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有川さんらしいテンポ感のあるストーリー展開で,とても楽しく読めた。ご本人の主張がところどころに散りばめられていて,なるほどなあと…。
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映像業界を舞台にした有川節全開のライトノベル。短編連作の体で、それぞれの短編ごとに一つの映像作品の制作とリンクしたストーリーが紡がれる。
……のだが、それぞれのその映像作品としていちいち自作のパロディというか自作ほぼズバリのようなテレビドラマや映画の制作現場を舞台にしており、著者の大ファンにはたまらないのかもしれないがそこまででない私にはちょっと有川臭が濃くて疲れました。映像化された作品が非常に多い人気作家だけに、実際に作られている現場に足を運んだりスタッフから裏話を聞いたりした経験が活かされているんだろうなあと思うわけですが、そういうのをまたこうやって小説にするあたりがよくいえば素直な人なんだが、なんとなく「自給自足」という言葉と「自家中毒」という言葉が頭の中をぐるぐるもやもやしてしまう。考えすぎなんだろうけど、どうもすっきりしないまま読み終わりました。
エンタテインメントとしては流石に安定していて、定石を外すことなく、上手に感情の表面を撫でるけど決して爪は立てないライトノベルのお手本のような作品でした。もちろんほめてます。疲れてる時に読むと心が揺さぶられすぎないでいいのかも。
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作品別に章が分かれており読みやすく、話としても面白かったのはもちろん、業界の生々しさのようなものも伺えて興味深かった。
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やっぱり有川氏の本は読んでいて楽しい
ポンポン弾む会話や
そこに表れるキャラの性格や胸の内
すとーんと伝わってくるんだよね
今回はドラマや映画の制作現場が舞台ということで
物語の中に物語があるのが特徴だ
その中には懐かしいキャラを想わせる人物がいて
それもまた楽しい
そして
制作スタッフがどんな仕事をして
どんな苦労があるのか
ここでは豆柴キャラのイーくんたちが
上手くおさめているけれど
実際はそうもいかないこともたくさんあるんだろうね
今後、ドラマや映画を見る時は
制作スタッフの仕事を心に留めながら見ようかな
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再読。映像業界のお仕事小説。有川さん自身の実際の作品も作中に絡めつつ、主人公や周りの人たちの頑張る姿に励まされる爽やかな一作。有川さん自身の作品が映像化されることも多いので、その経緯でいろいろと感じたことを詰め込んだ熱量を感じた。
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全く知らない世界、お仕事の話でもすぐに深くはまり込んでしまうのはやっぱり作者さんはすごいなと改めて思いました。
分厚目な本ですが最後まで楽しく読めました。
話としても面白いのですが、原作を映像化する事について作者の気持ちが書かれています。以前読んだエッセイ集に書かれていた作者の思いが物語の中にも書かれています。
エッセイ集を読んでから作品を読むとまた違う面白さや気付きがあります。
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有川浩あらため有川ひろの映画制作を舞台にしたお仕事小説
『天翔ける広報室』がまんま有川浩原作のテレビドラマ『空飛ぶ広報室』
『みちくさ日記』は同じく有川浩原作の「植物図鑑」らしい
『罪に罰』は本当に映像化作品されてみたら読みたいと思った
主人公の良井良介はじめキャラが皆立っていてぐいぐい読める
有川浩の文体は苦手だったが、この作品と『フリーター、家を買う』はすんなり物語に入ることができた
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出てくる人物1人1人が魅力的で一気に読了しました。個人的には実力もありつつ、主人公の伊井や幸ちゃんの下を支え、縁の下の力持ちもこなす殿浦さんが一番つぼでした。短編的な作りになっていて、伊井たちの会社が扱う作品ごとに編が変わっていき読みやすかったです。その中で伊井が成長していき、自分もこんな経験してみてーと強く思いました。映画、ドラマの制作の裏側を見れ、知らなかったことを知れたのもよかったです。
図書館で借りて読んだんですが、買います。笑
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映画、好きなんす。
でも、批判は
しないように
してるんす。
まんがいち、その作品を
好きな人もいるかもだから。
だけど、これ読んだら
