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様々な人物が人生のしがらみから救われる物語です。
純粋なミステリーとして読むと期待外れになるかもしれません。
それに味付けされた宗教、家族、精神観、また登場人物のキャラクター性が全て濃いもので、一度じゃ噛み砕ききれないなあといった印象をうけました。
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宇治でパン屋を営む幸せな家族を破滅に導くスイッチを押すかどうかのアルバイトに駆り出された女子大生。スイッチの機能を持ったスマホを置き忘れたら押されてしまった。押したのは誰で何のために押されたのか?
ゲーム小説かと思ったら、救いや悟りにつながる宗教の話だった。
二重三重に貼られた嘘や仕掛けがどんどん炸裂して行く、最終章は見事。
面白い。
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本屋でオススメされていて買いました。
「幸せな家族を壊すためにスイッチを押すのか押さないのか、悪意を持った人間がいるのか」
といった帯の言葉から、
悪意ある人間がいるのか、
いた場合は一体どんな理由でスイッチを押したのか、
押した人間がその思考に至るまでどんな人生を歩んだのか...等、人間の葛藤やそこに至るまでのバックグラウンドが書かれているのかと思い、そこに期待して読んだので、肩すかし感が否めなかったです。
実際はスイッチを押した犯人や殺人犯をみつける推理がメイン。
これはこれで面白かったですが、
登場人物たちの人物像の描写が浅かったのと
結末はいわゆるお涙頂戴感が強く、最後まで馴染めなかったです。
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スイッチを押すか迷うだけで130万もらえるバイト、とかいうインシテミルとか映画のesとかを想像して読み始めたけど、
物語は序盤に大きく動いて残り7割くらい謎解きっていう感じだった
しかもミステリーというよりは宗教・哲学って感じで、面白いのだけども、ミステリー好きにとってはミステリー以外のところが深すぎて退屈な感じもあるかも
内容ムズかしいけどすごくわかりやすい説明でモヤモヤ感はない。良作。
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驚く展開が続いて面白かった。
キャラクターがそれぞれ興味深い。
もしかしたら香川さんが最強かもしれないなぁ
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一ヵ月間何もしなくても百万円もらえるアルバイト。ただし、「押せば幸せな家族が破滅するスイッチ」を持って生活しなければならない・・・
軽妙な語り口だが、テーマは決して軽くないので、様々な読み方ができる作品だと思う。
内容紹介では「本格ミステリー長編」と書かれているが、私は「若者の成長とトラウマ克服の過程をミステリーという枠組みで描いた物語」だと感じた。
主人公たちと同年代の読者がどう感じるのか興味があるので、娘に紹介してみようと思う。
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当初期待していた話の展開ではなかったものの、
登場人物の箱川の幼稚園時代の体験によって作られてしまった考え方を今回の実験を通して変えることが出来た所が読んでいて面白かった。
私は「自分なんて」と自身に期待してはいけないというような考え方をしてしまうことがある。もっと自分を大切にするべきだと思い直すきっかけをくれる物語でした。
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悪意の実験。
スイッチを押したらパン屋の一家が崩壊。
デスゲームのような設定が面白くて、ワクワクしながら読んでいましたが、序盤から登場人物が多くて、内容がなかなか頭に入っていかなかった。
犯人を推理するシーンは面白かったです。
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大人になって、経験を積んだとしても周りからの評価(言葉)により、自分の価値を自分で下げてしまうことはある(経験が立ち直りを早くしてはくれるが)。自分の価値を下げることで考える作業を省けるから一時的には楽になる場合もあるかもしれないが、その余波は後で来る。でも考える作業は時間もエネルギーも使うし、周りの人話す過程でヒントを得ながらでないとなかなか前には進めない。励ましの言葉だって必要だと思う。
人の価値なんて関わる人や状況によっても変わる物だし、自分が居心地が良いと思える範囲で保っておけることが大事なのかなと思えた。
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積読から。
娘がこれ読みたいオモシロソウというので
先に読んどかなきゃ…と急いで読む。
心理コンサルタントの人が出てくると
MOTHER2のポーキーがでてくるときみたいな
変な音楽が頭に流れるのはなんででしょうね
脳内コイントスとかどんな高度な技術なのよ
あと光意?物語にでてくる宗教のいわゆる悟りを開いたみたいな状態、
でっかくでたね。
想像したよりどぎつくない。
想像してたより優しい。
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・登場人物が比較的少なかった&冒頭に登場人物を並べたページがあり、本を一気に読み切る集中力がない自分にとっては読みやすかった
・主人公の「自分を大切にできない」「大事な場面での選択を避けてきた」という部分に、そうなったきっかけこそ違うものの自分に重なるものがあると感じた
・人間の心理や宗教的な話がストーリーに密接に関わっており、物語の後半では特に宗教の話にフォーカスされており、しかし、登場人物たちの会話から理解出来るような分からりやすい内容になっていた
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・読む前はスイッチを巡って、誰が押したのか参加者同士が疑い合うようなギスギス・ドロドロした内容かと予想していた
→他の人のレビューにもあったが、期待していた内容とは異なる展開ではあったものの、主人公が友達の言葉で良い方向へ変わる様や、比較的ハッピーエンドであったこともあり、楽しく読めたのは良かった
(人間同士の醜い疑い合いや騙し合いを期待していたため☆3)
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押すとパン屋さんの援助が打ち切られてしまうスイッチ。押さなければ100万円。何だこの斬新な展開はと思って衝動買いした一冊。
しかもスイッチは前半早々に押されて、そこから殺人教唆やら宗教への依存やら盛りだくさん。
動機も含めた謎が美しく回収されてめちゃくちゃスッキリした反面、ちょっと青臭いなあと感じさせられる登場人物の言葉が、何だかライトノベルみたいな世界に感じて残念だった。
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悪とはなにか、善とはなにか、人とはなにか考えさせられる本です。これだけ聞くと難しそうですがこの本はそれを簡単に教えてくれます。
描写一つ一つが丁寧で私は綺麗だなと感じましたが回りくどいと感じる人もいるのではないかと思います。
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専門的な部分もあり、少々難しいと思いながらも読み終わる頃に面白くなっていく。特に桐山玲奈の言葉には心を打たれた。
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思ったより心温まる話だった。
ダークな怖い話を想像してると拍子抜けかも。スイッチが押されたあとが長かった。