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一気に物語に引き込まれてしまいました。読んでる間 私自身も落ち込んでしまうほど。
エピローグを読んで この本のタイトルを再度みて泣けました。
こんな結末になるなんて。
どんなに辛くても 助けてくれる存在 先生がいてくれて良かった。でも ちょっとした事で 人生全てが変わってしまう。それはとても怖い事だと思いました。
生きたいように 生きる。
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いろんな愛の形の、その一部。
その愛の回りの人々との繋がりが現実離れを感じるけど最期に好きな人と一緒に居れたら良いかな理想と憧れを持ってしまう。
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みんな弱い。親子でもうまくいかないこともあるし、唯一無二に思えた暁海と櫂も気持ちがすれ違っていき、その過程がリアルだった。
弱さをどうにかするんじゃなくて、まず自分の足で立つこと、自分のしたいことをすること。誰かの正解になろうとして苦しむことはない。生きているだけで、いろいろあるんやから。
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凪良ゆうさんの言葉の紡ぎ方が好きです
私はよく純愛な恋愛小説を読むことが多いですが、まっすぐだけどまっすぐじゃない不思議な恋愛でした。自分で自由の場所決める。そしてそれ以外のことは切り捨てて生きていく。私にとって新しい価値観でとても新鮮でした。私が選んだ場所ならば1番頑張れる。こんな素敵な考えを知ることができて本当に良かったです。
暁海の恋愛は側からみれば浮気とか不倫とかの言葉に当てはまるような恋愛かもしれないけど、それは他人から見た評価であって、暁海自身は真っ直ぐ貫く愛を選んだ。
浮気とか不倫っていう言葉はそもそも他人が判断して使う言葉で、当の本人が当てはめて使う言葉じゃないなと気づいた。
だから気になるかもだけど気にしなくていい。自らを生きればいい。
そんな自分を大切にするようなメッセージがある本でした。
私の好きな言葉は、「この風はあの風じゃない。この季節もあの季節ではない。だから今を大事にするしかない。」です。
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涙が止まらない中、読了。読了後も余韻に浸って涙、涙。
苦しくて、やりきれなくて。
親という思い足枷。切りたくても切り離せるわけもなく自らを犠牲にして支えていくしか無い櫂と暁海。
結局2人は離れてしまうけれど、どんなに離れていても思い合い、互いに求め、支えとしてるけれどそれは相手に伝わらなくて。
子供がガンで闘病していても怖いと会いにも行っていない櫂のお母さんに
特別強くなくていいから、せめて子供に余計な荷物を背負わせないで。少しでいいから荷物を持ってあげられる、それくらいの大人でいてよ
って思わず強く言ってしまう暁海の場面からもう涙が止まらなくなって。
わたしは愛する男のために人生を誤りたい。
心に響く言葉だったー。
そうしてようやく自分で決めた道を2人の足で歩いて行こうとした時にはもう時間がなくて、残された時間を噛み締めて大切に毎日を過ごす姿が幸せすぎて辛い。
そんな中、暁海にお金を無心する櫂のお母さんにもうどうしてとまた涙が。
でも辛い中、北原先生は最初から最後まで2人の味方で、絵理さんと植木さんの温かさにも本当に救われる。
エピローグでは、暁海と生活していた時に、絵里さんと楽しそうに打ち合わせする櫂が浮かんで。
櫂が暁海と過ごす中で再び楽しみながら最期に物語を紡げた事や、櫂の思いが暁海の元に残って良かったと思う反面、もっと2人に幸せな人生を送って欲しかったやりきれなさが混ざって、頭の中が小説の世界から抜け出せない。
本屋大賞とって欲しいなー。
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とりあえずみんな読んでくれ。
これは流浪の月を超えるかもしれん。
面白い話じゃないんだよ全然。だけどみんなに薦めたい。
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プロローグとエピローグでまったく同じ場面を描いているのに、一読する前後でこんなに印象が変わるのかと衝撃を受けた。
私自身も、暁海や櫂を追い込んでいった第三者と何も変わらないんだなぁ。思い込みって、恐ろしい。
内容としては、一言でまとめるなら恋愛小説。
でも、ヤングケアラーやネグレクト、LGBTなど様々な社会問題が絡み合って、とっっっても重たい。
『 装丁が綺麗!』なんて理由で気軽に手に取るようなものではなかった。
自分の人生を親のために生きているのに、結局そこで上手くいかないことがあっても親は責任をとってくれない。どこかで切り捨てないと、自分の首を絞めることになる。
…そう分かっていても、自分の親を切り捨てることって簡単ではないんだよね。親は子どもを無条件に愛しているなんて言葉も聞いたことがあるけれど、実際は逆なんじゃないかな。
結末はきっとこうなる、という読み通りではあったけれど、そこに至るまでの過程に心を打たれたので、すごく好きな一冊になった。これはずっと大切に保管したい。
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周囲にとらわれず揺れず生きることの難しさを感じました。
