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一番の学びはDXって内製化なんだということ。だとしたらDX人材不足は納得。なぜそうなのか?これまでのIT化は外注。それだと時間がかかる(企業→外注→企業→外注の流れは、企画してプロト作って見てもらって直しての行き来の繰り返し)。普通の進め方と思っていたが、時間がかかっているという認識なんだ。社員全員で取り組まないと、新しい競争原理に対応できない。全て自社でやろうとせず、外注でできる事は外に出す事が効率的と言われてたけど?と、デジタル化の変化の速さに驚いた。
後半はDXというより、プロジェクトの進め方指南。特にDXを志さなくても、プロジェクト運営一般として知っておいて損はない。ゴールまでは長期戦だが、短期的な結果を積み上げていく、でないと軋轢や疑念が生まれ変革のスピードが落ちてしまう。
DXは単にシステムを導入しておしまいではない。自社のみならず市場で、社会での課題を解決する課題を見つける力、定義する力(それにはなぜを繰り返す)、そしてそれをデジタルで解決していく。
成功には評価軸の変更も行う。それまで物売りだった人がこと売りに転じるには、求められることが変わるから。
DX成功例として紹介されていた、今後自動運転が浸透すると自動車保険がなくなるという危機感から所有データを生かしたビジネスを目指すとした損保ジャパン。目の付け所は立派だが、これがえてして、BIG MOTORとの取引増長につながってたら元も子もないな、とDXと関係ないところで思ってしまった。
あれば良かったな、と思うのは、業界毎に必要なDX。例えば製造業だとXXというソフトやプログラムが役に立つ等。
タイトルにある通りDXを知るための”1冊目”としては有用だった。
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タイトル通りDX本1冊目のDX初心者です。
聞いたことある横文字用語の理解と、DXの重要性の理解につながった。
人事として社内に目を向けた際にも活用ができる。デジタル人材の育成強化が急務。また、顧客=従業員と捉え、さまざまなDX戦略を組織改革に活用が可能そうだ。
今までふんわりとした理解だったので、とりあえず業務のなかでもで 紙からデジタルにかわったものがあればアホの一つ覚えのように「DX!DX!」と叫んでいたのが恥ずかしいです。
これからは人材データをうまく分析、判断し社内に還元(サービス)できるよう取り組みたい。
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「DX、何から始めよう?」って人にはうってつけの一冊。
社内唯一のシステム担当者で、子会社に委託してシステム周りを運用しています。いわゆるDXも担当領域です。
ただ、企業ではない団体で、ここに出てくるビジネスモデルからはことごとくズレるので直接的なヒントはあまり得られませんでした。
それでも、頭の体操、組織形態や推進体制の考え方などはとても参考になりましたし、やりたいことのイメージが少し具体化できました。
2024年にはちょっと古い本だけど、パーっと流し読みするには悪くなかったです。