受け手もさることながら
送り手も色々ありながらの
なんだなぁーと。
そんな、作品。
相変わらず、有川さんは
細かな心情を描いて
泣かしてくる。笑
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色んなキッカケで人の人生は切り拓かれていくんだなという想いと共に、そこで懸命に生きると不思議と色んなものを手にできるんだなと感じた。人それぞれの人間味あふれていて、だからこそ、映画やドラマの撮影現場の熱量が伝わってくる。読んでいて、前向きになれる、気持ちのいい小説です。
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有川さんの本、久し振りに読むのだけれど、いつの間にやらお名前を変えてらっしゃったのね。(3年近くも経つのに今まで気がついていませんでした)
夢をもって上京してきながら今は歌舞伎町でビラ配りをしている主人公が、ひょんなきっかけで憧れだったドラマ制作の現場に入って、ドジを踏みながらも、持ち前の性格と行動力で成長していく、というお話。
第一話 いつものこの作者のテイストで進められる話は読み心地は悪くはないが、紆余曲折もなく現場に入り込んで、いつの間にやら主演女優にいじられるようになるなんて、新味もなくてなんとなく面白くない。自分の作品をネタにするのも感心できず。
第二話 監督の横暴さにチーフ・サード助監のクズっぷり、殿浦・佐々の出来の良さはありがちではあるが、ドラマや映画製作の現場の雰囲気はよく知れた。
第三話 そう言えば少し前に映画監督のセクハラ(性加害)って話題になったよね。
第四話 再び自作ネタ、且つご本人まで登場。臆面もなく自画自賛されて、とても居心地が悪い。
第五話 描かれる映画の企画といい作家先生の風格といい大団円に相応しい展開のはずだったのに、最後になってカタルシスもなくスケールの小さな話でまとめられてしまい残念。
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有川さんの新作が出るとつい買ってしまう。
今回もさすがだった。読みやすくて、ひきこまれて、お仕事系のおはなしは、裏側も描かれてる感が適度にあって専門的過ぎず、ほんとうに門戸が広いなとおもう。
登場人物たちの仕事に向き合う姿勢、かっこいい!こんな風に仕事に向き合えるの本当にすごいし、ここまで熱くなれたら幸せだろうなあ。
歌舞伎町のバイトからとんとん拍子で進みすぎるところはフィクションなので、、、ということで。
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するする読めて元気をもらえるお仕事小説。
元気系でありながら無鉄砲すぎず、イマジンを働かせるのが美味いイーくん、この物語の主人公として完璧。ひたすら素直で相手を警戒させない人たらし能力は、この業界でなくともめちゃくちゃ重宝するやろうな。
有川ひろ作品は周囲に出来た大人が多いぶん、悪役キャラとの人間性の落差にうっとなる(胃もたれする?)時があるけど、この作品ではあまりそういう感覚にはならなかったかも。イーくんがわき目をふらずに仕事に打ち込んでるからかな?
いくらでもシリーズ化できそうなので、次はホラー映画と漫画実写化と日曜劇場を題材にして欲しいなあ。
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映像業界に飛び込んだ青年の奮闘を描くガテン系のお仕事小説^^
作者の描くお仕事小説としては「県庁おもてなし課」があるけれど、ノリはむしろ「キケン」が近いか
主人公が社長や先輩に鍛えられながらとにかくがむしゃらに走るところが清々しい。
取り上げている作品が初っ端から「天翔ける広報室」というもちろん作者の「空飛ぶ広報室」をモデルにしてて、実際にドラマ化されてヒロインをガッキーがやっていたのを思い出し、もうキャストはそういう目でしか見れなくなってしまった。なのでガッキーに気に入られた主人公がめっちゃ羨ましい^^
その他にもいろんな現場の、それぞれのエピソードが描かれるのだけど、個人的に一番のキモはどんな状況でも諦めず最善を尽くした結果は次に繋がっていくんだって言うところ。
そう言う場面に遭遇すると何度も胸が熱くなった。
前々から作者は取材で書く作家だと思っているのだけどこれも明らかに取材がすごく活きているお話だと思う。
うん、面白かった。
また一つ作者の好きな作品が増えた。
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イー君は、若いうちにきちんとした大人に会い、同僚に恵まれてよかった。この人たちといる限り道を踏み外すことは無い。
この物語も、他社の人の視点で見れば、もっと息苦しい展開になったと思う。嫌な大人の下にも部下がいて、毎日かかわりあって生きていかなければならないのかと思うと悲しくなった。
それぐらい、イー君は人に恵まれている。
人生は、本人の努力と運で出来ているのかなと思う。