治の思惑、混乱、など背景にした大胆な物語。リアルな世界では、米国などのインテリジェンスは何を掴んでいたのか、中国の神経質すぎるともとれるゼロコロナ対策の背景は、などいろいろと想像を掻き立てられる作品です。
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コロナウイルスをテーマにしたインテリジェンスのストーリー。
スティーブ、マイケル、キール、マダム・クレア
魅力的な登場人物に心奪われる。
最後の1ページに感涙。
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コロナウィルスをテーマにした重厚なストーリーに読む手が止まらず。マダム・クレアに幸在らんことを。
このシリーズはどの本も読ませる
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58武漢ウイルスって言い始めたのがあの方で無かったら、世界はどうなっていたのか。彼の国寄りのWHOさんでは解明できなかった、いや公にできなかったことでしょう。麗人がご無事でなにより。
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2023.6 コロナ本かと思ったらもっと前の話でしたが、なかなか興味深い小説でした。中国はなんでも食べるな。
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ラジオニッケイの「読む本棚」で今放送されている本。手嶋龍一はインテリジェンス(スパイ)小説が多いが、今回は新型コロナ発生源の武漢が舞台でアメリカ、香港(イギリス)のインテリジェンスがその謎を負う。しかし最後は尻切れトンボ感を禁じ得ない。