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図書館での本の修理についてのノウハウを、区立図書館の職員がブックトーク形式の研修で報告する、というストーリー仕立ての本。
以前、公共図書館に勤めていた頃、都立中央図書館で開催された本の修理の研修に参加したことがある。眞野さんが講師だった。会場になった都立中央の修理のための部屋は、素晴らしかった。
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本の修理・修復を扱った本かと思ったら、話はもっと大きく、図書館の資料保全の方法、そしてそのイデオロギーを解説する本であった。当方、司書ではないが、非常に興味深く読ませてもらった。図書館関係者はもちろんだが、ただの本好きにもぜひ読んでもらいたい。いつだったか、近所の半地下の図書館が水没したのを思い出したな。
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図書館資料の水漏れ対策を基にストーリー仕立てで資料の保存について書かれた本。修理は最後の手段。治すよりも予防。「卵が先か鶏が先か」と言う話になってくるのですが、図書館の利用推進と相反する保全。実際に水で濡れてしまった本の修理方法より、利用のための資料保存、5つの方策という話の部分が、図書館で働き始めた初心者の私にとっては非常に参考になりました。難しい話もありましたが全編通して「目に鱗」状態でした。