紙の本
面白かった
2022/10/13 22:07
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投稿者:ぼちぼち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表現が上手い
そして情景が見えるような表現
時おりクスッと笑える
某アイドルグループのファンのなりきり小説かと思いきやストーリーは殺人や同性愛と意外な方向へ進み最後までミステリー満載で読者を飽きさせなかった
とても面白かった!
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え…これ出版していいの?笑。フィクションで、創作だとしても、ちょっと際どいというかアウトじゃないでしょうか。。。苦笑。
まんま現在活動休止中の某Jの国民的アイドルのNですよね、、モデル。
アイドルをモデルにするのはいいと思うんだけどその結婚相手までまんまなんだけど。元美人アナウンサーっていう設定もアカンよね。
なんでこうまでして寄せたのか気になる、、
訴えられたり抹消されたりしないか心配になる…チレンちゃん好きなのに。
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ある理由で声を発せなくなってしまった氷織、
そんな氷織の心を優しく溶かしてくれたのがあるアイドルの存在・・・しかし・・・。
最初は”推し活”や、”なりきり”といった世界が未知だった私は戸惑いと驚きがありました。
登場人物が様々な闇(氷)をかかえており、読んでいて苦しくなりつつも、
それぞれの最後にはどんな形であれ心の氷が溶けていってくれたと思いたいです。
今作もミステリー要素がありつつ、とても読みやすい文章の構成でスラスラと一気読みができる作品です。
また前作の「みんな蛍を~」に登場する小説や人物が登場した時はなんとも言えない嬉しさがありました。
この小説を通して新しい世界を知ることができました。
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雹(ひょう)というアイドルグループの四宮炭也というアイドルが好きな氷という少女が主人公です。
(嵐の二宮和也君を意識していると思います)
「なりきり」「背後」といった初めて聞く言葉が出てきました。
すごい汚い感じの性描写(氷は性的暴行を義父から受けています)なども結構あったのですが、最後まで読みました。
一話完結のようで、すべてが繋がっています。
腐女子の世界では34歳でおばさんとは、可哀想だなあと思いました。
なんか、選書ミスしたかと思いました。
ごめんなさい。
図書館にリクエストして予約1番で借りられたので、もったいないから最後まで読みました。
すごく、面白いところ、笑えるところもあったのですが、偏見では決してないのですが、これは読者を選ぶ本かもしれません。
私は選んでもらえなかったと思います。
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2022/09/22リクエスト 1
同じ名前がいくつが出てきて、例のごとく途中から混乱して、相関図的なものを書いて読んだ。
氷織の父は、エベレスト登頂間際で凍死した。学校でいじめを受け、家で義父に性的暴力を受ける。
氷織の生き甲斐はアイドル・四宮炭也の推し活。
コロナで?ライブが中止になったことで、氷織は推しのなりきり、とのやりとりにはまる。
顔を見たこともない、なりきりへの恋愛疑似感情がどんどんヒートアップ。
様々な事情で、なりきりと一緒に住むことになり…
売れっ子vチューバーの顔を持っていた、なりきりは、なりきりが17歳だった頃、親友になりたかった女のコが自殺した家で、同じような方法で自殺する。
氷織に、ここで死んでしまうことをお許しください、とメッセージを残して。多分とんでもない金額のお札をベッドに置いて。
それで、氷織はエベレスト登頂に挑む。
最後に意識が薄れながらも、17年前の父を見つけるのは、やっぱりお話だな、とは思うものの、ラストは少しだけ救いのある終わり方。
背後、なりきり、ロル、わからない用語が多数で、私がターゲットの本ではないと思ったが、最後まで読み切った。
表紙のイラストは、とても凝っていると思う。内容にぴったりの絵柄。
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推しにのめり込む女性の心情を巧みに描いているように感じました。推しにのめり込む作品ですと、「推し、燃ゆ。」などが有名ですが、本作はもっとニッチで現代的な作品であると感じました。
主人公はとある女子高生で、些細なきっかけから仲良くなった、推しのアイドルのなりきりをしている人に恋するという、稀有な設定でした。
ここまでの設定でありながら、単純に恋愛ものとして昇華するのではなく、ミステリー要素を入れ、読者を楽しませる仕掛けがされていました。しかし、文体や演出の仕方、題材が若年層向け過ぎてイマイチ乗り切れなかったこともあり、評価としては星3くらいかなぁと。
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最愛の父を亡くし、学校では虐められ、義父に性的被害を受けて心の拠りどころがないという描写をしっかり描いているので、アイドルの「なりきり」だと分かっているのに依存してしまう突拍子もない展開も納得してしまいます。結構リアルな危うさだと感じました。
ネット社会やSNSを題材にしたミステリ的趣向は今となっては手垢が付いているので予想の範囲内でしたが、人物相関図は意外なところで繋がりを見せてくれたので楽しめました。
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コロナ禍を描く小説が増えてきた今、コロナ禍だからこそ生まれる小説もある。
ネット社会、スクールカースト、コロナ、、、様々な社会問題を織り込みながら、そして読者の予想を裏切りながら、話は進んでいく。読み始めたら止まらなかった。
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全体的に今っぽい小説。
推しとオタク、なりきり、炎上、Vtuber、コロナ……。
現実に限りなく近いフィクションって感じ。
主人公の推しのモデルが誰なのかすぐわかるので、最初の方は彼の顔がチラチラ脳裏に浮かんで集中できなかった。
嫁の話とかまんまじゃねーか!
