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借りたもの。
映画『シン・ウルトラマン』公開に伴い、有名SF作品におけるSFを研究者に分析、その魅力を語っている特集。
『シン・ゴジラ』における「進化(変態)」「新元素」「極限環境微生物」…
東日本大震災と原発事故という悪夢のような光景を日本の共通認識として持っていたが故に感じるリアリティだけでなく、先端科学を盛り込んだ壮大なフィクション。
ゴジラが生み出した新元素は119番以降の超重元素で「安定の島」に属する同位体ではないか…
核融合利用をシステムを有しているゴジラが内包しているのはまるで「宇宙」――核融合による元素変換、いわば錬金術――を内包しているのではないか?
劇中でキーになる折り紙は2タイプあり、人型と鳥型?があった。分子構造の三次元化の話に、折り紙の蛇腹折がが宇宙開発に貢献している話など。
『シン・ウルトラマン』は物理学ネタの宝庫。「プランクブレーン」「マルチバース」について。超ひも理論。
ウルトラマン(リピア)が光の星の高度な物理学情報を研究者がわかりやすいように論文の形でまとめたものを解説。劇中に出てくる宇宙の全てを支配する数式について、京都大学の橋本幸士の協力。…何気に『GODZILLA 星を喰う者』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でも協力してた模様。
超重元素「スペシウム133」研究所説。
原子核に関する研究の現在と、超重元素133は「安定の島」にいるのではないか?という仮説。
【『シン・ウルトラマン』は科学的にすごい!】( https://youtu.be/Z4bsEjMYOhw )で「元素番号133を日本人が発見して、是非ともスペシウムという名前を付けてほしい」と言っていた事を思い出す。
『仮面ライダービルド』は物理学の宝庫。
黒板に書いてある式は本物の方程式。シュレーディンガーの猫や重力波、蔵本転移など。…それを懇切丁寧に解説。
SF小説『三体』に見る天文学最前線。
出てくる量子通信について、従来の通信にはできない通信ができるが、情報を「瞬時に」送る事はできない。
『天気の子』に描かれる気象について。