どんだけ強い気持ちを持っていても1人で生きられない。
北原先生の「1人でどこでも生きられる飛び立てると思える武器を持っているといい」と言う言葉が心に残りました。
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恋愛って素敵だなって思った
最後には胸がいっぱいになって こみ上げるもので息がとまりそうになった
読んでて何回も涙が出た
17歳で出会った暁海(あきみ)と櫂(かい)
2人はそれぞれ家庭環境に問題を抱えるが それが故に
分かり合える部分も多く 惹かれ合い恋に落ちる
瀬戸内の小さな島で出会った2人
高校卒業後は都会に出た櫂と島に残った暁海は遠距離恋愛となる
深く想いあっていても 互いの見えない暮らしぶりは 少しずつ揺らいだり回り道を通ったりして微妙なずれをつくっていく
何年経っても 別れても どちらもが相手をとても大事に思い 自分に必要な人だと分かっているのが切ない
・男に引っかかっては振り回され 捨てられる櫂の母親
・父親が不倫し 精神が薄弱していく母と暮らす暁海
・互助会に入るぐらいの感覚で…と暁海に結婚を提案した
北原先生
・ゲイであることで成就できなかった愛に苦しんだ尚人
・強いのではなく愚かになれただけだという暁海の父の
不倫相手の瞳子さん
誰もが 大切に思う人を見つけているのに苦しみも抱えている
『人は群れで暮らす動物です。だからなにかに属さないと生きていけない。ぼくが言っているのは、自分がなにに属するかを決める自由です。自分を縛る鎖は自分で選ぶ。』(本文より:北原先生のセリフ)
重みのある言葉だと思った
暁海は『矛盾していませんか。不自由さを選ぶための自由なんて』と答えている
でも 北原先生のいうことは分かる
結局 誰のせいにもしないためには 自分が納得して生き抜くためには あるだけの選択肢から自分で考えて自分で選択して生きていくのが大切なんだって思った
選択した瞬間から その件については責任が伴う分 不自由さもついてくる
『「……夕星やな」
西の空の低い位置に、たった一粒で煌めいている星を見つけた。
「ゆうづつ?」
暁海が首だけをこちらにねじる。
「一番星。宵の明星。金星」』(本文より)
こんなに想いが溢れた恋愛をしてみたいと思う
心に響く物語だった
最後 菜々さんが出てくるけどちょっとだけ強引な登場だったかな
もう少し そこのあたりも物語に盛り込んでほしかったけど…読者の想像に委ねられたのかな…と解釈して それぞれの今後の愛の形を応援したい
『わたしにとって、愛は優しい形をしていない。どうか元気でいて、幸せでいて、わたし以外を愛さないで、わたしを忘れないで。愛と呪いと祈りは似ている。』
(本文より:暁海の気持ち)
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うー、読後の余韻がおさまらない!
プロローグの冒頭からもう苦しい。
木綿のハンカチーフ的なきっとよくある話なんだろうけど、それがもう切なすぎて、、、二人の選択はその時じゃなきゃダメだったのね。
きっとこうなるだろうなぁ、とすぐ先の二人の悲しい未来を予想しながらも、二人の幸せを願わずにはいられなかった。
切なく悲しくて、でもちょっとだけ羨ましいお話。
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周りにどう思われようとも、自分を貫き通せる強さが私もほしい。手遅れになる前に、欲しいものには素直に手を伸ばしたい。
今までで読んだ本の中で1番重たい作品だった。小中学生のころSFとか恋愛とか単純な話で満足していた自分が、こんなに複雑で重たい話に入り込めていることが感慨深い。心はしっかり成長しているし歳をとっているのだと実感した。
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読み終えて、心がじーんとする
世間一般とは何か
正しいと誰が決めたのか
愛の形は様々であり
複雑に絡み合って、ほどき方がわからなくなる
人のモノサシで私をはからないでほしい
親は子を育てる義務があり
子は親を養う義務はない
この言葉に救われる
自分の手綱は自分で握る
誰かの人生を生きることはできない
自分の心のままに生きていきたい
勇気と許しをくれる物語です。
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「自分を縛る鎖は自分で選ぶ」
錆びた鎖を断つ勇気。縛られたくない、じゃなくて、どんな鎖に縛られるかを、選ぶ。この言葉の重量感が強く刺さる。
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世間体と本音
上手くやっていくために創り上げた世間体だっていいじゃない
自分の気持ちに正直であること
分かり合える人とだけ分かり合えていること
信念を曲げずにとにかく生き続けるということ
大切な人が健康である今、ありったけの愛を伝えたい
今の思い出がこれから生きる上で糧になるんだろうなぁと
とっても愛おしくて綺麗な物語でした
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久しぶりに没頭しました。
中盤からは読み進めるたび涙が止まらなくて、不器用な主人公たちの生き様が切なくて、苦しくて、眩しくもありました。
何と言葉にしたらいいのかわかりませんが、今読み終わって、島の情景が頭に過るたびに櫂の暁海への想いだとか、2人の高校時代のこととか最後の花火が思い出されてまた涙が出てきてしまいます…