内容としては重い。本当に重い。
そして全員死ぬ。(語弊あり)
それも含めて今っぽい作品だなーと思った。
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登山家の父の遭難死、心を閉ざした氷織に降りかかる、いじめ、虐待。安らぎは推しアイドルのなりきりとのメッセージの交歓だけだったが―。(e-honより)
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※
一時の生を分かち合った主人公と彼女たちが
ハマった虚構世界と現実世界の黒歴史の物語。
悲観や絶望、無力感から避難するために
何を縁にするは人それぞれ違うだろうし、
その時々の時世に大きく左右されるだろうけど、
人の体温を直に感じる対面の繋がりではなく
映像や音声、もしくは文字を通して生まれる
架空世界がとてもリアルになっていて、その
境界線の危うさを覗き見た感じがしました。
ーーー
主人公である氷織の家族設定は、
小説という点もあって非常に極端に思えたけど、
家庭で役割を演し、集団の中で疎外感を感じ、
嘲りの声を日々耳にすることで自分の存在意味を
感じなくなったり、自己を透明化して過ごす
主人公の苦悩や心情に胸が痛みます。
家族、友人、趣味、SNS、その他いろいろな
ものにバランスよくエネルギーを分散させて、
感情発散の場を持てたなら、主人公に限らず
生死が介在する黒歴史にならずにすんだのか?
と想像すると、自分と相手の両方のベクトルに
人との距離感の難しさを感じてしまい、
思い悩まずにはいられませんでした。
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心の奥底に隠していた少女達の闇を暴き出す黒歴史ミステリ。
これは相当エグい。
主人公は容姿端麗な女子高生・絢城氷織。
名の知れた登山家だった最愛の父が遭難死した事で彼女の人生の歯車が狂い出す。
転入した高校での壮絶なイジメ、母の再婚相手からの性的虐待。
唯一の生き甲斐はアイドル・炭也の推し活だったが、コロナウイルス拡大によりライブは中止。
それを機にSNSで炭也の「なりきり」との交流が始まる。
もう危険な香りしかしないがネットの中に救いを求め彷徨う彼女達から目が離せない。
SNS全盛時代の今、リアルにありそうで恐ろしい。
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こちらも一気読み。
前作「みんな蛍を殺したかった」よりも、更に、濃くて暗い病みな話しだった。
他人から愛される為の、黒歴史。
文字だけの、なりきりの、恋愛。
運命と絡まって知る、現実。
展開と繋がりに読み応えがあった。
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なりきり、推し、Vチューバー、若いというかはじめて読む感じの雰囲気で最初とまどった。
おもしろかったんだけど、なんか全体的に暗くてちょっと病む。
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ネットで誰かに恋をしたり、言葉や妄想だけでドキドキしたりそんな夢みたいなことが現実になるって幸せな事のはずなのに、そうじゃないなって思い直した本だった。姿や顔が見えないって、正体が分からないって怖いなって。でもその一方でそういう人を愛することのできる純粋な心を持つのも幸せだったりするんだろうとも思えた物語だった。
視点がよく変わるので理解が難しいところも多かった。